Googleサーチコンソールの使い方をやさしく解説【初心者向け】

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サーチコンソールを使いたい人「ブログ運営ツールで有名なサーチコンソールを使いたい。サーチコンソールの導入・設定は済んだので、実際の使い方を教えて下さい。」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • Googleサーチコンソールの使い方を網羅的に解説

こんにちは、ヒデハルです。
ブログ歴は3年ほど。

Googleサーチコンソール(Google Search Console)は、サイトの改善やSEO対策には欠かせないツール。

ブログ運営をするなら、ぜひとも使い方をマスターしましょう。

サーチコンソールの導入・初期設定がまだの方は、Googleサーチコンソールとは?登録・設定を解説【初心者向け】をご覧のうえ、先に済ませておいてください。

本記事では、サーチコンソールの導入・初期設定が済んだ方向けに、サーチコンソールの使い方を全て解説します。

サーチコンソールの使い方ガイドとして活用してください。

目次

使い方①:サマリー

「サマリー」はサイトの状況をパッと確認するときに使います。

サーチコンソールにログイン後、左メニューから[サマリー]をクリックしてみましょう。

すると、以下の4項目の概要がパッとわかります。

  • 検索パフォーマンス
  • カバレッジ
  • エクスペリエンス
  • 拡張

それぞれの項目で、[レポート全体]をクリックすると、詳細画面に移ります。

Search Consle Insights

Search Consle Insightsでは、次のようなデータを簡単に把握できます。
・ユーザーがコンテンツをどのように発見したか
・ユーザーがどのコンテンツをどのように消費したか

こうした情報を、サーチコンソールとアナリティクスの2つのツールを連携させることにより、見やすい形でSearch Consle Insightsは提供します。

サマリー画面の右上にある[Search Consle Insights]をクリックしてみましょう。

以下のように、サイトのパフォーマンスを簡単に把握できます。

上記の他にも、
・最も人気のコンテンツ
・最も多く検索されたクエリ
・最も急上昇中のクエリ
・他サイトからの参照リンク
を確認できます。

データは直近28日間。変更はできません。

サーチコンソールとGoogleアナリティクスを普段から使いこなしている方にとっては、このSearch Consle Insightsは見る必要はありませんが、初心者にとってはありがたい機能です。

このSearch Consle Insightsで、全てのデータを入手するには、サーチコンソールとアナリティクスとを関連付けしておく必要があります。

両ツールを関連付ける方法は、Googleアナリティクスの登録・設定方法【初心者向け】をご覧ください。

関連付けした情報は、Search Consle Insightsの一番下に表示された以下のメニューをクリックすると確認できます。

使い方②:検索パフォーマンス

「検索パフォーマンス」メニューでは、クリック数や表示回数、掲載順位、検索クエリなど、文字どおりサイトのパフォーマンスを把握できます。

サーチコンソールの中で最も使うのが、この「検索パフォーマンス」ですね。

左メニューから[検索パフォーマンス]をクリックしてみましょう。
以下のように、「合計クリック数」と「合計表示回数」を確認できます。

「平均CTR」と「平均掲載順位」にチェックをつけると、4項目全てを確認できます。

※[CTR]とはクリック率のこと。[合計クリック数]を[合計表示回数]で割った値です。

[検索タイプ]メニューでは、デフォルトの「ウェブ」検索以外に、「画像」検索や「動画」検索に切り替えることもできます。

[日付]メニューでは、計測期間を切り替えることができます。「比較」を使うと、以下の感じで、パフォーマンスの変化がわかりやすいですよ。

検索クエリを確認する

検索パフォーマンスメニューの下部では、クエリ(検索キーワード)ごとのデータを確認できます。

次に、[ページ] をクリックします。

あなたが分析したい記事をクリックしましょう。

再度、[クエリ] をクリックして下さい。

すると、クエリが多い順に表示されます。

最も多いクエリ(上図の赤枠)が、あなたが狙ったキーワードと一致していれば、狙い通りの記事が書けてるってこと。スバラシイ!

反対に、あなたが狙ったキーワードと一致していないときは、原因を分析して下さい。

また、上図の青枠のように、あなたが狙ってないキーワードを参考にして、リライトや横展開をしていきましょう。

使い方③:URL検査(旧Fetch as Google)

URL検査とは

このURL検査は、2018年以前の旧サーチコンソールで「Fetch as Google」と呼ばれていた機能ですね。

通常だと公開した記事はインデックスされるまでに時間がかかります(長くて3ヶ月)。

※インデックスとは、クローラーが取得したサイト情報をGoogleの検索結果に登録すること。

URL検査を使うことでクローラーが素早くインデックスしてくれるので(およそ24時間以内)、SEOに有利です。

URL検査の使い方

メニューから[URL検査]をクリックします。

入力欄に、[登録したい記事のURL]を入力してEnterを押して下さい。

未登録のケース

Googleに未登録の記事だと、以下のような表示が出るので、[インデックス登録をリクエスト]をクリックしましょう。

インデックス登録のリクエストが完了すると、以下の表示が出ます。

登録済みのケース

登録済みの記事にインデックス登録をリクエストすると、以下の表示になります。このケースはこれでOK。

登録済みであっても、リライトしたときは、なるべく早くGoogleに教えるために、[インデックス登録をリクエスト]をクリックしましょう。

問題ありのケース

インデックス登録をリクエストしたときに、もしも以下のような警告メッセージが出たときには、早めに問題を修正しましょう。

今後、あなたが記事を公開したら、まずはURL検査でインデックス登録をしましょう!

使い方④:カバレッジ

カバレッジのメニューでは、ブログの記事が正しくインデックスできているかを確認できます。

メニューから[インデックス] > [カバレッジ]をクリックしてみましょう。4つの判定結果が表示されます。

カバレッジの判定結果

  • エラー:インデックスに登録されていない。即対処すべき
  • 警告:インデックスに登録されてるが、注意する問題あり
  • 除外:インデックスに登録されていない。原因調査が必要
  • 有効:インデックスに登録されてる。問題なし
※インデックスとは、クローラーが取得したサイト情報をGoogleの検索結果に登録することでしたね。

もしインデックスされていなければ、永久に検索画面に表示されることはないので、早急に対処しましょう!

下にスクロールすると、どのページがどんな理由でエラー表示されているかも分かります。各行をクリックして、エラー内容を確認して下さい↓

ブログ初心者のうちは、エラーが出てもどうすればいいのか悩むことが多いかと思います。そんなときは、サーチコンソールのインデックスカバレッジでエラー出た時の対策集をぜひ参考にしてくだささい。

使い方⑤:サイトマップ

サイトマップとは、サイトの全体像を示した地図のようなもの。

サイトマップには以下の2種類があります。
・HTMLサイトマップ(ユーザー向け)
・XMLサイトマップ(Google向け)

サーチコンソールのサイトマップメニューを使うと、XMLサイトマップをGoogleに知らせることができて、クローリングやインデックスを促進できます。

サイトの構成や更新情報を、Googleに早く知ってもらうことができるってことです。

サイトマップメニューの使い方は、大別すると以下の2ステップ。

  • 手順①:サイトマップの作成
  • 手順②:サイトマップの送信

順に見ていきます。

手順①:サイトマップの作成

XMLサイトマップを作成する方法がいくつかあります。
今回は、WordPressの「Google XML Sitemaps」というプラグインを使う方法を紹介します。

なお、WordPressで「All In One SEO Pack」というプラグインを使ってる方は、両プラグインのサイトマップ機能が競合しないようにご注意ください。詳しくは、All In One SEO PackでGoogle XML Sitemapsとの競合エラーが出た時の対処法をどうぞ。

WordPressの管理画面で、[プラグイン] > [新規追加]をクリックし、検索窓に「Google XML Sitemaps」と入力します。

表示されたGoogle XML Sitemapsをインストールして有効化します。

初期設定

WordPressの管理画面で[設定] > [XML-Sitemap]をクリックします。
[基本的な設定]において、[HTML形式でのサイトマップを含める]のチェックを外しましょう。

上記にチェックがついてると、noindexが含まれた「sitemap.html」が生成され、サーチコンソールのカバレッジで「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」とエラー指摘されてしまうからです。詳しく知りたい方は、サーチコンソールのインデックスカバレッジでエラー出た時の対策集を参考にどうぞ。

[投稿の優先順位]は「優先順位を自動的に計算しない」を選択します。

[Sitemapコンテンツ]は、以下の4つにチェックをつけると、クロールを最適にできるのでおすすめです。

[Excluded Items]は何もチェックをつけなくてOK。

[Change Frequencies]では、ページの更新頻度をします。この設定をヒントに、クローラーがあなたのサイトを巡回します。迷うなら以下の設定にしましょう。

[優先順位の設定]では、優先度を1.0(非常に重要)から 0.1(ほとんど重要ではない)の範囲で指定します。迷うなら以下の設定にしましょう。

最後にページ最下部にある[設定を更新]をクリックします。

手順②:サイトマップの送信

サーチコンソールの画面で、[サイトマップ]をクリックしましょう。
[新しいサイトマップの追加]のところに「sitemap.xml」と入力し、[送信]をクリックします。

以下の表示が出れば成功です。

同様の手順で、次は「feed」と入力し、[送信]をクリックします。

最後に「sitemap.xml.gz」と入力し、[送信]をクリックします。

ステータスが3つとも「成功しました」と表示されたら完了です。

「Google XML Sitemaps」というプラグインを使えば、今後は何もすることはありません。サイトの情報を自動でGoogleに知らせてくれます。

XMLサイトマップ送信履歴を確認する方法

上記画面で「/sitemap.xml」をクリックしたのち、[サイトマップを開く]をクリックします。

すると、Googleに送信しているサイトマップ一覧が表示されます。

Googleにサイトマップをきちんと送信しているか気になる方は上記を確認してみてください。

使い方⑥:削除

使い方⑦:ページエクスペリエンス

使い方⑧:ウェブに関する主な指標

使い方⑨:モバイルユーザビリティ

モバイルユーザビリティとは

モバイルページ(スマホ)で表示した時に、問題がないかをチェックする機能です。

モバイルユーザビリティの使い方

メニューから[モバイルユーザビリティ]をクリックすると、[エラー]と[有効]が表示されます。

「③カバレッジ」と同じような画面ですね。こちらも各項目をクリックすることで、詳細に内容を確認できます。

エラーが表示されている場合は、モバイル対応が行われていません。

現在は、モバイル対応をしていることが、順位に影響を及ばすようになっているので、対処しときましょう。

使い方⑩:パンくずリスト

「パンくずリスト」のメニューでは、パンくずリストのエラーをチェックできます。

パンくずリストとはこんなやつですね。

サイト内にパンくずリストを設けていない方は、この「パンくずリスト」メニューを使う必要はありません。

以降では、サイト内にパンくずリストを設けるメリットと、サーチコンソールの「パンくずリスト」メニューの使い方を解説します。

パンくずリストを設けるメリット

パンくずリストを設けると、対ユーザーにも、SEO対策としてもメリットがあります。

  • ユーザーは、サイト内のどの場所にいるのかをパンくずリストで把握でき、迷子になりにくくなる
  • Googleにもサイトの構造を伝えやすくなるので、クローラービィリティが上がる
  • パンくずリストを構造化マークアップ(※1)すると、検索結果画面でURLの代わりにパンくずリストが表示されることがある(※2)。アルファベットが並ぶURLよりも、ページ情報がわかりやすいので、クリック率向上が見込める

※1:実装が必要
※2:特別な表示がされた検索結果はリッチリザルトと呼ばれる

「パンくずリスト」メニューの使い方

サーチコンソールのメニューから[パンくずリスト]をクリックしてみましょう。
[エラー][警告あり][有効]の3つが表示されます。

それぞれの意味は以下のとおり(参照:Googleヘルプ)。

  • [エラー]:パンくずリストになにかしらの問題があるもの。Google検索にリッチリザルトとして表示されない
  • [有効(警告あり)]:Google検索にリッチリザルトとして表示される。ただし、何かしらの問題があるもの
  • [有効]:正常なパンくずリスト。Google検索にリッチリザルトとして表示される
リッチリザルトとは、特別な表示がされた検索結果のこと。

上記の結果で、[有効]としてカウントされていればOKです。

[エラー]や[有効(警告あり)]を指摘されているときは、詳細を確認して、対処しましょう。

また、パンくずリストをサイトに設けているつもりだけど、[有効]としてカウントされないときは、shecma.orgでパンくずリストを構造化マークアップしましょう。

ただし、上記の対処は実装が必要でして、ソースコードをほとんどいじったことが無い方にはハードルが高いです…。

よってブログ初心者の方であれば、このパンくずリストの対応はあとまわしでOK。

もしも、パンくずリストのエラーを解決してやるぜって方は、サーチコンソールでパンくずリストがエラー・警告・非カウントになる原因をご覧のうえ、挑戦してみてください。

使い方⑪:セキュリティと手動による対策

「セキュリティと手動による対策」メニューでは、以下の2つを確認できます。
・「手動による対策」が行われたか?
・セキュリティの問題があるか?

「手動による対策」の確認

「手動による対策」とは、Googleの担当者が目視であなたのサイトを確認して、ウェブマスター向けガイドライン(品質によるガイドライン)に違反していた場合に、対策を行うことです。

対策を行うとは、ペナルティーを課すということ。

もしサイト全体に対策が実施されてしまうと、すべてのページが検索結果に表示されなくなってしまいます。

上記の対策が行われたかどうかを確認できるのが、このメニューです。

サーチコンソールのメニューから[手動による対策]をクリックしてみましょう。
以下の表示がでれば問題ありません。

セキュリティの問題の確認

あなたのサイトにセキュリティの問題があるかを確認できます。

サイトがハッキングされている、あるいは、サイトへの訪問者に損害を与えそうな動作が検出された場合に、このメニューで指摘されます(参照:Googleヘルプ)。

サーチコンソールのメニューから[セキュリティの問題]をクリックしてみましょう。
以下の表示がでれば問題ありません。

使い方⑫:リンク

「リンク」メニューでは、自サイトがどれだけ被リンクをもらっているか確認できます。

メニューから[リンク]をクリックしてみましょう。
[外部リンク]、[上位のリンク元サイト]、[内部リンク]が表示されます。

確認できることは以下のとおり。

  • 外部リンク:自サイト以外のサイトがリンクしてくれたページのランキングとリンク数
  • 上位のリンク元サイト:外部からリンクしてくれているサイトのランキングとリンク数
  • 内部リンク:自サイト内の各ページ同士でリンクを貼ったランキングとリンク数

外部リンクは、GoogleがWebサイトの評価で重要視する項目です。どんなサイトから被リンクされているかはチェックしておきましょう。

特定の記事への内部リンクを調べる方法は、サーチコンソール「検出−インデックス未登録」の原因と対処法の記事で詳しく解説してますので、そちらをご覧ください。

低品質な被リンクを否認する方法

外部リンクの中に、低品質なWebサイトがある場合は、要注意です。
低品質なWebサイトから被リンクを受けていると、あなたのサイトがGoogleからマイナス評価を受ける可能性があるからです。

低品質なWebサイトとは、Googleの定める品質ガイドラインに違反したページのことですね。

サーチコンソールを使えば、低品質な被リンクを否認することができます。

めったに使うことはない機能ですが、もしも使う場合は、Googleのヘルプ(サイトへのリンクを否認する)をご覧になり、慎重にお使いください。

まとめ:サーチコンソールを使って、サイト改善をしよう

Googleサーチコンソールの使い方をひとおとり解説しました。

サーチコンソールは、サイトの改善は欠かせないツールです。

本記事を参考にして、ブログ運営に活用していきましょう。

なお、サーチコンソール以外でブログ運営に必須のツールは、以下で紹介しています。あわせてご覧ください。
» ブログアフィリエイトのおすすめ便利ツール13選【初心者必見!】

また、SEOに関する記事は以下にまとめてますので、参考にどうぞ。
» 【ブロガー向け】SEO対策の完全マップ

今回は以上です。

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