XML Sitemap & Google Newsの設定方法・使い方【サーチコンソール連携も紹介】

XMLサイトマップ生成用のプラグイン「XML Sitemap & Google News」の使い方がわかりません。教えてください。

hideharu

こういった疑問にお答えします。

本記事では、XMLサイトマップ生成用のプラグイン「XML Sitemap & Google News」の設定方法や使い方を解説します。

XMLサイトマップをGoogleに送信すれば、サイトの構成や更新情報をいち早くGoogleに伝えることができるので、SEOに有利です。

とはいえ、

  • XMLサイトマップって何?
  • このプラグインの設定方法は?
  • サーチコンソールとの連携方法?

と、お困りの方も多いでしょう。

そこで今回は、上記をわかりやすく解説しました。サイトのSEO改善につなげたい方はぜひご覧ください。

今回紹介するプラグイン「XML Sitemap & Google News」は、WordPressテーマ「SWELL」の推奨プラグインにもなってます。

目次

XMLサイトマップとは

サイトマップとは、サイト(ブログ)のすべてのページの情報を一覧化したもので、2つの種類があります。

形式用途
XMLサイトマップXML検索エンジンに登録するために、クローラー(ロボット)が読み取るもの
HTMLサイトマップHTML閲覧者(ユーザー)がページを探すために、ブラウザで表示されるもの
サイトマップの種類

本記事で解説するのは、1つめのXMLサイトマップです。

XMLサイトマップを生成するメリット

XMLサイトマップをGoogleに通知すれば、サイト構成や更新情報をGoogleに伝えることができます。

そうすれば、クローリング、ひいてはインデックスを促進できるので、SEOで有利になるのがメリットです。

なお、クローリングやインデックスがよくわからない方は以下をご覧ください。
>> 【SEO入門】ブログ初心者が最低限やるべきSEO対策5つ

XMLサイトマップを生成する方法

XMLサイトマップを作成する方法は、大別すると以下の2つの方法があります。

  • WordPress5.5からコアに追加されたXMLサイトマップ機能を使う
  • XMLサイトマップ作成用のプラグインを使う

結論は、プラグインのXML Sitemap & Google Newsを使うのがおすすめです。

以下でその理由を説明します。

WordPress標準のXMLサイトマップは非推奨

WordPress 5.5から標準でXMLサイトマップが出力されるようになっています。

ただし、WordPress本体が作るXMLサイトマップは、設定画面もなく、かなり簡易的な機能です。

WordPressコアのXMLサイトマップ機能
  • リスト優先度(Priority)の設定ができない
  • リスト更新頻度(Change Frequency)の設定ができない
  • リスト更新日時(Last Modified)の設定ができない
  • カテゴリーやタグの除外設定ができない
  • URL単位のページ除外・追加設定ができない

よって、WordPress標準のサイトマップ機能は推奨しません。

プラグイン「XML Sitemap & Google News」がおすすめ

というわけで、WordPress本体のサイトマップではなく、SEOを考慮して細かい設定のできるプラグインがおすすめで「XML Sitemap & Google News」が一番おすすめです

細かい設定ができるだけのプラグインなら他にも候補はありますが、XML Sitemap & Google Newsを一番おすすめする理由は以下のとおり。

XML Sitemap & Google Newsを一番おすすめする理由
  • 動作が安定している
  • SWELLとの相性が良い

おすすめ理由1: 動作が安定している

XML Sitemap & Google Newsは動作が安定しているのでおすすめです!

以前は、「Google XML Sitemaps」が有名でしたが、開発がストップしました。その後、「XML Sitemaps」に名称が変わったのち、不具合が多発しました。2023年には名称が「XML Sitemaps Generator for Google」に変更されました。この系列のプラグインは動作の安定性にリスクがあるので、おすすめしません。

おすすめ理由2: SWELLとの相性が良い

XML Sitemap & Google Newsは、XMLサイトマップ生成に特化していて、本サイトがおすすめするWordPressテーマ「SWELLとの相性が良いのでおすすめです。

たとえば、プラグイン「All in One SEO」は、XMLサイトマップ生成以外の機能が、SWELLで必須のプラグイン「SEO SIMPLE PACK」と競合します。SWELLの開発者も「XML Sitemap & Google News」をおすすめしています!

WordPressテーマ「SWELL」前提のお話になってしまいましたが、SWELLってホントおすすめのテーマなので、この機にSWELLの導入を検討してはどうでしょうか?

XML Sitemap & Google Newsを導入する際の注意点

注意点は以下の2つ。

  • XMLサイトマップ生成用の類似プラグインを無効化する
  • プラグイン「Disable WP Sitemaps」は不要

注意点1: XMLサイトマップ生成用の類似プラグインを無効化する

XMLサイトマップ生成用のプラグインを複数有効化している場合、競合して正常に動作しないことがあります。

競合して正常に動作しない例:
>> All In One SEO PackでGoogle XML Sitemapsとの競合エラーが出た時の対処法

特に以下のプラグインをインストールしている方は、プラグイン自体を無効化するか、XMLサイトマップの機能を無効化しましょう。

競合するXMLサイトマップ生成プラグイン
  • XML Sitemap Generator for Google
  • All in One SEO
  • Yoast SEO

類似プラグインを無効化した後、サーチコンソールにXMLサイトマップを登録済みの方は、以下の手順で、XMLサイトマップを削除しておきましょう。

登録済みのXMLサイトマップを削除する方法
  • Googleサーチコンソールの「サイトマップ」メニューを開く
  • 「送信されたサイトマップ」から削除したいサイトマップを選ぶ
  • 右上の「三点リーダー」から「サイトマップの削除」をクリックする

注意点2: プラグイン「Disable WP Sitemaps」は不要

今回導入するXML Sitemap & Google Newsは、WordPress標準のサイトマップを自動で無効化してくれます。

よって、WordPress標準のサイトマップを無効化するプラグイン「Disable WP Sitemaps」を導入する必要はありません。

XML Sitemap & Google Newsの設定方法と使い方

XMLサイトマップをGoogleに通知する流れ

XML Sitemap & Google Newsを設定すると、「sitemap.xml」が出力されます。
そのsitemap.xmlを、Googleサーチコンソールに登録すれば完了です。

本章では、XML Sitemap & Google Newsの設定方法を説明します。

XML Sitemap & Google Newsのインストール

まず、WordPress(ワードプレス)でXMLサイトマップを作成するために、プラグイン「XML Sitemap & Google News」をインストール・有効化します。

WordPressにログインしたら、左メニューの[プラグイン]>[新規追加]をクリックして、検索窓に「XML Sitemap & Google News]を入力します。

プラグインがヒットするので、「今すぐインストール」をクリックします。

インストール完了したら、「有効化」をクリックします。

Google XML Sitemap Generator」や「XML Sitemaps(旧Google XML Sitemaps)」は名前は似ていますが、別のプラグインです。お間違えないように。

XML Sitemap & Google Newsの表示設定

左メニューの[設定][表示設定]をクリックして、表示設定画面を開きます。

  • 検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェック:OFF
  • 「XML サイトマップインデックス」のチェック:ON

最後に「変更を保存」をクリックします。

「XML Sitemap & Google News」には、robots.txtを編集する機能があります。ただし、設定を誤ると正しくクロールされず、インデックスされなくなるおそれがあります。よくわからない場合は[robots.txt の追加ルール]を変更しないようにしましょう。

XML Sitemap & Google NewsのXML設定

左メニューの[設定] > [XML サイトマップ]をクリックします。

「一般」タブ(重要度:高)

一般タブでは、

  • サーバー:プラグイン
  • 投稿者を無効化にする

に設定して、「変更を保存」します。

設定項目説明おすすめ設定補足
サーバーXMLサイトマップのURLが変わるプラグインに変更サーバーが[WordPress]のままだと、URLがWordPress標準のXMLサイトマップ(wp-sitemap.xml)になります。
「sitemap.xml」にしたい場合は、[プラグイン]に設定を変更してください。
タクソノミーを無効化カテゴリー、タグなどを含めないOFFのままタクソノミーとは、カテゴリータグなどの総称。タクソノミーは、必ずONに変更します(サイトマップに含める)。
カテゴリーページやタグページは、SEO対策可能なページとなっています。
投稿者を無効化authorページを含めないONに変更著者アーカイブ(authorページ)は、使用していなければOFFに変更します(サイトマップに含めない)。
一般タブの設定

「投稿タイプ」タブ(重要度:中)

投稿タブでは、デフォルトのままでもOKです。

設定項目説明おすすめ設定補足
投稿を含める投稿をサイトマップに含めるデフォルト(ON)のまま
固定ページを含める固定ページをサイトマップに含めるデフォルト(ON)のまま
分割(投稿のみ)サイトマップの分割方法投稿頻度がとても高い場合は「月」単位に変更XML Sitemapsは月単位に設定されていました。「分割なし」は避けましょう
優先度クロール優先度重要な場合は数字を上げる優先度はあくまで参考で、検索エンジンが優先度通りにクロールするとは限りません。数字は大体でOK。
優先度を自動計算する古さ、コメント数などで自動計算重くなるためOFFのまま
新規コメント毎に最新変更日を更新するコメント時に更新日を変更コメントが多いサイトならON
imageタグを付与URLに付与する画像ファイルお好みでimageタグは記事に関連づけられている画像だけです。アップロードしたすべての画像サイトマップが作られるわけではありません
投稿タイプの設定

テーマ機能やカスタマイズなどによって、投稿や固定ページ以外のカスタム投稿タイプが表示されている場合があります。たとえば、SWELLの場合は「LP」というカスタム投稿タイプが追加されます。LP機能を使用する場合だけ「LPを含める」に変更します。

「タクソノミー」タブ(重要度:中)

タクソノミータブでは、サイトによって設定を変更してもいいですが、デフォルトのままでもOKです。

設定項目説明おすすめ設定補足
優先度クロール優先度数字を上げてもいい(0.5〜)優先度はあくまで参考で、検索エンジンが優先度通りにクロールするとは限りません。数字は大体でOK。
優先度があまりに低いページであれば、サイトマップから除外した上で、noindexに設定することも検討してください。
優先度を自動計算する投稿数で自動計算重くなるためOFFのままタクソノミーとは、カテゴリータグなどの総称。タクソノミーは、
サイトマップあたりの最大ターム数サイトマップの分割サイズ多すぎると重くなる
これらのタクソノミーに限定:カテゴリーやタグを除外すべて表示する場合は空欄のままカテゴリーもタグもすべて表示する場合は空欄のままにしておいてください。全て空欄なら全て表示されますが、チェックした場合はチェックしたものだけが表示されます。
タクソノミーの設定

「高度な設定」タブ

高度な設定は、通常の使い方であればそのままでOKです。

設定項目説明おすすめ設定
XML Sitemap の URLサイトマップのファイル名無料版では変更できません
外部のwebページサイトマップに追加する別サイト別WPで作ったページ単位で追加
外部の XML サイトマップサイトマップの分割サイズサイトマップに追加する別サイトマップ
高度な設定タブの設定

以上で、XMLサイトマッププラグイン「XML Sitemap & Google News」の基本的な設定は完了です。

GoogleサーチコンソールでXMLサイトマップを登録する方法

前章では、XML Sitemap & Google Newsを使って、「sitemap.xml」を出力しました。

本章では、出力したsitemap.xmlを、Googleサーチコンソールに登録する方法を解説します。

Googleサーチコンソールの登録がまだの場合は、以下の記事をご覧のうえ、先に登録してください。

XMLサイトマップの登録方法

サーチコンソールを開き、左メニューの「サイトマップ」をクリックします。

サイトマップのURLを入力して「送信」をクリックします。

サイトマップは、以下の3つを登録してください。

URL用途登録する理由
sitemap.xml作成されるXMLサイトマップクローラは、リンクを辿ることで新しいページを発見する。XMLサイトマップを登録しておけば、新たに追加したページをすぐに見つけてもらえる
sitemap.xml.gz圧縮されたXMLサイトマップXMLサイトマップは、サイトの全てのページが記載されているため、インデックスに時間がかかる。ファイルを圧縮するのことで、少しでもインデックスを高速化する。
feedRSSフィードXMLサイトマップは、サイトの全てのページが記載されているため、クロールに時間がかかる。RSSフィードは、最新のいくつかのページのみ記載されているため、クロールに時間がかからない。
登録するサイトマップ

ステータスが3つとも「成功しました」と表示されたらOKです。

・「取得できませんでした」と表示される場合は、しばらく時間を置くか、何度か送信してみてください。
・sitemap.xml.gzは、サーバーが対応していない場合「取得できませんでした」と表示されます。

以上で、GoogleサーチコンソールにXMLサイトマップを登録する設定は完了です。

XMLサイトマップが出力されているか確認する方法

あなたのサイトのXMLサイトマップにアクセスしてください。

> https://ドメイン名/sitemap.xml

以下のような画面が表示された場合、XMLサイトマップは問題なく出力されています。

sitemap.xml.gzは表示されません。

WordPress本体のXMLサイトマップ機能への対応:
前述のとおり、「XML Sitemap & Google News」では、WordPress本体のXMLサイトマップの出力を停止する必要はありません。
> https://ドメイン名/wp-sitemap.xml
上記のデフォルトのXMLサイトマップにアクセスすると、リダイレクトされるはずです。コードの追加などは必要ありません。

よくある質問への回答

「Google XML Sitemap Generator」「XML Sitemaps(旧Google XML Sitemaps)」というプラグインとは違う?

違います。

WordPress標準のXMLサイトマップを使用しないのはなぜ?

WordPress本体の機能では、簡易的なXMLサイトマップしか出力できないから。本文参照ください。

検索エンジンにインデックスされないのはなぜ?

「https://ドメイン名/sitemap.xml」にアクセスして該当ページがサイトマップに出力されているか確認してください。

出力されている場合は、XMLサイトマップの問題ではありません。以下の記事を参考にしてください。
>> サーチコンソール「検出−インデックス未登録」の原因と対処法

まとめ:XML Sitemap & Google Newsを設定してSEO対策しよう

本記事では、XML Sitemap & Google Newsの設定方法や使い方を解説しました。

XML Sitemap & Google Newsとサーチコンソールを使うことで、XMLサイトマップをGoogleに送信することができます。

その結果、サイトの構成や更新情報をいち早くGoogleに伝えることができるので、SEOに有利です。

ぜひこの機に、XMLサイトマップを登録しておきましょう!

あわあせて読みたい

今回紹介したXML Sitemap & Google News以外のおすすめプラグインは以下をご覧ください。

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