ブログの検索順位を上げるために、SEO検索順位チェックツールを使いたい。Rank Trackerがおすすめらしいけど、導入手順や使い方が全くわかりません。教えてください

こういった疑問に答えます。
今回は、Rank Trackerの導入方法と使い方を紹介します。
ブログ記事の検索順位を上げたいなら、検索順位チェックツールの導入は必須です。
だって、検索順位チェックツールを使わずに、手動で順位を調べようと思ったら、それだけで1日が終わっちゃいますから。
複数の検索順位チェックツールのなかで、Rank Trackerはコスパ最強なのでおすすめです。
今回は、Rank Trackerの導入方法や使い方をわかりやすく解説しましたので、安心して読み進めてください。
Rank Trackerとは
Rank Trackerとは、SEO検索順位を自動で計測してくれるツールです。
WindowsとMacの両OSに対応しています。
Rank Trackerの料金プラン
Rank Trackerの料金プランは以下の3つ。
- 無料
- 有料(プロフェッショナル版)
- 有料(エンタープライズ版)
結論を先にいうと、個人ブロガーなら、有料のプロフェッショナル版一択です。
順に見ていきましょう。
無料版の特徴
無料版と有料版(プロフェッショナル)の機能を比較すると以下のとおり。
無料版 | 有料版 | |
---|---|---|
SEO検索順位のチェック | ||
プロジェクトの保存 | ||
競合他社の調査 | 1社 | 5社 |
指定時刻チェック | ||
データを クリップボードにコピー | ||
レポートの印刷 |
無料版は、ツールの感触をつかむにはいいですが、それを使い続けるのは無理ですね。
というのも、無料版だとデータの保存ができないから。
Rank Trackerを起動する度にSEOキーワードを入力しなおさないといけないし、順位変動をグラフ化するには、順位をエクセルにメモっておかないといけません…
Rank Trackerを導入する目的は、SEO検索順位測定の「自動化」なのに、これじゃ導入する価値がありません…
というわけで、無料版はあくまで「お試し」と考えましょう。
有料(プロフェッショナル版)の特徴
個人ブロガーなら、このプロフェッショナル版がおすすめ。
サイトとSEOキーワードは登録し放題で、個人で使うなら申し分ないからです。
プロフェッショナル版のお値段は、年間149ドル(税別)です。


年間149ドル?う〜ん、高いな…
と思うかもしれません。
でも月々でいえば約1,500円と、単行本1冊の料金と同じ。
本1冊の料金で、SEO対策の命といえる検索順位測定を自動化できるわけなので、決して高くありません。



そのうち元を取れるようになるので、必要経費と割りきりましょう。
有料(エンタープライズ版)の特徴
有料のエンタープライズ版は、企業向けでオーバースペック。
料金も年間349ドルとかなり高額ですし、これを選ぶ理由がありません。
参考:他のツールとの値段比較
他の検索順位測定ツールと料金を比較すると、Rank Trackerは格安でコスパが最高です。以下をご覧ください。
▼年間の料金比較
値段(ドル,税抜) | 値段(円,税込) | |
---|---|---|
RankGuru | – | 610円 |
Rank Tracker | 149ドル | 18,029円 |
GRC | – | 24,750円 |
Moz | 950ドル | 104,500円 |
Semrush | 1440ドル | 158,400円 |
RankGuruはMacOS対応のみ。異様に安いですが、使い物になりませんので、これは抜きで考えてください。
GRCは、Windows対応のみ。
実績あるツールですので、WindowsユーザーならGRCでも良いでしょう。ただ、Rank Trackerに比べると値段がちょっと高いですね。
Mozは、高機能ですが値段が高すぎ。
Semrushは、検索順位計測以外の機能も入ったオールインワンのツールなので、別格の値段。
このように、Rank Trackerは値段が安くてコスパが最高!
有名ブロガーもRank Trackerを愛用
月100万以上稼ぐブロガーもRank Trackerのプロフェッショナル版を使ってます。例えば、マナブさんやクニトミさん、Tsuzukiさんとか。
上級者ブロガーから信頼されて、なおかつコスパにすぐれるRank Tracker。月々の料金は単行本1冊ほど。



ブログで成果を出したい方なら、導入しない理由がありません。
Rank Trackerの導入手順4ステップ
ここからは、Rank Trackerの導入手順を解説します。
導入手順は以下の4ステップ。
- 手順①:無料版をインストールする
- 手順②:URLと検索エンジンの登録
- 手順③:有料のライセンスを購入する
- 手順④:ライセンスを無料版に紐づける
順に見ていきます。
導入手順①:無料版をインストールする
まず、Rank Trackerの公式サイトにアクセスします。
名前(ローマ字)と、メールアドレスを入力して、右側の[DOWNLOAD]ボタンをクリックします。


[Downrload]ボタンをクリックします。


ダウンロード後にインストールしましょう。
導入手順②:URLと検索エンジンの登録
インストールしたら[新規]をクリックします。


あなたのサイトのURLを入力して、[次へ]をクリックします。


[次へ]をクリックします。


キーワードを何か入力(あなたのサイト名とかでOK)し、[次へ]をクリックします。


[さらに検索エンジンを追加する]をクリックします。


検索窓に「japan」と入力しましょう。


[Google.co.jp]の左の[+ボタン]をクリックします。


[Google.co.jp]が左側のペインに移動します。次にUSAの[Google]と[Google.com.Mobile]の右にある[×]ボタンをクリックします。


すると左側のペインにはJapanの[Google.co.jp]だけになりますね。ちなみにこれはPCでの検索結果。スマホでの検索結果を見たいなら、[Google.co.jp(Mobile)]も左側にもっていきましょう。
最後に[完了]をクリックします。


すると以下のような画面になるでしょう。


導入手順③:有料のライセンスを購入する
Rank Trackerのサイトにアクセスします。
[Order]をクリックします。


プロフェッショナル版を選び [SUBSCRIBE NOW]をクリックします。


[CHECKOUT NOW]をクリックします。


消費税含めた合計の値段をご確認ください。


支払い情報を入力し、[ORDER NOW]をクリックします。


以下の画像が表示され、登録したアドレスにメールが送られます。


導入手順④:ライセンスを無料版に紐づける
以下のメールが届くので、登録名と登録キーをコピーしましょう。


メニューから[ヘルプ] > [情報を登録]をクリックします。


先ほどコピーした登録名と登録キーを入力し、[OK]をクリックします。


これで紐付けは完了。この先は、有料のプロフェッショナル版としてRank Trackerを使うことができます。



お疲れさまでした!
Rank Trackerの日頃の使い方7つ
ここからは、Rank Trackerの使い方(実践編)を解説します。
日ごろ使う機能は以下のとおり。
- キーワードの検索順位チェック
- 検索順位チェックの時間指定
- 表示項目のカスタマイズ
- 検索順位の変動を見る
- 変更履歴をメモする
- 検索フィルタする
- グループ分けする
順に見ていきましょう。
使い方①:キーワードの検索順位チェック
まずは一番やりたい機能、「検索順位チェック」から解説します。
記事それぞれには、狙いたいキーワードがありますよね。当サイトの記事を例にすると、以下の記事のキーワードは、[書道 独学]
です。
※赤枠の公開日はあとで使う


そのキーワードを入力するために[+]ボタンをクリックします。


キーワードを入力します。[タグを追加]の所には何を入力してもいいですが、公開日を入力すると便利です(使い方は後述)。入力したら[次へ]をクリックします。


[完了]をクリックします。


キーワードがRank Trackerに登録され、検索順位が自動で計測されます。※この例では3位です。


以上の手順を繰り返し、キーワードを登録していきます。
検索順位をチェックする
検索順位をその都度チェックするときは、その行を選択して右クリックし、[ランキングの確認]をクリックします。


その行を選択したのち、青いマークをクリックしてもOKです。


検索順位を全てチェックする
全キーワードをまとめてチェックするときは、右上にある[すべてチェックする]をクリックします。


あとはRank Trackerが調べ終わるのを待つだけ。あ〜楽ちん(^^)/
使い方②:検索順位チェックの時間指定
検索順位はその変動をモニタしてこそ効果があるわけで、2日に1度はチェックしたいところです。とはいえ、ついうっかりチェックし忘れたなんてこともあるでしょう。
でもご安心ください。Rank Trackerは、検索順位チェックの時間指定が可能です。その使い方をみてみましょう。
メニューから[環境設定] > [Schedule and Alerts]をクリックします。


鉛筆マークをクリックします。


左メニューの[スケジュール]をクリックし、チェックする時刻や間隔を設定しましょう。1日おき(毎日)や2日に1回など、あなたのお好みを設定します。


あとは上記の時刻になったら、自動で検索順位をチェックしてくれます。もちろん、その時刻にPC電源がオフだとチェックはされないのでご注意を。
検索しすぎにはご用心
Rank Trackerのプロフェッショナル版は、サイトとキーワードを登録し放題ですが、ひと月あたりのチェック回数には上限があります。
具体的には月に70,000回なので、初心者のうちは問題ないでしょう。
ただ、キーワードの登録数が1000個を超えたあたりからは、検索頻度が多くなりすぎないようご注意ください。1日1回であればまず問題ないですが。
もし上限を超えるとエラーメッセージが出るので、そのときは、Rank TrackerでCAPTCHA画面が出る原因と対処法【SEOツール】を参考に対処してください。
使い方③:表示項目のカスタマイズ
検索順位をチェックできるようになったら、表示項目をカススタマイズしてみましょう。
まず、右上の[+]ボタンをクリックしてタブを追加します。


タブが新規に追加されるので、好きな名前をつけましょう。
次に、左のペインの中で、表示したい情報にチェックをつけてください。右のペインでは、表示する順番を変えられます。


表示する情報はあなたの好みでいいですが、迷うなら以下にチェックを入れてください。
- キーワード
- タグ
- 注意
- Rank
- URL
- 差異
- 検索数
- 訪問数
上記にチェックをつけるとこんな感じです。


使い方④:検索順位の変動を見る
検索順位の変動を見る方法を紹介します。
記事を公開したら、どんなにいい記事を書いても検索順位が上がるには3か月はかかるもの。とはいえ3か月もの間、検索順位をノートに書き続けるなんて無理ゲーですよね。
でもご安心ください。Rank Trackerを使えば、記事公開から現在までの順位変動を、自動で記録&グラフ化してくれます。
使い方はいたって簡単。キーワードを選択すると、過去の推移がグラフで表示されます。


本当にカンタンでしたね!
グラフの横軸を変えるなら、最下部の期間設定を変更するだけ。
なお上記の例では、記事を公開してから3か月後に順位が爆上がりし、以降は3位をキープしています(成功例)。もし3か月経っても検索順位が上がらないなら、原因を分析し、リライトしましょう。
それこそがRank Trackerの使い方の真髄ですから!
リライトの方法は、ブログ記事のリライトのやり方と注意点【リライトせずに成功なし】にまとめてますので、そちらをご覧ください。
参考:Googleコアアップデートの時期もわかる
Googleのコアアップデートがあると、検索順位が大きく影響を受けます。Rank Trackerのグラフでは、このコアアップデートのタイミングが表示されるので、分析に役立ちます。
順位変動のグラフ上に表示された「縦の点線」がコアアップデートのタイミング。点線にカーソルをあわせると、コアアップデートの名称が表示されます。


コアアップデートの内容を確認したいときは、[Details]をクリックしてみましょう。
使い方⑤:変更履歴をメモする
検索順位を上げたいなら、原因分析してリライトするのが大事。
もしリライトしたらその履歴は残しておきましょう。
なぜなら、順位変動と履歴を照らし合わせることで、リライトの効果を正確に検証できるから。
おすすめの使い方は、[注意]の列に履歴を残すこと。
使い方はカンタンで、該当する行の[注意]の列をダブルクリック。するとテキストを入力できるようになります。記入例は以下のとおりで、リライト日と変更内容を残せばOK。


使い方⑥:検索フィルタする
検索フィルタも便利です。よく使う方法は2つ。第一は、登録したキーワードでフィルタすること。第二は、公開日でフィルタすること。
具体例をおみせしましょう。
例えばキーワードを4つ登録していたとします。


もし2019年10月に書いた記事の検索順位を調べたいときは、検索窓に「201910」と入力します。すると以下のようにフィルタされて便利です。


公開したページの検索順位が上がるには、2〜3か月かかるもの。よって今より2〜3か月前に書いた記事の検索順位をチェックするのがおすすめでして、そのときにこの検索フィルタが役立ちます。
使い方⑦:キーワードのグループ分け
サイト運営が長くなると、キーワード数も百を超えてきます。そんなとき、キーワードをグループ分けすると情報整理できて便利です。
メニューから[ターゲットキーワード] > [キーワードマップ]をクリックしてみましょう。すると、登録したキーワードはデフォルトで[グループ化解除済]というフォルダに入ってます。


もしもそのキーワードを別のフォルダに移したいときは、キーワードを選択したのち、緑のボタンをクリックします。


するとサブメニューが表示されるので、青枠内にフォルダ名を入力し、[わかりました]をクリックします。


するとフォルダが新規に作られ、キーワードも移動します。


こんな感じでフォルダ分けすると、キーワードを整理できるので、キーワードの漏れや重複を防げます。
さて、ここまでの使い方を習得できれば、もうあなたはRank Trackerマスターです!
あとは日頃から検索順位をモニタしつつ、改善策を考えていきましょう。
以上、Rank Trackerの使い方(実践編)でした。
Rank Trackerのキーワードプランナーの使い方
最後にキーワードプランナーの使い方を紹介します。
Rank Trackerを導入する目的は検索順位チェックですが、Rank Trackerのプロフェッショナル版を購入すると、キーワードプランナーの機能を追加料金無しで使えるんです。
かなり便利ですので、ぜひ使いこなしてください。
キーワードプランナーとは?
キーワードプランナーとは、Google広告(旧Googleアドワーズ)に付随するキーワード選定の支援ツール。キーワードの検索ボリュームや関連キーワードを調べれます。
Rank Trackerでキーワードプランナーを使うメリットとは?
キーワードプランナーを単独で使うより、Rank Trackerを通じてキーワードプランナーを使う方が、4つのメリットがあります。
- メリット①:初期設定が不要になる
- メリット②:検索ボリュームが正確
- メリット③:オリジナル指標が役立つ
- メリット④:RankTrackerへの入力が簡単
キーワードプランナーの使い方をお見せしながら解説します。
Rank Trackerでキーワードプランナーを使う①:キーワードを調べる
左のメニューから[キーワード調査] > [キーワードプランナー]をクリックすると、以下の表示になります。


赤枠内に検索したいキーワードを入力し、[検索]をクリックします。


すると、検索ボリュームや関連キーワードが表示されます。※例として[ブログ 開設]
で検索したときの様子。


こんな感じで、キーワードプランナーの使い方はとっても簡単です。
ちなみに、キーワードプランナーを単独で使おうとすると、初期設定が面倒。なのでRank Trackerを先に導入した方はその手番を省けてラッキーです(メリット1)。
検索結果の説明
各項目の説明をしておきますね。


それぞれの意味は以下となります。
- ①キーワード:関連キーワードが表示される。
- ②検索数:1か月間に検索される数。検索ボリュームと呼ばれ、キーワードプランナーで最も知りたい値。
- ③競合性:キーワードの競争力。
- ④予想される訪問数:そのキーワードでサイトが1位にランクされたときのGoogleからの月間平均訪問数。
- ⑤KEI:②と③の比率。KEIが高いキーワードは、多くのアクセ数を期待できる。
- ⑥キーワードの難易度:トータルの競合難易度。
上記のとおり。
検索数が正確でうれしい
ここで②の検索数(検索ボリューム)に注目しましょう。
キーワードプランナーを単独&無料で使ったなら、検索ボリュームは以下の粒度でしかわかりません。
・10〜100
・100〜1,000
・1,000〜1万
・1万〜10万
対して、Rank Trackerでキーワードプランナーを使ったなら、検索ボリュームが10単位で細かく表示されます。
[ブログ 開設]
の例でいえば、検索数は以下のとおり。
- 単独&無料版で調査:1,000〜1万
- Rank Trackerで調査:4560
一見するとどっちでもいいじゃんと思うかもですが、この違いはキーワード選定において大事。
検索ボリュームは100〜1,000を狙うのが定石ですが、単独&無料版のように、<1,000〜1万>と表示されちゃうと、判断に迷います。例えば、1,001なら選ぶけど、1万だったらどうしよう…とか。
でもRank Trackerでキーワードプランナーを使えばそんな迷いなし!キーワード選定を精度よく行えます(メリット2)。
オリジナル指標が役立つ
なお④〜⑥は、元のキーワードプランナーにはない独自の指標でして、キーワード選定で役立ちます(メリット3)。
Rank Trackerでキーワードプランナーを使う②:キーワードを登録する
続いて、キーワードを選んだあとの使い方を解説します。
もし[ブログ開設 開設 やり方]
を選んだなら、キーワードの横にある[>>]マークをクリックします。


サブメニューが表示されるので、青枠内にグループ名を入力します(後で変更できるので適当でOK)。入力後[わかりました]をクリックします。


[追跡済み]マークが表示されます。


メニューから[ターゲットキーワード] > [ランクトラッキング]をクリックします。すると、先ほどのキーワードが自動入力されてます。





この便利さがおわかりでしょうか?
もしキーワード選定をキーワードプランナーを単独で行ったなら、その後にそのキーワードをRank Trackerに手入力しないといけません。
対してRank Tracker上でキーワードプランナーを使えば、[>>]ボタンをクリックするだけ!
両ツールの連携によって、キーワード選定の作業効率がアップします(メリット4)。
以上、Rank Trackerの使い方をまるっと紹介しました。
まとめ:SEO検索順位チェックツールならRank Trackerで決まり!
今回はRank Trackerの値段や導入方法、使い方を紹介しました。
SEO検索順位を上げたいなら、毎日の検索順位チェックは欠かせません。
Rank Trackerなら、検索順位チェックを自動で行ってくれますし、コスパが最高のツールなので、かなりおすすめです。
というか、ブログで収益化したいなら、導入必須!
本記事を参考にRank Trackerを導入し、日頃のブログ運営に活用してください!
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検索上位を狙う上で、Rank Tracker以外のおすすめツールは以下にまとめました。
どれも必須レベルのツールですので、ぜひチェックしてみてください。
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