noindexやnofollowって何ですか?ブログをやってると、ちょいちょい目にするんですけど…。SEO効果があるなら理解しておきたいです。
こういった疑問に答えます。
本記事では、noindex・nofollowの意味や使い方を解説します。
ブログ運営をしていると、ときどき目にするnoindexやnofollowというコード。
「なんのことか気になるけど、意味がわかんない」という方も多いのではないでしょうか?
このnoindexやnofollowは、metaタグと呼ばれるもので、自サイトの情報をGoogleにどう扱ってほしいかを伝えるための手段です(参照:Googleヘルプ)。
特にnoindexは、SEOにもろに影響する重要なタグなので、正しく理解しておかないとえらい目にあうでしょう…
本記事では、noindexやnofollowの意味や使い方を、初心者向けにわかりやすく解説しましのたので、ぜひご覧ください。
noindexの意味・使い方とは?
インデックスとは
「インデックス」という制御をご存知でしょうか?
Googleのロボット(クローラー)は、ネットワーク上を回遊して、取得したサイト情報を、Googleのデータベースに登録します。この動作を「インデックス」と呼びます。
Googleは、インデックスした記事の中でランキングを行い、検索結果に表示します。
よって、記事を検索結果の上位に表示させたいなら、とにもかくにも記事をインデックスしてもらう必要があるわけです。
noindexとは
noindexとは、HTMLページに記述するmetaタグの1つで、対象のページがGoogleの検索エンジンにインデックスされることをあえて拒否するためのものです。
インデックスを no(拒否)するから noindex ですね。
noindexを記述した上で記事を公開すれば、その記事がGoogleの検索結果に表示されることはありません(参照:Googleヘルプ)。
noindexをなぜ使うの?
noindexを使う目的は、SEO対策です。
サイト内の特定のページをインデックス対象から外すことで、Googleがサイトにマイナス評価をつけるのを防ぐためです。
- 読む価値のないページ(404エラーページなど)
- 読む価値はあるけど、検索結果に表示させる必要はないページ(プライバシーポリシーなど)
- 質の低いページ (文字数が極端に少ないページ、覚えがきや日記のページなど)
Googleは、上記のようなページを品質の低いページとみなし、サイト全体の評価を下げる傾向にあります(参照:Googleヘルプ)。
なので、「Googleからのマイナス評価を受けるのは嫌だけど、削除はせずに、サイトに残しておきたい!」というページに対して、noindexを使うわけです。
noindexを使うときの注意点
サイト内のどのページにnoindexタグを設定したか?を知りたいときは、Googleサーチコンソールのインデックス機能を使います。
※サーチコンソールとは、Googleが提供している無料のサイト分析ツール。使い方は以下をご覧ください。


サーチコンソールのインデックス機能では、noindexタグを設定しているページに対して指摘をされます。
実際の画面がこちら。


ただし、意図的にnoindexタグを使っているなら、気にする必要はないので、ご安心ください(参照:Googleヘルプ)。
もし意図的ではないのに、noindexを指摘された場合には、以下を参考に対処しましょう。


以上、noindexの意味・使い方の紹介でした。
nofollowの意味・使い方とは?
続いては、nofollowタグについて解説します。
nofollowとは
nofollowもmetaタグの1つで、クローラーに、そのページから先のリンクをたどらせないようにするものです。
記事内に設置したリンクにnofollowタグをつけると、クローラーはリンク先を巡回しなくなります。
nofollowをなぜ使うの?
nofollowを使う目的も、SEO対策です。
もしもリンク先のページに問題があった場合、リンクを設定したあなたのサイトの価値が下がるおそれがあります。
そこで、nofollowを使い、そのページへの巡回を拒否することで、自サイトの価値が下がるリスクを回避するわけです。
また、クローラーが巡回する必要のないページをnofollowにすることで、重要なページへの巡回を促すことができます。
- 信頼できないページ
- リンクをたどる必要がないページ
nofollowを使うときの注意点
「クローラーに自サイトのページを巡回してもらうために、外部リンクには全てnofollowをつける」ってのはやめましょう。
信頼できる外部のページであれば、むしろクローラーにリンクをたどってもらった方が、SEOに対して多少は有利だからです。
信頼できる他サイトから自サイトにリンクを貼ってもらう(被リンクを受ける)と、自サイトがSEOで有利になるのは周知の事実。
その反対で、自サイトから信頼できる他サイトにリンクを貼る(発リンク)も、SEOには多少は有利になります(←注:経験上にもとづくもの)。
よって、たとえばGoogleのヘルプページなど、信頼できるページへのリンクは、nofollowをつけないようにしましょう。
参考:クローラーに効率よく巡回してもらう方法
クローラーに効率よく巡回してもらいたい場合は、nofollowをつけるのではなく、XMLサイトマップの設定で優先度や頻度を設定しましょう。詳しくは以下をご覧ください。


以上、nofollowの意味・使い方の紹介でした。
noindex・nofollowの書き方や設定方法
続いては、noindex・nofollowの書き方や設定方法を解説します。
noindex・nofollowの設定方法は、以下の以下の2とおり。
- 方法①:HTMLページに手動で記載する
- 方法②:WordPressで自動設定する
順に見ていきましょう。
方法①:HTMLページに手動で記載する
1つめの方法は、HTMLページに手動で記述すること。
noindex:
対象ページのheadセクション内に、以下のタグを記述します(参照:Googleヘルプ)。
<meta name="robots" content="noindex">nofollow:
例①:ページ内の全てのリンクに一括設定する場合は、headセクション内に、下記のタグを記述します。
<meta name="robots" content="nofollow">例②:特定のリンクのみに設定する場合は、以下のように記述します。
<a href="リンク先URL" rel="nofollow">テキスト</a>上記において、「リンク先URL」や「テキスト」の部分を適宜設定すればOK。
方法②:WordPressで設定する
2つめの方法は、WordPressで自動設定すること。
この方法はWordPressを使っている方が対象で、以下のようなSEO関連のプラグインを利用します。
- All in One SEO Pack
- SEO SIMPLE PACK
SEO SIMPLE PACKを詳しく知りたい方は以下をご覧ください。


記事毎への設定
SEO SIMPLE PACKを例にします。
各記事の編集画面には、SEO SIMPLE PACKの設定欄があります。ここで、noindexやnofollowの設定をすればOK。


上記の設定をすれば、noindexやnofollowが自動で設定されます。
リンク毎の設定
記事内に設定したリンク毎に、nofollowを設定する方法を紹介します。
WordPressの投稿画面で、リンクの設定画面で nofollowにチェックをつければOKです。
お使いのWordPressのテーマやバージョンによって画面が異なるので、2つほど例を示します。




上記の設定をすれば、nofollowが自動で設定されます。
以上、noindex・nofollowの書き方や設定方法の紹介でした。
sponsored・UGCとは
最後に、「nofollow」と似たような働きをする2種類のmetaタグ、
・sponsored
・UGC
について紹介します。
sponsoredもUGCも、リンク先ページとの関係をGoogleに通知するもので、「nofollowの派生系」と考えるといいでしょう(参照:Googleヘルプ|Googleに外部リンクの関係性を伝える)。
sponsoredとは?
sponsored属性は、nofollowと全く同じ働きですが、広告やアフィリエイトリンク(一般に「有料リンク」と呼ばれる)に使います。
以前は、この有料リンクに対してはnofollowが推奨されていました。今でもnofollowを使うことはできますが、現在は、sponsoredが推奨されています(参照:Googleヘルプ)。
上記のとおりですが、有料リンクに設置した既存のnofollowを、あわててsponsoredに置き換える必要はありません。
今後、有料リンクを設置するときには、sponsoredを使うようにすればOKです(参照:海外SEO情報ブログ)。
UGCとは?
UGC属性も、nofollowと全く同じ働きですが、ユーザー生成型コンテンツに対して使います。
sponsored・UGCの設定方法
<a>タグのrel属性で、”sponsored”や”UGC”を指定します。
設定方法は以下の2つ。
- 方法①:HTMLページに手動で記載する
- 方法②:WordPressで自動設定する
方法①:HTMLページに手動で記載する
1つめの方法は、HTMLページに手動で記述すること。
sponsored:
<a href="リンク先URL" rel="sponsored">テキスト</a>UGC:
<a href="リンク先URL" rel="ugc">テキスト</a>上記において、「リンク先URL」や「テキスト」の部分を適宜設定すればOK。
方法②:WordPressで自動設定する
2つめの方法は、WordPressで自動設定すること(※WordPressを使っている方が対象)。
ただし、お使いのWordPressの環境によっては、sponsoredやUGCの設定画面がないものもあります。設定設定がある環境ですと、以下のような画面でチェックをつければOK。


すると、sponsoredやUGCが自動的に設定されます。
以上、sponsored・UGCの紹介でした。
まとめ:SEOで重要なnoindex・nofollowを正しく理解しよう
noindex・nofollowの意味や使い方を紹介しました。
metaタグと呼ばれるnoindexやnofollowは、自サイトの情報をGoogleにどう扱ってほしいかを伝えるための手段です。
特に、noindexは、SEOにもろに影響する重要なタグ。
noindexが意図せず設定されていると、どんなに頑張っても、その記事は永遠に検索結果に出ませんから…。
ぜひこの機に、noindexやnofollowを正しく理解しておきましょう!
参考情報
サーチコンソールで noindexを指摘された場合には、以下を参考に対処しましょう。


今回紹介したnoindex・nofollowとは別に、noopenerというタグがあります。詳しくは、以下をご覧ください。




