WordPressが動作しない時はバージョンダウンで解決【WP Downgrade】

「WordPressが正常に動作しなくなっちゃった…。ボタンを押しても反応しないし、本文を書いても反映されない…。WordPressをバージョンアップしたのと関係あるのかな…。こんなときの対処法を教えてください」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- WordPressが動作しない時の解決法
- バージョンをダウングレードするプラグインの紹介
記事の信頼性
今回は、WordPressが正常に動作しない時の解決法を紹介します。
さて、WordPressのこんな現象で困ってませんか?
・▼マークを押してもメニューが展開しない
・本文やタイトルに書いた文字が反映されない
・パーマリンクの編集ボタンを押しても反応しない
など…
実は私も同じ現象に遭遇したことがありまして。
四苦八苦した結果、なんとか解決することができました。
私がやった対応が、あなたの解決法になるかもしれませんので、本記事で紹介します。
結論を先に言うと、WordPressをバージョンダウンすれば解決するかもってことです。
目次
- WordPressが正常に動作しない現象とは?
- 【解決法】WordPressをバージョンダウンしてみた
- 動作が安定してきたらWordPressをバージョンアップ
- まとめ:WordPressが動作しない時はWP Downgradeを使ってバージョンダウンしてみよう
WordPressが正常に動作しない現象とは?

私はWordPressに「Classic Editor」というプラグインを入れて、テキストエディタを利用しています。
で、私の不具合現象は何か?というと、以下のとおり。
・パーマリンクの編集ボタンをクリックしても反応しない
・▼マークをクリックしても、メニューが展開されない
上記のような現象です。
どれも致命的な現象で、ブログの続行ができなくなりました。
私はパニック状態…。
WordPressで問題が発生したきっかけ
不具合発生前は、WordPressのバージョンは、2021年4月時点の最新 5.7
にアップデート済みでした。
その状態で、MacBook ProのOSを、「Catalina」から、2021年4月時点の最新OS「Big Sur
」にバージョンアップしたんです。
すると、先ほどの不具合が発生してしまいました。
【解決法】WordPressをバージョンダウンしてみた

続いては、上記で述べた問題への解決法を紹介します。
- 効果のなかった対策
- 試さなかったこと
- 効果があった対策(WordPressのダウングレード)
それぞれ順に紹介します。
効果のなかった対策
参考までに、試したけど効果のなかったことを4つ紹介します。
プラグインの無効化
ネットで調べると、「大体この手のWordPress不具合は、プラグインが原因なので、プラグインを1つずつ無効化してみなさい」との声が多数ありました。
プラグイン「Enable jQuery Migrate Helper」の導入
ネットでの声に、「Enable jQuery Migrate Helperというプラグインを入れると、原因がわかるのでおすすめ」というのも多かったので、すぐさま私もインストールしました。
ブラウザのキャッシュクリア
今回は、効果ありませんでした。
パソコンの再起動
3回やったけど、効果なし…。
試さなかったこと
Mac OSを「Big Sur」から「Catalina」にダウングレードすることも考えましたが、時間もかかるし、リスクがありそうなので、これはやりませんでした。
効果があった対策(WordPressのダウングレード)
おまたせしました (`・ω・´)ゞ
今回の不具合を解決できたのは、WordPressのバージョンをダウングレードすることです。
前述のとおり、不具合発生時には、WordPressのバージョンを、2021年4月時点の最新である 5.7
にアップデート済みだったのですが、
わらをもすがる思いで、1つ前のバージョン 5.5.3
にダウングレードすることにしました。
WordPressのバージョンをダウングレードする方法
「WP Downgrade」というプラグインを使います。
WordPressのメニューから、[プラグイン] > [新規追加] をクリックし、検索窓に「WP Downgrade」と入力します。
以下のようにWP Downgradeがヒットするので、インストールして、有効化します。
WordPressのメニューから、[プラグイン] > [インストール済みプラグイン]をクリックし、 WP Downgradeの [ Setting ] をクリックします。
「Current WP Version」には、現在あなたが使っているWordPressのバージョンが表示されてます。
あなたがダウングレードしたいWordPressのバージョンを「WordPress Tagert Version」に入力して、[変更を保存]をクリックします。
オレンジの枠が出てくるので、[Up-/Downgrade Core] をクリックします。
最後に、[バージョンxx(今回は5.3.3)を再インストール]をクリックします。
以上で、WordPressのダウングレード作業は完了。こんなメッセージが表示されます。
念のためバージョンを確認してみます。
最初にもどって、WP Downgradeの [Setting] をクリックすると、Current WP Versionが 5.5.3にダウングレードされていることがわかります。
WordPressをダウングレードしたのち、改めて、WordPressをさわってみると、不具合が解消されていました!
このようにして、WordPressの不具合は、WordPressをバージョンダウンさせることで解決したわけです。
問題の根本原因はわからずじまい
お気づきかと思いますが、今回の不具合現象は解決はしたものの、根本原因はわからずじまいです…。
ざっくりいうと、WordPressのバージョン5.7に何らかの問題があるとは思いますが、WordPress界隈で大さわぎになってないことからすると、
・Mac OS「Big Sur」との相性
・プラグイン「Classic Editor」との相性
みたいな話かもしれません。
WordPressのバージョンもいずれはバージョンアップしなければならず、悩みはゼロにはなってませんが、
そのうち誰かがなんとかしてくれてるはず、、と期待して、まずはWordPressをダウングレードしたままで、ブログ記事を書くことにします (`・ω・´)ゞ
それしかできませんから。
動作が安定してきたらWordPressをバージョンアップしよう

2022年03月追記
WordPressのバージョンをダウングレードして、不具合は解決したものの、ずっと古いバージョンをつかうわけにもいきません。
なぜなら、WordPressのバージョンが古いと、以下のような問題があるからです。
- WordPressの新機能を使えない
- WordPressの不具合修正が反映されない
- セキュリティー面でリスクにさらされる
そこで、WordPressの動作が安定してきた頃に、WordPressをバージョンアップしてみました。
(もし問題が再発したら、WordPressをバージョンダウンすればいいだけなので)
すると、WordPressを最新にバージョンアップしても、問題は起きなくなっていました。
結局、問題の原因はわからずじまいでしたけど、お伝えるできることは、
- WordPressの問題が起きたら、いったんバージョンダウンしてみるとよい
- 問題が解消し、動作が安定してきたら、頃合いをみてバージョンアップ
ということ。
なお、WordPressをバージョンアップする方法と注意点については、以下の記事にまとめてますので、参考にしてください。
» WordPressバージョンのアップデート方法と注意点【初心者必見】
まとめ:WordPressが動作しない時はWP Downgradeを使ってバージョンダウンしてみよう

記事のポイントをおさらいします。
- WordPressが正常に動作しない時は、WordPressのバージョンをダウングレードするのがおすすめ
- WordPressのバージョンをダウングレードするときは、プラグイン「WP Downgrade」を使おう
- 動作が安定してきたら、WordPressをバージョンアップしてみよう
こんな感じ。
参考になれば幸いです。
なお、WordPressに関する記事は以下にまとめてますので、参考にどうぞ。
» 【ブロガー向け】WordPress習得への完全マップ
今回は以上です。