ブログで読みやすい文章を書く18のコツ【文章力アップ】

ブログで読みやすい文章を書けません。アクセス数が全く増えないので友達にみてもらったら、「読みづらいな」ってボソリ…。どうやったら読みやすい文章が書けるんでしょうか?

hideharu

こういった疑問に答えます。

今回はブログで読みやすい文章の書き方を解説します。

ブログ初心者のよくある悩みとして、「読みやすい文章が書けない…」という点があると思います。

最初はうまく書けないもの。ある程度の記事数をこなせば、きっと上達するでしょう。

とはいえ、我流ではダメ…。ブログ教本を読んだり、人気ブログを研究したりと、文章術の基礎は頭に入れておきたいところ。

本記事では、読みやすい文章の書き方をまとめましたので、ぜひご覧ください。

目次

ブログで読みやすい文章とは

まずは、ブログで読みやすい文章って何?をお伝えします。

ひとことでいえば、「スラスラと読めて、内容を理解しやすい文章」ということ。

これに尽きます。

読者があなたのブログ記事を読むのは、検索エンジン経由がほとんどでしょう。

ということは、読者は何かしらの検索意図があってあなたの記事を読み始めたわけです。

とはいえ、あなたの記事が読みづらければ、すぐに離脱します

だって、他の記事がたくさんあるわけですし、あなたの記事を苦労して読む必要なんてないのですから。

というわけで、ブログで読みやすい文章、すなわち「スラスラと読めて、内容を理解しやすい文章」を目指しましょう。

あなたの記事が読みやすければ、読者の滞在時間が伸びたり、アフィリエイトリンクを踏んでもらいやすくなったり、といったメリットがありますよ。

ブログで読みやすい文章を書く18のコツ

それでは、ブログで読みやすい文章を書くコツを紹介します。

ブログで読みやすい文章を書くコツ
  • 記事の目的を設定する
  • 明確なタイトルをつける
  • 見出しの整合性を合わせてから書く
  • 背景+主張+理由+具体例はセットで書く
  • 主語と述語を対応させる
  • 文は短く、改行を多用する
  • 指示語をあまり使用しない
  • 誰かとの会話をイメージして書く
  • 同じ語尾を連続しない
  • 漢字・ひらがな・カタカナをバランスよく
  • です/ます調 or だ/である調 に統一する
  • 並列情報はリスト化する
  • ボックスや吹き出しで調子を整える
  • 余計な表現や言いまわしは添削する
  • 順接の接続詞「が」を使わない
  • 意味なく「→」を使わない
  • 音読してチェックする
  • スマホでチェックする

順に見ていきましょう。

コツ1:記事の目的を設定する

記事の目的を設定することで、何を伝えるべきかといった「情報の取捨選択」ができます。

  • 想定読者は誰?
  • 何のテーマで書くのか?
  • 読者の課題は何なのか?
  • 読了後にどうなれば成功か?
  • どこでマネタイズするか?(収益目的の場合)

上記のような記事の目的を明確にしてから記事を書きましょう。

コツ2:明確なタイトルをつける

明確な記事タイトルをつけましょう。

最初に明確なタイトルをつけて書き始めれば、本文で何を書くかもおのずと明確になるからです。

タイトルには H1タグが使われます。

ダメな例として「〜について」というタイトル。

こういうタイトルだと、そのあとに続く文章に何を書いても良い感じになってしまうんですね。その結果、何を言いたいのかわかりにくくなります。

NG例:「おすすめのWordPressテーマについて」

OK例:「おすすめのWordPressテーマを厳選して3つ紹介します」

OK例のほうがわかりやすいですよね?

明確な記事タイトルをつけましょう。

コツ3:見出しの整合性を合わせてから書く

見出しの整合性は、しっかりと合わせておくことが重要です。

きちんとした見出しがあるからこそ、全体の構成が整理され、わかいやすい文章になるからです。

見出しには、H2、H3、H4タグが使われます。

例を示しましょう。

NG例:
H2:プログラミングの学習方法
H3:独学よりスクールの方がおすすめ
H3:大事なのは手を動かし続けること
H3:プログラミングは孤独との戦いです

上記は一見、整合性がとれているように思えますが、学習方法ではなくがんばり方を書いているので、整合性がとれていません。

整合性がとれている見出しとはたとえば以下ですね。

OK例:
H2:プログラミングの学習方法
H3:独学
H3:プログラミングスクール
H3:エンジニアとして就職

見出しの整合性は記事構成案を作るときに、しっかり整えておきましょう。

ただし、最初に時間をかけて見出し構成を考えても、記事執筆中に見直しが発生するもの。それはそれでOKですので、文章を書きながら、そのつど見直していきましょう。

hideharu

見出しの整合性を合わせることは、今回のコツの中でも、慣れるのにいちばん時間がかかるかと。でもホント大事なので常に意識しましょう。

コツ4:背景+主張+理由+具体例はセットで書く

背景+主張+理由+具体例をセットで書くと、読者に主張が伝わりやすくなります。

例:学習塾は対面型よりもオンライン型にしよう
背景:地域は都会に比べて有名な塾が少なく、受験に不利。
主張:学習塾はオンライン型にすれば、都会との差がなくなる。
理由:オンライン型にすれば、有名講師の授業を誰でも受けられるから。
具体例:オンライン型を受講することで、地域出身でも有名大学に合格できた。

背景を書くときのポイントは、想定読者が共感できるように書くことです。

読者と背景を共有できると、「主張+理由+具体例」が伝わりやすくなるからです。

コツ5:主語と述語を対応させる

主語と述語を対応させましょう。

NG例:ビタミンCが多い食品は、オレンジやレモンなどの柑橘類、野菜ではキャベツにも多く含まれています

何がダメかわかりましたか?「ビタミンCが多い食品は」に対応する述語がないことです。

こういう文を書くと、どういう意味なのかを、読み手が文脈から推察するしかなくなり、わかりにくくなります。

OK例:ビタミンCが多い食品は、オレンジやレモン、キャベツです。

主語と述語を対応させて、なるべく短い文章にしましょう。

コツ6:文は短く、改行を多用する

文は短く、改行を多用しましょう。

そうすることで、見やすくてわかりやすい文章になります。

逆に文字でぎっしりだと、はなから読む気が失せちゃいます…

見やすい文章の目安
  • 1文は50文字以下
  • 1段落は5文以下

コツ7:指示語をあまり使用しない

指示語とは、「これ」「それ」「あれ」「どれ」といった言葉のことで、こそあど言葉とも呼ばれます。

この指示語を多用すると何を言っているかわからない文章になってしまいます。

NG例:
会社Aは当初3か月で開発してサービスを開始するはずだったが、メンバーの意見でさまざまな機能を盛り込んでいくうちに、それが遅れてしまった。結局それが開始したのは1年後だった。

OK例:
会社Aは当初3か月で開発してサービスを開始するはずだったが、メンバーの意見でさまざまな機能を盛り込んでいくうちに、開発が遅れてしまった。結局サービスが開始したのは1年後だった。

指示語は最小限にしましょう。

コツ8:誰かとの会話をイメージして書く

誰かと会話のキャッチボールをしているようなイメージで記事を書くと、スラスラ読みやすい文章を書くことができます。

会話をイメージした文章

Aさん: 「最近、新型のiPhoneを手に入れたんだけど、本当に使いやすくて驚いているよ!」

Bさん: 「へえ、そうなの?どこがいいの?」

Aさん: 「特にカメラ機能が進化してて、写真がプロ並みに撮れるんだ。バッテリーの持ちも格段に良くなってるんだ。一日中外出していても、夜までバッテリー切れの心配がないんだよ。顔認証機能がさらに速くなって、セキュリティ面でも安心だし。」

Bさん: 「それはいいね。でも、新型って高いんでしょ?」

Aさん: 「税抜きで155,000円だよ。初期投資はするけど、その分、機能の充実度や使い勝手を考えると、長期的に見れば価値はあると思うよ。」

Bさん: 「たしかにそうだね。ちょっとアップルで見てくるよ!」

例えば、上記のような会話で、Bさんを抜いて語尾を整えると下記のようになります。

体裁を整えた文章

新型のiPhoneを使ったことありますか?

QOL(人生の質)を上げたいなら買って損しない、最高のスマホです。

特徴は大きく分けると以下の3つ。

・カメラ機能が進化して、写真がプロ並みに撮れる
・バッテリーが向上して、一日中使っても夜まで持つ
・顔認証機能が進化して、セキュリティ面でも安心

お値段は155,000円です。

高いのはたしかですが、毎日使うものですし、機能の充実度や使い勝手を考えると、買う価値がある製品ですね。

Appleの公式HPからチェックできます。

このように、誰かと会話しているように文章を書くと、ちゃんと成立します。

コツ9:同じ語尾を連続しない

語尾をずっと同じ調子で続けないようにしましょう。

幼稚な印象を与えてしまうからです。

NG例:
やりがちなのが「〜です」「〜ます」を続けるパターン。
他にも「〜だ」や「〜と思う」の連発も要注意。

コツ10:漢字・ひらがな・カタカナをバランスよく

漢字を使いすぎると全体が詰まって見えるので、「ひらがな・カタカナ」などをバランスよく活用しましょう。

例えば、下記のような言葉はひらがなで書くと読みやすくなります。

NG
OK
  • 但し
  • 頂く
  • 沢山
  • 出来る
  • 因みに
  • 例えば
  • 〜の為
  • 暑い時は
  • 〜する事
  • 〜と言う事
  • 知って欲しい
  • ただし
  • いただく
  • たくさん
  • できる
  • ちなみに
  • たとえば
  • 〜のため
  • 〜のときは
  • 〜すること
  • 〜ということ
  • 知ってほしい

上記のような言葉は、ひらがなで書きましょう。

その他の事例については、以下の本に詳しく書いてありますので、参考にどうぞ。

著:一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会, 編集:一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会
¥2,860 (2024/04/07 05:00時点 | Amazon調べ)

コツ11:です/ます調 or だ/である調 に統一する

です/ます調 or だ/である調 のどちらかに統一しましょう。

どちらがいいとかはありません。ただし、両者がごちゃ混ぜになってしまうのは避けるべき。

当ブログは、「です/ます調」 に統一しています。

コツ12:並列情報はリスト化する

並列な情報リスト化すると、見やすいです。

たとえば、カレーを作るのに必要な具材を紹介する場合、以下のようになります。

  • 白米
  • ルー
  • じゃがいも
  • にんじん
  • たまねぎ

裏を返すと、並列ではない情報はリスト化してはダメってこと。

NG例
・いま商品Aの売り上げが悪化している
・原因は競合商品Bにシェアを奪われているから
・理由は競合が広告宣伝を強化しているから

上記はリスト化してますが、並列な情報になっていません…。

リスト化するなら、以下のようにすべき。

OK例:
競合商品Bにシェアを奪われている理由は以下の3つ。
・競合が広告費を通常の倍にしている
・当社商品にはない魅力を訴求している
・価格が安くお得感がある

補足:リスト化は2個以上にする

「・」が1つなのに箇条書きにするのはやめましょう。

「・」のあとに何か続くのかな?とミスリードを与えてしまうからです。

リスト化は、「2つ以上の並列な情報があるとき」に使いましょう。

補足:数字の箇条書きも要注意

順番に関係なく、各項目を単純に並べるだけのときは、数字は使わない方がいいです。

以下の例では、数字をつける必要はありません。

NG例:
<今日の話のポイント>
1. 見やすい資料をつくる
2. 話し方を工夫する
3. 印象がよい身だしなみにする

コツ13:ボックスや吹き出しで調子を整える

ボックスや吹き出しで、文章の調子を整えることが可能です。

たとえば、このようにボックスを使うことで、読者が「ここは大事そうだからしっかり目を通してみよう」と思ったりしますよね。

hideharu

また、吹き出しを使うことで、誰かが話しているような感覚を演出することもできる!

といった感じで、ボックスや吹き出しを使いながら、文章の調子を整えてみましょう。

参考:ボックスや吹き出しはSWELLなら簡単

WordPressテーマのSWELLを導入すれば、ボックスや吹き出しを簡単に作成できます。詳しくは以下をご覧ください。

コツ14:余計な表現や言いまわしは添削する

省いても意味が伝わる表現や言いまわしは、カットしましょう。

NG例:
オバチャーンという アイドルグループは、平均年齢63歳の大阪のアイドルグループそして オバチャーンの新曲は、とても陽気でハイテンションなスカナンバーに仕上がっている。しかも関西のスカバンドTHE MICEが演奏を務めている。

OK例:
オバチャーンは、平均年齢63歳の大阪のアイドルグループ。新曲は陽気なスカナンバーに仕上がっており、関西のスカバンドTHE MICEが演奏を務めている。

例えば、上記は同じ情報を伝えているのですが、NG例は冗長な表現や言いまわしが多いですよね。

なるべく無駄な表現を削ぎ落として、スリム化しましょう。

余計な表現を削っていくコツ

以下の点に気をつけると、文章がスリムになりますよ。

  • 接続詞を削る
  • 重複を削る
  • 「という」を削る
  • 代名詞を削る
  • 修飾語を削る

コツ15:順接の接続詞「が」を使わない

順接の接続詞「が」は、使わないようにしましょう。

順接と逆説のどちらの意味か?がわかりづらく、読者に負担を与えるからです。

以下の例をみてください。

(A)あいにくの悪天候です、運動会を開催します
(B)先日運動会がありました、私は綱引きをしました

(A)逆説(B)順接、ですね。

このように文中に「が」があると、どちらの用法なのかを読み手が文脈から判断せざるをえません。これがあなたの文章を読みにくくさせます。

接続詞「が」で使うのは逆接のみとして、順接の「が」は使わないようにしましょう。

コツ16:意味なく「→」を使わない

意味なく「→」を使うのをやめましょう。

どういう意図で「→」が使われているのかわかりづらく、読者に負担を与えるからです。

たとえば、以下の文章はどうでしょう?

NG例:
エンジニアスクールを運営
→2015年にスタート
→未経験者が対象
→卒業生は1000人以上

「→」はどういう意味なのかわかりませんよね?

「→」を使ってよいのは、「Aという事象が発生した→その結果Bになった」のように因果関係を表すときだけ。

OK例:
カレーをこぼした
→Tシャツが汚れた

「→」はなんとなく使えて便利ですけど、安易に使うと読みづらい文章になるので要注意。

原則として「→」は使わない、とすることをおすすめします。

コツ17:音読してチェックする

文章を書き終えたら、音読してチェックしてみましょう。

声に出して読んで、引っかかるところがなければ、読みやすい文章が書けているはずです。

コツ18:スマホでチェックする

スマホ版での表示も確認しておきましょう。

昨今はPCよりもスマホでブログを読む方が増えてるし、Googleもスマホでの読みやすさを重視しているからです。

スマホはPCとは違って画面の幅が狭いので、「適度に改行を入れる」や「一文の長さを調整する」が大事です。

コツ6の「文は短く、改行を多用する」と関連してますね。

スマホでの確認も手を抜かずにやりましょう。

ブログで読みやすい文章を書くためのおすすめ本

ブログで読みやすい文章を書くためのおすすめ本を紹介します。

『新しい文章力の教室』

「良い文章 = 完読される文章」という前提のもと、文章の書き方を紹介してくれる本。
最初に読むならこの本!

この本の著者は、ビッグメディア「ナタリー」の元編集長である唐木さん。

唐木さんは、新人ライターの教育も担当しています。

本の特徴
  • 良い文章とは、“ 完読される文章 ”
  • 文章力を向上させる基本を教えてくれる
  • 句読点の使い方や漢字/かなのバランスなど、指示が具体的
  • 黒と青の2色刷りでわかりやすい構成
本の目次
  • 書く前に準備する
  • 読み返して治す
  • もっと明快に
  • もっとスムーズに
  • 読んでもらう工夫

この本は以下の記事でも紹介していますよ。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』

テクニックというより、文章の本質を学ぶのにピッタリの本。

この本の著者は、世界累計500万部の大ヒットとなった『嫌われる勇気』の著者、古賀さん。

古賀さん本人が、文章における基本すら分からなかった20歳の頃の自分にむけて、解説しています。

本の特徴
  • テクニックよりも、「文章の本質」を教えてくれる
  • 文章の面白さは、構成(導入/本編/結末)で決まる
  • 「読者の視点」から見た文章を書くことが大切
本の目次
  • ガイダンス:そもそも文章とはなんなのか
  • リズム:読み易い文章に必要なリズムとは
  • 構成:文章をどう構成すればいいのか
  • 読者:読者をひきつける条件とは
  • 編集:編集するとはどういうことか

「書く技術・伝える技術」

読者に負担をかけない文書とは、を学べる良本。

文章の構成に重きを置いた本。

会社の経営者、かつ、人気ユーチューバーの「マコなり社長」が絶賛してます。

本の特徴
  • 文章やパラグラフの構成に焦点を当てている
  • なぜそう書くのかという理屈を丁寧に説明している
  • 書き手が考慮すべきポイントを7つに絞っている
  • 多くの例文と演習問題を掲載している
  • 本書の説明そのものが、7つのポイントを守っている
本の目次
  • 基礎編:書く技術が身につけば、仕事の効率はもっと上がる!
  • 理論編:書く技術が驚くほどアップするビジネス・ライティング7つの法則
  • 実践編:パターンと手順を覚えて、実務の文章作りにトライしよう

日本語スタイルガイド

著:一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会, 編集:一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会
¥2,860 (2024/04/07 05:00時点 | Amazon調べ)

ライティング技術を学べる本。

もともとは、企業が作成する「商品の取扱説明書」に必要なテクニカルライティングを学ぶ本。

テクニカルライティング試験3級対策用の推薦本になってます。

本の特徴
本の目次
  • 文章作成における説明技術
  • 日本語スタイルガイド
  • テクニカルライティング技術の要点
  • テクニカルコミュニケーション技術の基礎
  • 翻訳しやすい日本語の要点

文章力より大切な、コンテンツ力をあげる方法

準備中

まとめ:ブログの文章力は書きながら鍛えよう!

ブログで読みやすい文章を書くコツを紹介しました。

本記事で解説した18のコツを、ブログ執筆の際に実践してみてください。

最初は、時間がかかるかもしれませんが、数をこなしていけばだんだん慣れていくはずです。

参考

文章力を鍛えつつ、SEOの知識も徐々につけていきましょう。詳しくは以下の記事をご覧ください。

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