SEO検索順位チェックツールのRank Trackerを使っているけど、いきなりCAPTCHA画面が出て、順位計測ができなくなりました…。原因と対処法を教えてください
こういった疑問に答えます。
Rank Trackerといえば、SEO検索順位をチェックする神ツールですよね。
そんなRank Trackerで、ある日突然、「検索エンジンのCAPTCHA画面」っていう真っ赤なメッセージが表示され、検索順位チェックができずに困ってませんか?
この赤いメッセージ↓
私もこの問題に直面し、アタフタしましたけど、なんとか解決することができました。
私と同じように、Rank Trackerで表示されるCAPTCHA画面に困ってる方向けに、その原因と対処法をお伝えします。
Rank TrackerでCAPTCHA画面が出る症状とは?
まずは問題の症状を説明します(わかってると思いますけど)。
本問題は、SEO検索順位をチェックしたときに発生します。
SEO検索順位をチェックするとは、
①「ランクトラッキング」のメニューで、「すべてチェックする」を押したときとか↓
②「ランキングを確認」を押したときとか↓
③定期時刻の自動チェックを実行したときとか↓
その時に、「検索エンジンのCAPTCHA画面」っていう真っ赤なメッセージが右下に出ることです↓
メッセージの表示とともに、赤枠メッセージ内で、タイマーがカウントダウンしていきます。
タイマーがゼロになると、検索順位のチェックが失敗に終わります。
もしタイマーがゼロになる前に、赤枠メッセージをクリックすると、以下のような画面が表示されます↓
「私はロボットではありません」にチェックを入れると、次は以下のような画面が表示されます↓
う〜ん、
ウザすぎる。。。
Rank TrackerでCAPTCHA画面が出る原因とは?
原因は、あなたが検索順位をチェックした回数が、Rank Trackerに備えられたセーフクエリモード(CAPTCHA対策)の上限を超えてしまったからです。
は? 全然わからん…
ご安心ください。1つずつ解説していきます
CAPTCHAとは?
CAPTCHA(キャプチャ)とは、サイトにアクセスしようとしているのが、不正なコンピュータなのか、人間なのかを判別するためのテストです。
あなたもこれまで、「ゆがんだ文字列の画像を読み、正しい文字列を入力させられた」って経験はあるんじゃないでしょうか?
そのチェック機能が、CAPTCHAです。
今回、Rank Trackerで表示された画面は、reCAPTCHAと呼ばれるもので、従来のCAPTCHAよりも高度です。
16個の画像の中から質問に合致する画像を選ばせることで、コンピュータか人間かを判別しています。
セーフクエリモードとは?
セーフクエリモードとは、Rank Trackerに設けられたCAPTCHA対策の機能で、Googleからのブロックを防いでくれます。
あなたがやってることって、キーワードの検索順位を測ることとはいえ、Googleに大量アクセスしてることには変わりありません。
Googleは、大量かつ機械的にアクセスされると、不正コンピュータかもと疑い、先ほどの16分割の画面(=reCAPTCHA)を表示してきます。
このreCAPTCHA対策として、Rank Trackerのセーフクエリモードは、外部の複数台のパソコンから人間のようにGoogle検索してくれています。
なので、Rank Trackerのセーフクエリモードを使えば、16分割の画面(=reCAPTCHA)が表示されず、スムーズに検索順位をチェックできるというわけです。
なお、このセーフクエリモードは、有料版のみの機能です↓
セーフクエリモードがONかどうかの確認方法
環境設定を開き、以下のチェックがついていれば、セーフクエリモードがONってことです。
セーフクエリモードを使ってるのに、なぜreCAPTCHA画面が出るの?
理由は、ひと月あたりのチェック回数が、セーフクエリモードの上限を超えてしまったからです。
Rank Trackerの有料版では、キーワードの登録数は無制限ですが、セーフクエリモードを使って検索順位をチェックする場合には、上限が設けられています。
チェック回数のカウント方法とは?
Rank Trackerにおいて、1つのキーワードを1つの検索エンジンでチェックすると、1回とカウントされます。
たとえば1つのキーワードを
・Google
・Google(Mobile)
という2つの検索エンジンでチェックすると、2回とカウントされます。
よって1度の検索で、1000個のキーワードを2つの検索エンジンでチェックすると、
チェック回数:1000個×2=2000回 とカウントされます。
検索順位のチェック以外にカウントされるもの
キーワードの難易度(検索上位10ページをチェックして上位表示する難易度を計算してくれる機能)の更新もカウントされます。
検索順位をチェックするのでカウントされるわけです。
チェック回数の上限とは?
Rank Trackerのライセンスによって、チェック回数の上限は異なっていて、以下のとおりです。
- Professional版:70,000回/ 月
- Enterprise版:180,000回/ 月
まとめると、セーフクエリモードを使っているにもかかわらず、reCAPTCHAの画面が出てしまう理由は、ひと月あたりのチェック回数が、上限を超えてしまったからです。
Rank TrackerでCAPTCHA画面が出たときの対処法3つ
お待たせしました。
では対処法をお伝えします。
当面の対処法
当面の対処法は、セーフクエリモードを使ったチェック回数がリセットされるのを待つことです。
注意点としては、チェック回数がリセットされるのは、毎月1日ではなく、「最初にライセンスキーの使用を開始した日」ってことです。
リセットされる日の確認方法
ライセンスキーを使い始めた日が不明なときは、以下のように、プロジェクトの「開始日」を参考にするといいでしょう↓
今後の対処法3つ
チェック回数がリセットされた以降は、ひと月あたりのチェック回数が、セーフクエリモードの上限を超えないように注意しましょう。
具体的な対処は以下のとおり。
- 対処①:検索順位チェックの頻度を減らす
- 対処②:検索エンジンの種類を減らす
- 対処③:キーワードを厳選する
順に見ていきます。
対処①:検索順位チェックの頻度を減らす
もし1日に2回以上も検索順位をチェックしているならば、1日1回に頻度を減らしましょう。
対処②:検索エンジンの種類を減らす
もしも検索エンジンの種類を3つ以上登録しているなら、検索エンジンの数を減らしましょう。
例えば、Professional版(上限=70,000回/ 月)を使っていて、キーワード数が1000の場合、
検索エンジンが3つだと、一括検索できる回数は、
70,000 ÷ (1000×3) = 23回/月 ですが、
検索エンジンを3→2つに減らせば、
70,000 ÷ (1000×2) = 35回/月 となり、1日1回チェックできるわけです。
対処③:キーワードを厳選する
キーワードは、狙ったどんぴしゃのもの以外に、その周辺のキーワードも登録したほうがよいです。検索需要を把握できるので。
とはいえ、セーフクエリモードの上限を超えてしまうなら、登録するキーワードを厳選して減らしましょう。
たとえば、月間検索回数が10,000を超えるビックキーワードで、100位以内に一度も入っていないなら削除するとか。
上記のような対処を行い、ひと月あたりのチェック回数が、セーフクエリモードの上限を超えないようにしましょう。
それでもセーフクエリモードの上限を超えるようなら、Enterprise版へのアップグレードをご検討ください。
» Rank Trackerのサイトへ
まとめ:Rank TrackerでCAPTCHA画面が出てたらチェック頻度にご注意
記事のポイントをまとめます。
- CAPTCHAとは、サイトにアクセスする者が、不正なコンピュータか人間なのかを判別するためのテスト
- セーフクエリモードとは、Rank Trackerに設けられたCAPTCHA対策の機能で、Googleからのブロックを防いでくれる
- セーフクエリモードでチェックできる回数には上限がある ・Professional版:70,000回/ 月 ・Enterprise版:180,000回/ 月
- ひと月あたりのチェック回数が上限を超えると、CAPTCHAの画面が出て、検索順位チェックに失敗する
- 対処法は、チェック回数が月に一度リセットされるまで待つこと
- 月あたりのチェック回数が上限を超えないように、計画的にチェックすべし
といった感じです。
あなたの問題が解決できたなら幸いです。
参考
なお、Rank Trackerの使い方は以下の記事でまとめてます。ひょっとしたらRank Trackerの便利な機能を活用してないかもしれませんよ。ぜひご覧ください。
» Rank Trackerの導入手順と使い方|おすすめ料金プランもご紹介!