初心者でも簡単にできる!WP Fastest Cacheの設定方法【最強のキャッシュプラグイン】

ブログを高速化したい人「ブログの読みこみ速度を上げたい。WordPressのプラグインでWP Fastest Cacheがおすすめと聞いたけど、設定方法がわかりません。教えてください」
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
記事の内容
- WP Fastest Cacheの設定方法
記事の信頼性
今回は、WP Fastest Cacheの設定方法を解説します。
WP Fastest Cacheは、ページの表示速度を上げるキャッシュ管理用のWordPressプラグインです。
数あるキャッシュ系プラグインの中でも、設定方法がシンプルなので、初心者でも安心して使うことができます。
とはいえ、キャッシュの管理は、設定を間違うとレイアウトが崩れたりなどの不具合が起きるので初期設定は大切。
本記事では、WP Fastest Cacheの設定方法をわかりやすく解説しましたので、サイトを高速化したい方はぜひご覧ください!
目次
- WP Fastest Cacheとは
- WP Fastest Cacheのインストール方法
- WP Fastest Cacheの設定方法
- WP Fastest Cacheで不具合が起きたときの設定
- 参考:サイトを高速化するその他の方法4つ
- まとめ
WP Fastest Cacheとは

WP Fastest Cacheは、ページの表示速度を上げるキャッシュ管理用のプラグインです。
» WP Fastest Cache(公式サイト)
WP Fastest Cacheを使うことで、一度読みこまれたページの表示速度が格段に上がります。
キャッシュとは、1度表示したウェブページのデータをブラウザやサーバーに保存しておくことで、再び表示するときに、速く表示できる仕組みです。
通常のサイトでキャッシュを管理する場合、サーバー内の.htaccess
というファイルのプログラムを編集する必要があり、非常に手間がかかります。
» WordPressのリダイレクト設定手順【プラグインと.htaccessの2通り】
しかしWordPressブログであれば、今回紹介するWP Fastest Cacheを導入することで、初心者の方でも簡単にキャッシュを管理できます。
その証拠に公式サイトでの評価も高く、多くのユーザーに支持されています。
WP Fastest Cacheの3つの特徴
- シンプルで初心者でも扱いやすい
- 日本語に対応している
- バグ報告が少ない
キャッシュ系のプラグインは、W3 Total CacheやWP Super Cacheなど色々ありますが、WP Fastest Cacheは、上記の特徴があって特におすすめ!
ブログの表示速度を上げたい方は、ぜひWP Fastest Cacheを使いましょう!
参考:ページの表示速度が上がることの効果
WP Fastest Cacheを使うことで、一度読みこまれたページの表示速度が格段に上がる、とお伝えしました。
では、ページの表示速度が上がるとどんな効果があるのか?
その答えは以下の2点。
- 読者の満足度が上がる
- SEOで有利になる
Webサイトの表示速度は、読者の満足度に直結します。
というのも、ページの読みこみに3秒以上かかると53%の読者がしびれをきらして離脱するから(※引用:マイナビ-3秒が許容範囲)。
もし読者がすぐに離脱すると、Googleはその行動データをみて、ページに対する評価を下げます。
読みこみ速度が速ければ、上記のような読者の離脱を防止できます。
このように、ページの表示速度が上がればSEOで有利になるわけです。
というわけで、ぜひこの機会にWP Fastest Cacheを導入して、サイトを高速化させましょう!
WP Fastest Cacheのインストール方法

WP Fastest Cacheのインストール方法を解説します。
WordPressの管理画面を開き、[プラグイン] > [新規追加]をクリックします。
検索窓に「WP Fastest Cache」と入力すると、該当のプラグインが表示されるので、[今すぐインストール]をクリックします。
インストールが完了したら、[有効化]をクリックします。
WP Fastest Cacheの設定方法

続いては、WP Fastest Cacheの設定方法を解説します。
WordPressの管理画面で、[設定] > [WP Fastest Cache]をクリックします。
あるいは、WP Fastest Cacheの導入後、以下の画面に遷移している場合は、[設定]をクリックします。
基本設定
最初は、以下の基本設定画面が表示されます。
最下部の言語設定を、[English]から[日本語]に変更し、[Submit]をクリックします。
チェックをつけるのは、以下の6項目がおすすめです。
- システムキャッシュ:ON
- 先読み:ON
- ログインしたユーザー:ON
- 新規投稿:ON
- 投稿更新:ON
- ブラウザキャッシュ:ON
順に見ていきましょう。
システムキャッシュ
WP Fastest Cache全体の機能を有効にするための設定です。チェックを入れましょう。
先読み
指定した項目のキャッシュを、自動で事前に作成してくれる設定です。
通常は2回目以降のアクセスでないとキャッシュが有効化されませんが、「先読み」によってあらかじめキャッシュを生成しておくことで、初めて読みこむ際でもスピーディーに閲覧できます。
チェックを入れると、以下の画面が表示されるので、5項目にチェックを入れておきましょう。
ログインしたユーザー
ログインユーザーが表示するページに、キャッシュを適用するかどうかの設定です。
ログインしてWordPressのカスタマイズなどを行う際には、常に最新の状態を確認する必要があるので、チェックを入れておきましょう。
新規投稿
投稿や固定ページを新規投稿した時に、古いキャッシュを削除するための設定です。
新規投稿を反映するには、トップページやカテゴリページなど様々な箇所で更新が必要になるので、チェックを入れておきましょう。
チェックを入れると、以下の画面が表示されるので、[すべてのキャッシュを消去]にチェックをつけます。
投稿更新
投稿や固定ページを更新した時に、古いキャッシュを削除するための設定です。
こちらも新規投稿と同様に、様々な箇所で更新が必要なので、チェックを入れておきましょう。
チェックを入れると、以下の画面が表示されるので、下の方にチェックをつけます。
ブラウザキャッシュ
サーバーだけではなく、ユーザーのブラウザにもキャッシュを生成するための設定です。
サーバーキャッシュとブラウザキャッシュは併用できるので、チェックを入れておきましょう。
設定が完了したら、最後に[設定を保存]をクリックしましょう。
以下では、チェックをつけない項目について補足します。
ファイルの圧縮
ファイルの圧縮系に関しては、他のプラグインと干渉するおそれもあります。このあたりの知識に詳しくないなら、チェックを外しておくほうが無難です。
モバイル
モバイルの設定は少しややこしくて、お使いのWordPressテーマによって変わってくる項目です。
この設定をONにすると、スマホなどモバイル機器で記事を表示する場合、キャッシュのデータは使われません。
レスポンシブ対応がされているテーマの場合は、パソコン、スマホ、と区別して考える必要はないので、このチェックは外しておきましょう。
もしも、レスポンシブ対応がされてないテーマをお使いの場合は、チェックをつけてください。レイアウトが崩れたりするおそれがあるので。
※ちなみに、当ブログの場合、チェックを外すとグローバルメニューのレイアウトがおかしくなるので、チェックをつけました。
以上、WP Fastest Cacheの設定方法でした。
WP Fastest Cacheで不具合が起きたときの設定方法

続いては、WP Fastest Cacheの導入後に、不具合が起きたときの設定方法を解説します。
- 手動でキャッシュをクリアする
- 特定のページを除外する
- モバイルの設定を変更する
- キャッシュの機能をオフする
順に見ていきましょう。
設定①:手動でキャッシュをクリアする
WordPressの変更が反映されない場合は、手動でキャッシュをクリアしてみましょう。
WP Fastest Cacheにより生成した古いキャッシュが残っているため、見た目に変更が反映されなくなっているのが原因です。
[すべてのキャッシュを消去]をクリックすると、古いサーバーキャッシュを手動で全て削除できます。
設定画面を開かずに手動でクリアする方法
WP Fastest Cacheを導入すると、WordPressの最上段に[Clear Cache]というメニューが表示されるようになります。このメニューを使ってもOKです。
それぞれの意味は以下のとおり。
- [Clear Cache of This Page]:今見てみるページのみ、キャッシュをクリア
- [Delete Cache]:全てのキャッシュをクリア
- [Delete Cache and Minified CSS/JS]:全てのキャッシュをクリア、CSSやJSの圧縮もクリア
キャッシュを削除したら、ページを更新してみましょう。
設定②:特定のページを除外する
特定のページで問題が起きたときには、キャッシュの適用をピンポイントで外してみましょう。
除外するページの[新規ルール]をクリックします。
対象ページのURLは、次のような3つの形式のいずれかで指定します。
- Start With:指定した単語から始まるページ
- Contains:指定した単語を含むページ
- Is Equal To:指定した単語に一致するページ
単語の部分には、キャッシュの適用を除外したいページのスラッグを入力します。
設定③:モバイルの設定を変更する
スマホなのでモバイルで、レイアウトが崩れたりの問題が起きたときは、モバイルの設定を変更してみましょう。
前述の基本設定において、[モバイル]にチェックをつけてみてください。
設定④:キャッシュの機能をオフにする
上記のいずれにおいても問題が解決しない場合は、キャッシュの機能をオフにしてみましょう。
前述の基本設定において、[システムキャッシュ]のチェックを外してみてください。
設定の変更後は、[設定を保存]をクリックするのもお忘れなく。
以上、WP Fastest Cache導入後に問題が起きたときの設定でした。
参考:サイトを高速化するその他の方法4つ

前述のとおり、サイトの表示速度を上げることはSEOで重要です。
今回は、キャッシュ管理プラグイン「WP Fastest Cache」を使って、サイトを高速化する方法を解説しました。
参考までに、キャッシュの活用以外で、サイトを高速化する方法を4つ紹介します。
- 画像を軽くする
- 高速のレンタルサーバーを使う
- 軽いWordPressテーマを使う
- プラグインを入れすぎない
では、4つの方法を順に見ていきましょう。
高速化①:画像を軽くする
サイトの表示速度を上げるには、記事内に挿入する画像を軽くすることが重要です。
画像を軽くするには、必要最小限の縦横サイズにすることと、余計なデータを削除することの2点。
画像を軽くするには、WordPressプラグインの「EWWW Image Optimizer」を使うのがおすすめです。
導入方法は、以下の記事にまとめてますので、そちらをご覧ください。
» EWWW Image Optimizerの設定と使い方|画像圧縮におすすめのプラグイン
高速化②:高速のレンタルサーバーを使う
サイトの表示速度を上げるには、高速のレンタルサーバーを使うのが重要です。
・データ容量
・表示速度
・値段
などがあります。
今さらレンタルサーバーを変えるのは大変でしょうが、もしページの表示速度が遅くてお悩みなら、サーバーの変更を検討してみてはどうでしょうか。
表示速度が速くて、値段もリーズナブルなレンタルサーバーとしては、以下の2つがおすすめです。
» アフィリエイトブログのおすすめ便利ツール12選【初心者必見!】
高速化③:軽いWordPressテーマを使う
サイトの表示速度を上げるには、動作の軽いWordPressテーマを使うことが重要です。
もしも無料や格安のテーマを使っていて、表示速度が遅い方は、テーマ変更を検討してみましょう。
人気の有料テーマはたくさんありますが、迷うなら、SWELLがおすすめ。
» アフィリエイトブログのおすすめ便利ツール12選【初心者必見!】
高速化④:プラグインを入れすぎない
サイトの表示速度を上げるには、WordPressプラグインを入れすぎないことが重要です。
プラグインをあれこれと入れすぎると、読みこむファイルも多くなり、表示速度が低下するからです。
プラグインは15個以内にしましょう。
» WordPressの無料おすすめプラグイン12選【ブログ初心者必見】
以上、キャッシュの管理以外で、サイトを高速化する方法でした。
まとめ:WP Fastest Cacheを活用してサイトを高速化しよう

WP Fastest Cacheの設定方法を解説しました。
WP Fastest Cacheを導入すれば、キャッシュを利用して、サイトの表示速度を上げることができます。
サイトの表示速度が上がれば、ユーザー満足度が高まり、SEOも有利になるので、この機に導入しておきましょう!
参考情報
WP Fastest Cache以外のおすすめプラグインは以下にまとめてますので、導入してない方はこの機にどうぞ。
» WordPressの無料おすすめプラグイン11選【ブログ初心者必見】
WordPressに関する記事一覧はこちら。あわせてご覧ください。
» 【ブロガー向け】WordPress習得への完全マップ
今回は以上です。