mixhostでサブドメイン追加して複数のWordPressサイトを作る方法

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「mixhostでサブドメインを追加して、2つ目のWordPressサイトを作りたい。でもやり方がさっぱりわかりません…初心者向けに教えてください」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • mixhostでサブドメインを追加して複数のWordPressサイトを作る方法

記事の信頼性

本記事を書いている私はブログ歴3年以上。記事数は400を超えました。WordPressに関する記事も多数アップしています。

今回は、mixhostでサブドメインを追加して複数のWordPressサイトを作る方法について解説します。

WordPressサイトを複数作る方法はいくつかあるなかで、

「サブドメインを追加して2つ目のWordPressサイトを作りたい」
「でも作り方がわからない…」
という方向けに、作り方を丁寧に解説しました。

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>> mixhost

ただ、Step1〜2は、他のレンタルサーバーでも参考になるし、Step3以降は、お使いのレンタルサーバーによらず同じ。

なので、mixhostをお使いの方はもちろん、それ以外のサーバーをお使いの方も、サブドメイン追加して複数のWordPressサイトを作りたい方はぜひご覧ください!

目次

Step1:mixhostでサブドメインを追加する

Step1では、mixhostのサイトでサブドメインを追加します。

サブドメインの追加

まずmixhostにログインします。
>> mixhost

次に、cPanelに入ります。

[ドメイン]をクリックします。

[新しいドメインを作成]をクリックします。

以下を入力します。詳しくは、図の下の説明をご覧ください。

  • ドメイン:希望のサブドメインを入力します。
    たとえば、aaa.com のルートドメインに対して、
    xxx.aaa.com のサブドメインを追加するなら、xxx.aaa.comを入力
  • 「ドキュメントルートを共有します」にはチェックを入れない
  • ドキュメントルート:xxxを入力

最後に[送信]をクリックします。

以下のような表示がされればOKです。

SSL化されるのを待つ

SSLというのは、Secure Socket Layerの略。
インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みのひとつ。安全なサイトであることの証明になります。

SSL化されたサイトはURLが
http://… → https://…
となります。

mixhostは、サブドメイン作成時に、SSL化を自動でやってくれるので便利!

SSL化が終わらないと、この後に行うWordPressのインストールができないので、SSL化の完了を待ちましょう。

SSL化が完了したかの確認方法

mixhostのcPanelで、[SSL/TLS Status]をクリックします。

サブドメイン作成直後は、以下のように鍵のマークが赤くなっています。これはSSL化が完了していない状態。

SSL化が完了すると、鍵のマークが緑になります。

SSL化の完了に要する時間

私の場合、最初にサブドメインを追加したときは30分ほどで完了。次にサブドメインを追加したときは、12時間かかりました。

※なお、SSL化の時間を早めるには、先にネームサーバーを変更するとよいらしい(by外部サイト)ですが、私はやり方がわからなかったので、おとなしく待ちました。

Step2:mixhostでWordPressをインストールする

Step2では、mixhostでWordPressをインストールします。

WordPressのインストール

Step1と同様、mixhostにログインし、cPanelに入ります。

[SOFTACLOUS APPS INSTALLER] の中にある [WordPress]をクリックします。

[今すぐインストール]をクリックします。

情報を入力していきます。
詳細は図の下に書いたのでご覧ください。

✓Choose Installation URL
[https://] と、さきほど作成したサブドメインを選びます。
[ディレクトリ]は空欄のままでOK。

✓インストールしたいバージョン
最新のバージョンを選びます。

✓サイト名/サイト説明
自由に入力します(後で変更可)。

✓Admin Username
WordPressのダッシュボードにログインするときのユーザー名(任意)を設定します。忘れないようにメモしておくこと。

✓Admin Password
WordPressのダッシュボードにログインするときのパスワード(任意)を設定します。忘れないようにメモしておくこと。

✓管理者Eメール
あなたのEメール(後で変更可)。

以下の項目は、言語が [Japanese]になっていることを確認したら、その他は何もしなくてOKです。

最後に [インストール]をクリックします。

以下のように、「ソフトウェアは正常にインストールされました」と表示されたら成功です。

上図の赤枠の[管理者URL :] をメモしておきましょう。
WordPressのダッシュボードにログインするときのURLになります。

メモしたら、[管理者URL :]をクリックしましょう。
WordPressのダッシュボードにログインできます。

WordPressの初期設定

ここでは最低限やっておきたい初期設定を解説します。

一般設定

ダッシュボードの左メニューから [設定] をクリックします。
一般設定では、サイトのタイトルや管理者メールアドレスなどを設定できます。
もし変更したい場合はこの画面でどうぞ。

更新情報サービス/パーマリンク

更新情報サービスとパーマリンクの設定は、忘れないうちにやっておきましょう。
設定方法は以下の記事をご覧ください。
» mixhostでWordPressブログを始める方法【初心者向でも簡単】

ここまでで、mixhostでのサブドメイン作成と、WordPressのインストールとが完了しました (^o^)/

Step3:WordPressのテーマとプラグインをインストールする

Step3では、WordPressのテーマとプラグインをインストールします。

WordPressテーマのインストール

WordPressのテーマは、サイトのデザインを決めるための設定ファイルですね。

おすすめのテーマはSWELLです。
» 【安心】WordPress有料テーマ『SWELL』の購入方法をやさしく解説

WordPressテーマのインストール方法は、以下の記事をご覧ください。
» mixhostでWordPressブログを始める方法【初心者向でも簡単】

※インストール後、お使いのテーマの初期設定があれば、適宜やっておきましょう。

WordPressプラグインのインストール

WordPressのプラグインは、WordPressの使い勝手を上げてくれる拡張機能ですね。

プラグインのインストール方法と、おすすめのプラグインは以下の記事をご覧ください。
» WordPressの無料おすすめプラグイン11選【ブログ初心者必見】

Step4:既存サイトから新規サイトにデータ移行する

Step4では、既存サイト(ルートドメイン)から新規サイト(サブドメイン)に、記事や画像などのデータを移行します。

本項は、ルートドメインからサブドメインに移動するデータがある方のみが対象です。

※新規サイトに移行するものは無い、という方は「仕上げ:設置しておきたい項目5つ」に進んでください。

既存サイトから新規サイトに、記事や画像などのデータを移行したいケースとは、たとえば以下です。

  • ルートドメインの特定の記事を、サブドメインに移動したい
  • プロフィールやプライバシーポリシーをサブドメインでも流用したい
上記ケースにおいて、手動でひとつずつデータ移行することも可能ですが、かなり非効率です…。

というわけで、自動で簡単にデータ移行する方法を紹介しますね。
※ここでいうデータ移行は、移動ではなくてコピーのイメージ。

事前準備

もし、WordPressのプラグインで「EWWW Image Optimizer」を使っている方は、一時停止(無効化)をしておきましょう。

このプラグインが有効だと、画像の移行がうまくいかないことがあるそうなので。

※データ移行が完了したら、また有効に戻してください

ルートドメインでデータのエクスポート

まず、移行元(ルートドメイン)から、移行したいデータをエクスポートします。

自動で簡単に移行するために、WordPressプラグインを使います。

WordPressのダッシュボードで [プラグイン] > [新規追加]をクリックし、「Export media with selected content」をインストールします。

インストールしたら「有効化」します。

ダッシュボードで [ツール] > [エクスポート]をクリックします。

エクスポートしたいデータを以下で設定します。
詳細は図の下に記載したのでご覧ください。

すべて移行する場合は [すべてのコンテンツ]をクリック。
特定の記事だけ移行する場合は [投稿]をクリックし、詳細のプルダウンメニューから対象を選びます。
画像もあわせて移行したいときは、[Export media with selected content]にチェックを入れます。

最後に、[エクスポートファイルダウンロード]をクリックします。

すると、xmlファイルがお使いのPCにエクスポートされます。こんな感じのが↓

サブドメインでデータのインポート

続いては、移行先(サブドメイン)に、さきほどのデータをインポートします。

WordPressのダッシュボードで、[ツール] > [インポート]をクリックします。

WordPressの欄で [今すぐインストール]をクリックします。

表示が [インポーターの実行]に変わるのでクリックします。

[ファイルを選択]をクリックし、さきほどエクスポートしたXMLファイルを設定します。

[ファイルをアップロードしてインポート]をクリックします。

インポートする投稿者(あなた)を選び、[添付ファイルをダウンロードしてインポートする]にチェックを入れ、[実行]をクリックします。

「すべて完了しました」と表示されれば成功です。

ダッシュボードの左メニューで [投稿]をクリックして、移行したい記事がインポートされていることを確認しましょう。

Step5:記事のリダイレクト設定をする

Step5では、記事のリダイレクト設定をします。

本項は、Step4で ルートドメインの記事をサブドメインに移動した方のみが対象です。

リダイレクトとは

リダイレクトとは、WebサイトやページのURLを変更した際、古いURLにアクセスしたユーザーを自動的に新しいURLに転送することです。

今回のように、ルートドメインからサブドメインに記事を移動した場合、ルートドメインにアクセスされると困りますよね?

とはいえ、URLの変更を全ユーザーに知らせるなんて無理…。また、URLの変更をGoogleにも知らせないと、SEO評価がリセットされちゃいます…。

なので、リダイレクトを行い、

  • 古いURLにアクセスしたユーザーを自動的に新しいURLに転送する
  • URLの変更をGoogleに伝えて、SEO評価を維持する

というわけです。

記事のリダイレクト設定

記事のリダイレクト設定は以下の記事にまとめたので、そちらをご覧ください。
» WordPressのリダイレクト設定手順【初心者でもできる】

ルートドメインの記事を削除

ルートドメインからサブドメインへのリダイレクト設定が完了したら、ルートドメインの該当記事は、削除 or 非公開/下書き にします。

もう必要ないですから。

データ移行したのでルートドメインのデータは不要という方は「削除」しましょう。
データ移行したけど、念のため残しておきたいという方は「非公開 or下書き」にすればよいです。

仕上げ:設置しておきたい項目5つ

ここまでの作業を行えば、mixhostでサブドメインを追加して複数のWordPressサイトを作成できたはず。

なので、本記事はここで終わりにしてもよいのですが、、

新たに作ったサイトを、ユーザーやGoogleからから信頼されるものにするためには、その他の項目も必要です。

そこで、サイトにぜひ設置しておきたい項目5つを参考までに紹介します(`・ω・´)ゞ

  • プロフィール
  • お問い合わせフォーム
  • グローバルメニュー
  • サイトマップ
  • プライバシーポリシー

プロフィール

プロフィールは自己紹介文のこと。
サイトの信頼性を高めるために必須。

当サイトでは、サイドバーやフッターに設置しています(こちら)。

プロフィールは基本的に固定ページで作成します。

お問い合わせフォーム

お問い合わせフォームがあると、サイトの信頼性が上がります。
また、ASP担当者から広告掲載のオファーをもらえて、収益アップが期待できます。

当サイトでは、サイドバーやフッターに設置しています(こちら

お問い合わせフォームの設置方法は以下の記事をご覧ください。
» WordPressのお問い合わせフォーム設置方法|Contact Form 7の使い方

グローバルメニュー

グローバルメニューは読者にとって、
・サイトが扱うカテゴリーを把握しやすい
・記事にアクセスしやすくなる
というメリットをもたらします。

当サイトでいえばこれ↓

設置方法は、ダッシュボードで [外観] > [メニュー]をクリックして、設定します(※お使いのテーマによって外観は異なります)

サイトマップ

サイトマップがあると、グローバルメニューと同様の効果を読者にもたらします。

当サイトではフッターに設置しています(こちら

サイトマップは基本的に固定ページで作成します。

当サイトのように手動で作成するケースもあれば、WordPressのプラグインで作成するケースもあります。

プライバシーポリシー

プライバシーポリシーがあると、サイトの信頼性が上がります。
また各種のトラブルを避けるためにも必須。早めに設置しておきましょう。

当サイトでは、フッターに設置しています(こちら

プライバシーポリシーの設置方法は以下をご覧ください。
» ブログに必須!プライバシーポリシーの書き方・作り方【雛形コピペOK】

サブドメイン追加時の解析ツール設定

サブドメイン追加時に、解析ツールの設定はどうするのか?を紹介します。

解析ツールとは以下の2つ。

  • Googleサーチコンソール
  • Googleアナリティクス

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールの初期設定時に、プロパティタイプで「ドメイン」を選んだなら、やることはありません。

というのも、プロパティタイプの「ドメイン」は、サブドメインのデータ計測も含むからです。

より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
» Googleサーチコンソールとは?登録・設定方法を解説【初心者向け】

実際の画面でいうと、デフォルトの表示は、ルートドメインとサブドメインの全てが含まれています。

もし、サブドメインのデータだけを見たいときは、左上のプルダウンをクリックして、

該当のサブドメインを選択すればOKです。

Googleアナリティクス

準備中。

サブドメイン追加時のアフィリエイト設定

サブドメイン追加時に、アフィリエイトの設定変更について紹介します。

サイトにアフィリエイトリンクを貼っている方も多いでしょう。

アフィリエイトリンクとは、
・A8.net
・もしもアフィリエイト
・Amazonアソシエイト
などのリンクのことを指します。

上記にアフィリエイトを申請する際には、サイトのURLを登録してますよね?

サブドメイン追加によってサイトのURLが変わる(増える)なら、追加したURLも登録しないといけません。

この追加URLを登録する作業を忘れずにやりましょう。

A8.netの場合

A8.netを例にして解説します。

A8.netの通常のアフィリエイトリンク作成方法は以下をご覧ください。
» A8ネットの使い方|登録から広告の貼り方まで初心者に3分で解説

画面上部の [登録情報] > [サイト情報の登録・修正] をクリックします。

[副サイトを登録する] をクリックして、追加したサブドメインを登録します。

当サイトの例でいえば、サブドメインを追加した結果、以下のようになりました。

アフィリエイトリンクを作るときは、「掲載サイト」の欄で、アフィリエイトリンクを掲載するドメインを選択してから、[広告リンクを表示]をクリックします。

どのサブドメインを選んだかによって、作成されるアフィリエイトリンクのURLも変わります。

こんな感じ。

まとめ

mixhostでサブドメインを追加して複数のWordPressサイトを作る方法を解説しました。

手順は以下の5つ:
①mixhostでサブドメインを追加
②mixhostでWordPressのインストール
③テーマとプラグインのインストール
④新規サイトにデータ移行
⑤記事のリダイレクト設定

なお、レンタルサーバーはmixhostを例にしました。mixhostはサブドメインの追加が簡単&無料&無制限でおすすめ!
>> mixhost

参考になれば幸いです。

なお、WordPressに関する記事は以下にまとめてますので、あわせてご覧ください。
» 【ブロガー向け】WordPress習得への完全マップ

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