mixhostでサブドメインを追加して、2つ目のWordPressサイトを作りたい。でもやり方がさっぱりわかりません…初心者向けに教えてください

こういった疑問に答えます。
今回は、mixhostでサブドメインを追加して複数のWordPressサイトを作る方法について解説します。
WordPressサイトを複数作る方法はいくつかあるなかで、
- 「サブドメインを追加して2つ目のWordPressサイトを作りたい」
- 「でも作り方がわからない…」
という方向けに、作り方を丁寧に解説しました。
レンタルサーバーは mixhost
なので、mixhostをお使いの方はもちろん、それ以外のサーバーをお使いの方も、サブドメイン追加して複数のWordPressサイトを作りたい方はぜひご覧ください!
サブドメインを追加して複数のWordPressサイトを作る流れ
全体の流れは以下の5ステップです。
- mixhostでサブドメインを追加する
- mixhostでWordPressをインストールする
- WordPressのテーマとプラグインをインストールする
- 既存サイトから新規サイトにデータ移行する
- 記事のリダイレクト設定をする
以降では、各ステップごとに説明していきます。
では、Step1から見ていきましょう!
Step1:mixhostでサブドメインを追加する


Step1では、mixhostのサイトでサブドメインを追加します。
サブドメインの追加
まず、mixhost
次に、cPanelに入ります。


[ドメイン]をクリックします。


[新しいドメインを作成]をクリックします。


以下を入力します。詳しくは、図の下の説明をご覧ください。


- ドメイン:希望のサブドメインを入力します。 たとえば、aaa.com のルートドメインに対して、 xxx.aaa.com のサブドメインを追加するなら、xxx.aaa.comを入力
- 「ドキュメントルートを共有します」にはチェックを入れない
- ドキュメントルート:xxxを入力
最後に[送信]をクリックします。


以下のような表示がされればOKです。


SSL化されるのを待つ
SSL化されたサイトはURLが
http://… → https://…
となります。
mixhostは、サブドメイン作成時に、SSL化を自動でやってくれるので便利!
SSL化が終わらないと、この後に行うWordPressのインストールができないので、SSL化の完了を待ちましょう。
SSL化が完了したかの確認方法
mixhostのcPanelで、[SSL/TLS Status]をクリックします。


サブドメイン作成直後は、以下のように鍵のマークが赤くなっています。これはSSL化が完了していない状態。


SSL化が完了すると、鍵のマークが緑になります。


SSL化の完了に要する時間
私の場合、最初にサブドメインを追加したときは30分ほどで完了。次にサブドメインを追加したときは、12時間かかりました。
Step2:mixhostでWordPressをインストールする


Step2では、mixhostでWordPressをインストールします。
WordPressのインストール
Step1と同様、mixhostにログインし、cPanelに入ります。
[SOFTACLOUS APPS INSTALLER] の中にある [WordPress]をクリックします。


[今すぐインストール]をクリックします。


情報を入力していきます。
詳細は図の下に書いたのでご覧ください。


項目 | 設定内容 |
---|---|
Choose Installation URL | [https://] と、さきほど作成したサブドメインを選びます。 [ディレクトリ]は空欄のままでOK。 |
インストールしたいバージョン | 最新のバージョンを選びます。 |
サイト名/サイト説明 | 自由に入力します(後で変更可)。 |
Admin Username | WordPressのダッシュボードにログインするときのユーザー名(任意)を設定します。忘れないようにメモしておくこと。 |
Admin Password | WordPressのダッシュボードにログインするときのパスワード(任意)を設定します。忘れないようにメモしておくこと。 |
管理者Eメール | あなたのEメール(後で変更可)。 |
以下の項目は、言語が [Japanese]になっていることを確認したら、その他は何もしなくてOKです。


最後に [インストール]をクリックします。


以下のように、「ソフトウェアは正常にインストールされました」と表示されたら成功です。


上図の赤枠の[管理者URL :] をメモしておきましょう。
WordPressのダッシュボードにログインするときのURLになります。
メモしたら、[管理者URL :]をクリックしましょう。
WordPressのダッシュボードにログインできます。


WordPressの初期設定
ここでは最低限やっておきたい初期設定を解説します。
一般設定
ダッシュボードの左メニューから [設定] をクリックします。
一般設定では、サイトのタイトルや管理者メールアドレスなどを設定できます。
もし変更したい場合はこの画面でどうぞ。


パーマリンク
パーマリンクの設定は、忘れないうちにやっておきましょう。
パーマリンクの設定方法は以下の記事をご覧ください。
» mixhostでWordPressブログを始める方法【初心者向でも簡単】



ここまでで、mixhostでのサブドメイン作成と、WordPressのインストールとが完了しました!
Step3:WordPressのテーマとプラグインをインストールする


Step3では、WordPressのテーマとプラグインをインストールします。
WordPressテーマのインストール
WordPressのテーマは、サイトのデザインを決めるための設定ファイルですね。
WordPressテーマのインストール方法は、以下の記事をご覧ください。
» mixhostでWordPressブログを始める方法【初心者向でも簡単】
SWELLをお使いの方は、以下をご覧ください。
» SWELLの初期設定を初心者向けにやさしく解説!
WordPressプラグインのインストール
WordPressのプラグインは、WordPressの使い勝手を上げてくれる拡張機能ですね。
プラグインのインストール方法とおすすめのプラグインは、上記の記事(WordPressテーマのインストール)内に記載してます。
Step4:既存サイトから新規サイトにデータ移行する


Step4では、既存サイト(ルートドメイン)から新規サイト(サブドメイン)に、記事や画像などのデータを移行します。
既存サイトから新規サイトに、記事や画像などのデータを移行したいケースとは、たとえば以下です。
- ルートドメインの特定の記事を、サブドメインに移動したい
- プロフィールやプライバシーポリシーをサブドメインでも流用したい
上記ケースにおいて、手動でひとつずつデータ移行することも可能ですが、かなり非効率…。
というわけで、自動で簡単にデータ移行する方法を紹介しますね。
ここでいうデータ移行は、移動ではなくてコピーのイメージです。
データ移行前の事前準備
もし、WordPressのプラグインで「EWWW Image Optimizer」を使っている方は、一時停止(無効化)をしておきましょう。


というのも、このプラグインが有効だと、画像の移行がうまくいかないことがあるから。
ルートドメインでデータのエクスポート
まず、移行元(ルートドメイン)から、移行したいデータをエクスポートします。
自動で簡単に移行するために、WordPressプラグインを使います。
WordPressのダッシュボードで [プラグイン] > [新規追加]をクリックし、「Export media with selected content」をインストールします。


インストールしたら「有効化」します。
ダッシュボードで [ツール] > [エクスポート]をクリックします。


エクスポートしたいデータを以下で設定します。
詳細は図の下に記載したのでご覧ください。


最後に、[エクスポートファイルダウンロード]をクリックします。
すると、xmlファイルがお使いのPCにエクスポートされます。こんな感じのが↓


サブドメインでデータのインポート
続いては、移行先(サブドメイン)に、さきほどのデータをインポートします。
WordPressのダッシュボードで、[ツール] > [インポート]をクリックします。


WordPressの欄で [今すぐインストール]をクリックします。


表示が [インポーターの実行]に変わるのでクリックします。


[ファイルを選択]をクリックし、さきほどエクスポートしたXMLファイルを設定します。


[ファイルをアップロードしてインポート]をクリックします。


インポートする投稿者(あなた)を選び、[添付ファイルをダウンロードしてインポートする]にチェックを入れ、[実行]をクリックします。


「すべて完了しました」と表示されれば成功です。


ダッシュボードの左メニューで [投稿]をクリックして、移行したい記事がインポートされていることを確認しましょう。


Step5:記事のリダイレクト設定をする


Step5では、記事のリダイレクト設定をします。
リダイレクトとは
リダイレクトとは、WebサイトやページのURLを変更した際、古いURLにアクセスしたユーザーを自動的に新しいURLに転送することです。
今回のように、ルートドメインからサブドメインに記事を移動した場合、ルートドメインにアクセスされると困りますよね?
とはいえ、URLの変更を全ユーザーに知らせるなんて無理…。また、URLの変更をGoogleにも知らせないと、SEO評価がリセットされちゃいます…。
なので、リダイレクトを行い、
- 古いURLにアクセスしたユーザーを自動的に新しいURLに転送する
- URLの変更をGoogleに伝えて、SEO評価を維持する
というわけです。
記事のリダイレクト設定
記事のリダイレクト設定は以下の記事にまとめたので、そちらをご覧ください。
» WordPressのリダイレクト設定手順【初心者でもできる】
ルートドメインの記事を削除
ルートドメインからサブドメインへのリダイレクト設定が完了したら、ルートドメインの該当記事は、削除 or 非公開/下書き にします。
もう必要ないですから。
データ移行したのでルートドメインのデータは不要という方は「削除」しましょう。
データ移行したけど、念のため残しておきたいという方は「非公開 or下書き」にすればよいです。
仕上げ:設置しておきたい項目5つ
ここまでの作業を行えば、mixhostでサブドメインを追加して複数のWordPressサイトを作成できたはず。
なので、本記事はここで終わりにしてもよいのですが、、
新たに作ったサイトを、ユーザーやGoogleからから信頼されるものにするためには、その他の項目も必要です。
そこで、サイトにぜひ設置しておきたい項目5つを参考までに紹介します(`・ω・´)ゞ
- プロフィール
- お問い合わせフォーム
- グローバルメニュー
- プライバシーポリシー
- サイトマップ
プロフィール
プロフィールは自己紹介文のこと。
サイトの信頼性を高めるために必須。
当サイトでは、フッターに設置しています(こちら)。


プロフィールは基本的に固定ページで作成します。
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームがあると、サイトの信頼性が上がります。
また、ASP担当者から広告掲載のオファーをもらえて、収益アップが期待できます。
当サイトでは、フッターに設置しています(こちら)。


お問い合わせフォームは基本的に固定ページで作成します。
お問い合わせフォームの設置方法は以下の記事をご覧ください。


グローバルメニュー
グローバルメニューは読者にとって、
・サイトが扱うカテゴリーを把握しやすい
・記事にアクセスしやすくなる
というメリットをもたらします。
当サイトでいえばこれ↓


設置方法は、ダッシュボードで [外観] > [メニュー]をクリックして、設定します。


プライバシーポリシー
プライバシーポリシーがあると、サイトの信頼性が上がります。
また各種のトラブルを避けるためにも必須。早めに設置しておきましょう。
当サイトでは、フッターに設置しています(こちら)。


プライバシーポリシーは基本的に固定ページで作成します。
プライバシーポリシーの設置方法は以下をご覧ください。


サイトマップ
サイトマップは、サイトの全体像を読者に知らせることができるのがメリットです。
サイトマップは基本的に固定ページで作成します。
手動で作成するケースもあれば、WordPressのプラグインを使って自動で作成するケースもあります。
サブドメイン追加時の解析ツール設定
サブドメイン追加時に、解析ツールの設定はどうするのか?を紹介します。
解析ツールとは以下の2つ。
- Googleサーチコンソール
- Googleアナリティクス
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールの初期設定時に、プロパティタイプで「ドメイン」を選んだなら、やることはありません。


というのも、プロパティタイプの「ドメイン」は、サブドメインのデータ計測も含むからです。
より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。


サブドメインのデータだけを見たいときの対応
とはいえ、サブドメインだけのデータを見たい方もいるでしょう。
そんなときは、サーチコンソールの左上のプルダウンをクリックして、


「+プロパティを追加」をクリックします。


赤枠部にサブドメインを入力して「続行」をクリックします。


すると以下の感じで、サブドメイン用のメニューが追加されます。


サブドメインだけのデータを見たいときは、上記のメニューから該当のサブドメインのプロパティを選びましょう。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクス(GA4)で追加したサブドメインのデータを計測したい場合、サブドメインのサイトにGoogleアナリティクス計測用の設定をする必要があります。
アナリティクス計測用の設定方法は以下の4とおり。
- 計測タグを直に埋め込む
- WordPressテーマ上で計測タグを設定する
- WordPressプラグイン上で測定IDを設定する
- Google Tag Managerを使って計測タグを設定する
設定方法1:計測タグを直に埋め込む
phpファイルもしくはhtmlファイルを編集して、計測タグをheadセクション内に埋め込むます。
設定方法2:WordPressテーマ上で計測タグを設定する
WordPressテーマSWELL


設定方法3:WordPressプラグイン上で測定IDを設定する
測定IDとはGA4の識別番号で、「G – xxxxxx」という文字列です。
測定IDを取得するには、まずGA4にログインして、「管理」>「データストリーム」をクリックします。


以下の「測定ID」をコピーすればOK。


あとは、GA4の測定IDをもとにGA4と連携できるWordPressプラグインをインストールして、測定IDを設定します。
そのようなプラグインとしては、「SEO SIMPLE PACK」がおすすめ。WordPressテーマ「SWELL


設定方法4:Google Tag Managerを使って計測タグを設定する
Google Tag Managerを使った設定方法の詳細は、以下の記事の「方法2:Googleタグマネージャーを使う」をご覧ください。
>> Googleアナリティクス4(GA4)の導入方法と初期設定【初心者向け】
サブドメイン追加時のアフィリエイト設定
サブドメイン追加時に、アフィリエイトの設定変更について紹介します。
サイトにアフィリエイトリンクを貼っている方も多いでしょう。
アフィリエイトリンクとは、
- A8.net
- もしもアフィリエイト
“>もしもアフィリエイト
- Amazonアソシエイト
などのリンクのことを指します。
上記にアフィリエイトを申請する際には、サイトのURLを登録してますよね?
サブドメイン追加によってサイトのURLが変わる(増える)なら、追加したURLも登録しないといけません。
この追加URLを登録する作業を忘れずにやりましょう。
A8.netの場合
A8.net
画面上部の [登録情報] > [サイト情報の登録・修正] をクリックします。


[副サイトを登録する] をクリックして、追加したサブドメインを登録します。


当サイトの例でいえば、サブドメインを追加した結果、以下のようになりました。


アフィリエイトリンクを作るときは、「掲載サイト」の欄で、アフィリエイトリンクを掲載するドメインを選択してから、[広告リンクを表示]をクリックします。


どのサブドメインを選んだかによって、作成されるアフィリエイトリンクのURLも変わります。
こんな感じ。
mixhostでサブドメインを削除する方法
上述した手順に従い、mixhostでサブドメインを追加したものの、削除したいという方向けに、削除方法を紹介します。
手順は以下の2ステップです。
- Step1: WordPressを削除する
- Step2: サブドメインを削除する
順にみていきましょう。
削除すると元に戻せませんので、削除するドメインを間違えないように、十分お気をつけください。
Step1: WordPressを削除する
mixhostのコントロールパネルで、「スクリプト」の項目にある「WordPress」をクリックします。


「現状のインスタレーション」の中にある、削除したいサブドメインの行のゴミ箱のアイコンをクリックします。


すると以下の画面になります。
完全に削除したい場合は、「ディレクトリの削除」「データベースの削除」「データベースユーザーの削除」のすべてにチェックを付けて、「インスタレーションの削除」をクリックします。


以下の画面になれば削除は完了です。


Step2: サブドメインを削除する
続いてはサブドメインを削除します。
ふたたびmixhostのコントロールパネルを開き、「ドメイン」をクリックします。


先ほどWordPressを削除したサブドメインの行の「管理」をクリックします。


以下の画面になるので、「ドメインの削除」をクリックします。


確認のメッセージが出るので、「はい、ドメインを削除します」をクリックします。


サブドメインが削除されると以下のメッセージが出ます。


以上で完了です。
まとめ:mixhostならサブドメインを追加して複数のWordPressサイトを簡単に作成できる!
mixhostでサブドメインを追加して複数のWordPressサイトを作る方法を解説しました。
手順は以下の5つ。
- mixhostでサブドメインを追加
- mixhostでWordPressのインストール
- テーマとプラグインのインストール
- 新規サイトにデータ移行
- 記事のリダイレクト設定
参考
本記事では、レンタルサーバーは mixhost
mixhost


また、複数のサイトを作る場合、WordPressテーマ「SWELL」
SWELL

