マークダウン記法でWordPressの執筆を時短する方法|HTML変換ツールも紹介

「普段WordPressに直接文字をうちこんで、記事を作ってます。でもなんだか記事の執筆スピードが遅い気がするんですよね…。マークダウン記法を使うと時短できると聞いたので試してみたいです。やり方を教えてください」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- マークダウン記法を使うメリット
- マークダウン記法の使い方
記事の信頼性
WordPressでブログを書くとき、WordPressの画面に直接文字を打ち込んでませんか?
もちろんその方法でも悪くないですが、いまひとつ執筆速度はあがりませんよね?
そんなときはマークダウン記法を使うと、記事執筆をスピードアップできますよ!
本記事では、マークダウン記法を使って、WordPressの記事を効率よく執筆する方法を解説しましたので、ぜひご覧ください。
目次
WordPressの画面で記事執筆するとなぜ遅い?

私はWordPressの記事作成は、クラシックエディターのテキストモードで行っています。
なぜならブロックエディター(Gutenberg)は私にとっては使いづらいから。クラシックエディターのビジュアルモードも苦手ですし。
クラシックエディターは、専用のプラグインを入れることで使えるようになり、そのテキストモードとは、以下のような画面です。

このクラシックエディターのテキストモードを使う場合、WordPressの画面に直接文字をうちこむと、執筆スピードは全くあがりません。
その理由は以下の2点。
- 文字フォントが小さくて見えづらいから
- HTMLタグをつけるのに手間がかかるから
理由1:文字フォントが小さくて見えづらいから
文字が小さいと、作業効率が落ちます。目も疲れますしね。
もちろんWebブラウザをズームアップすれば文字は大きくなりますが、動作がもっさりします。
理由2:HTMLタグをつけるのに手間がかかるから
クラシックエディターのテキストモードでは、自分でHTMLタグをつける必要がありますが、これが手間。
もちろんWordPressのプラグイン「AddQuicktag」を使えばだいぶ便利にはなるんです。
とはいえ、記事部分とQuicktagをマウスでいききするのがロスで、やっぱり執筆スピードはいまひとつあがりません…。
別エディターを使ってみると
上記の問題1(文字が小さい)を解決するために、まずWordPressとは別のエディタを使って記事を執筆することにしました。
使ったエディタは「Apple純正のメモアプリ」で、以下の記事でも紹介しています。
» ブログアフィリエイトのおすすめ便利ツール13選【初心者必見!】
このエディタで大部分を書き上げたら、そのままそっくりコピーして、WordPressに貼りつけるわけです。その結果、執筆スピードはだいぶ上がりました。
でもあるとき、この問題を解決してくれる超便利な方法をみつけたんです。
それが「マークダウン記法」を使うことでした!
マークダウン記法でWordPressの記事を執筆する方法

マークダウン記法とは?
マークダウンとは、文書を記述するための軽量マークアップ言語のひとつ。「書きやすくて読みやすいプレーンテキストとして記述した文書を、XHTML(もしくはHTML)文書へと変換できるフォーマット」として開発されました(引用:wikipedia)。
具体的にいうと、HTMLタグと違って、使うのは「#」「-」「*」といった簡単な記号だけ。
なので、WordPressとは別のエディタで執筆を行う際に、このマークダウン記法を使えば、執筆がグッと楽になるわけです。
WordPressプラグインを使う方法もあるけど
クラシックエディターのテキストモードを使う場合でも、専用のWordPressプラグインを入れれば、WordPressの画面上でマークダウン記法を使うことができます。
例えば、
・Jetpack
・WP Markdown Editor
など。
でも私はその方法は選びませんでした。
なぜなら、問題1(フォントが小さい)が再浮上するから。
加えていうと、WordPressのプラグインを増やしたくないんですよね。WordPressの無料おすすめプラグイン9選【ブログ初心者必見】の記事でも書いたとおり、プラグインを増やすと、表示速度やセキュリティが低下するから。
そこで私がたどりついた方法とは?
結論、以下です。
- 別エディタで、マークダウン記法を用いて執筆する
- 変換ツールで、マークダウンをHTMLに変換する
- WordPressの画面に貼りつける
- 最後の仕上げをする
順に解説します。
手順1:別エディタで、マークダウン記法を用いて執筆する
まずはWordPressとは別のテキストエディタを使います。
私が使ってるのは、Mac純正のメモアプリ。
このテキストエディタで、マークダウン記法を用いて、記事を書いていきます。
例えばこんな感じ。
## ここがH2見出しになります テキストテキストテキストテキスト ### ここがH3見出しになります - これがリスト - これがリスト テキストテキストテキストテキスト 1. これが番号つきリスト 2. これが番号つきリスト
上記のマークダウンを使うだけで、執筆スピードはグンとアップします!
マークダウン記法には他にもあって、もちろん知っておいた方が便利です。学習したい方は以下を参照ください。
» Markdown記法 サンプル集 -Qiita(外部リンク)
手順2:変換ツールで、マークダウンをHTMLに変換する
手順1でブログ記事の大部分を作成したら、変換ツールを使って、マークダウン記法をHTMLに変換します。
変換ツールは沢山ありますが、以下のツールがシンプルで使いやすいですよ。
Convert Markdown to HTML
Convert your markdown to HTML in one easy step – for free!
使い方はシンプル。まず、別エディターで執筆したマークダウン記法による記事を左側にコピペします。すると、マークダウンからHTMLに変換されて、右側に自動出力されます。
ちなみに上記ツールでHTMLに変換すると、h2タグやh3タグに 「id=“-”」が付与されます。もしそれが嫌な方は、以下のツールをどうぞ。
» MarkdownからHTMLに変換するツール(外部リンク)
他にも変換ツールは色々ありまして、例えば「Pandoc」「StackEdit」「Docusaurus」など。でも私は最初に紹介した変換ツールがシンプルで気にいってます。
手順3:WordPressの画面に貼りつける
先ほどの変換ツールで、右側に出力されたHTMLコードをそのままコピーして、WordPressの画面に貼りつけます。

手順4:最後の仕上げをする
最後に、WordPressの画面上で、ブログ記事の最終仕上げを行います。具体的には、画像を挿入したりとか、内部リンクを挿入したりとか。
画像やリンクもマークダウン記法を使ってできますが、そこに関しては、WordPressの画面上で行った方が作業効率がいいかなって思います。
以上、マークダウン記法でWordPressの記事を執筆する方法でした。
もしもいいなと思った方は、ぜひお試しください。
まとめ:マークダウン記法でWordPressの記事作成を時短しよう

今回は、マークダウン記法でWordPressの記事を執筆する方法を紹介しました。
記事内で紹介したように、マークダウン記法を使うことで、WordPressでの記事執筆を時短できます。
やり方はいくつかありますが、クラシックエディターのテキストモードを使ってる方は、今回紹介した以下の方法がおすすめです。
- 別エディタで、マークダウン記法を用いて執筆する
- 変換ツールで、マークダウンをHTMLに変換する
- WordPressの画面に貼りつける
- 最後の仕上げをする
もしもいいなと思った方は、ぜひお試しください。
なお、WordPressに関する記事は以下にまとめてますので、参考にどうぞ。
» 【ブロガー向け】WordPress習得への完全マップ
というわけで、今回は以上です。