All in One SEOの設定と使い方【WordPress必須プラグイン】

All in One SEOを使いたい人「WordPressのプラグインAll in One SEOを入れた方がいいらしい。でも導入手順がさっぱりわかりません。初心者向けに教えてください」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- All in One SEOの設定・使い方
記事の信頼性
今回は、All in One SEOの設定と使い方を解説します。
WordPressでブログ運営をするなら、SEO対策に有効なプラグイン「All in One SEO」はおすすめです。
私も初心者のころはそうでしたので、その気持ちはよくわかります。
でもご安心ください。本記事では、そんな初心者向けに、All in One SEOの設定と使い方をわかりやすく解説しました。
SEO対策に有効なプラグインですので、この機に導入しましょう。
本記事の内容
- All in One SEOとは?
- All in One SEOのインストール方法
- All in One SEOのセットアップ
- All in One SEOのその他の設定
- 投稿画面での個別設定
- 投稿画面で記事のSEO評価をチェックする
- まとめ:All in One SEOを導入してSEO対策しよう!
All in One SEOとは?

All in One SEOとは、SEOの設定を簡単に行ってくれるWordPressプラグインです。
公式サイトの説明文は以下のとおり。
AIOSEO の WordPress SEO プラグイン の機能は、最新の SEO 規格と SEO のベストプラクティスに従うので、Google やその他の一般的な検索エンジンアルゴリズムのために高度に最適化されています。正直 AIOSEO は、世界で最高の WordPress SEOプラグインであると言えます。
利用者数(インストール数)は300万以上で、評価もバツグン。
ブログ中上級者はこのプラグインを使ってる方が実に多いですね。
All in One SEOでできること
All in One SEOには以下の機能があります。
- 検索エンジンでの表示設定(サイト名や記事タイトル、メタディスクリプション)
- 検索エンジンに表示させるかどうかの設定(noindex設定)
- ソーシャルメディアでの表示設定
- 記事をSEO評価してスコア表示
- Googleアナリティクス設定
- XMLサイトマップ設定
上記のとおり、SEOの機能がてんこもり。
なお、XMLサイトマップ設定については、「Google XML Sitemaps」というプラグインを使う方法もありまして、私はそちらをおすすめします。導入手順は以下をご覧ください。
» Googleサーチコンソールの使い方【初心者向け】
以上、All in One SEOの概要でした。
All in One SEOのインストール方法

まずは、All in One SEOのインストール方法を解説します。
この作業は1回やればOK
WordPressの管理画面を開き、[プラグイン] > [新規追加]をクリックします。
画面右上のの検索窓に[All in One SEO]と入力します。
All in One SEOが表示されるので、
[今すぐインストール]をクリックし、次に
[有効化]をクリックすると、以下のように「有効」と表示されます。
以上でAll in One SEOのインストールは完了です。
All in One SEOのセットアップ

続いては、All in One SEOのセットアップを解説します。
この作業も1回やればOK
インストールが完了すると、WordPress管理画面の左メニューに
All in One SEOが追加されているのでクリックします。
左メニューから[一般設定]をクリックします。
[セットアップウィザードを起動]というボタンをクリックします。
※バージョンによっては、以下のように[Launch Setup Wizard]という英語表記になってます。
[Let’s Get Started]をクリックします。
ここからは、全部で6ステップあります。
ステップ1
サイトのカテゴリやタイトルを設定します。
①サイトのカテゴリ:
あなたのサイトのジャンルに近いものを選びます
②サイトのタイトル:
サイトのタイトルを入力します。検索結果に表示されます。
③メタディスクリプション:
メタディスクリプションとは、検索画面でタイトルの下に表示される要約文。サイトの概要を入力します。
設定が完了したら、右下にある
[Save and Continue]をクリックします。
ステップ2
サイトの追加情報を設定します。
①個人/組織:
個人または組織を選び、名前を入力します。
②ロゴ:
ロゴを登録します。未入力でもOK
③デフォルトのソーシャルシェア画像:
ソーシャルメディアにシェアする際に表示されるロゴ画像を登録します。未入力でもOK
④ソーシャルプロフィール:
運用しているSNSのURLを入力します。運用していなければ空欄でOK
設定が完了したら、
[Save and Continue]をクリックします。
ステップ3
どのSEO機能を有効にするか?を選びます。
①Analytics:
Googleアナリティクスをまだ導入していない方はチェックをつけておきましょう。
※私は、計測タグを直接ソースコードに埋め込んだのでチェックはつけていません。
②PROの機能:
[PRO]のマークがついている項目は、All in One SEOの有料版のものなので、チェックは外しておきましょう。
設定が完了したら、
[Save and Continue]をクリックします。
ステップ4
検索時の外観を設定します。
①検索時の外観:
ステップ2の入力内容による検索結果を確認できます(もし修正したい場合は、ステップ2に戻る)。
②サイトが公開前かどうか:
まだサイトを公開していない場合は
[Under Construction(工事中)]を、
公開済みなら
[Live Site(ライブサイト)]を選びます。
③複数の作者がいるか:
あなたひとりでサイトを運営するなら[No]を選びます。
④添付ページをリダイレクトするか:
[Yes]を選びます。
ステップ5
サイトアナライザーの設定をします。
①メール:
サイト管理者のメールアドレスを入力します。
②手伝うか:
オフにしておけばOK
ステップ6
ライセンスキーの設定ですが、無料版で利用するので、
[Skip this Step]をクリックします。
以下が表示されれば、セットアップは完了です!
画面右下にある
[Finish Setup and Go to the Dashboard]をクリックします。
おつかれさまです(^^)/
以上、All in One SEOのセットアップでした。
All in One SEOのその他の設定

ここからは、
All in One SEOのもう少し詳しい設定を行います。
※以降では、設定ごとに「保存」ボタンをクリックしてください
検索の外観設定
まずは、検索の外観設定を行います。
WordPress管理画面の左メニューから
[All in One SEO] > [検索の外観]をクリックします。
Global Settting
デフォルトでは、
[Global Settting]のタブが表示されています。
ここでは、セットアップ時に行った「検索の外観」を編集できます。
Title Separator:
タイトルのあとにキャッチフレーズを表示したい方は、お好きな区切り文字を選びます。
Home Page:
①サイトタイトル:
サイトタイトルのあとに、区切り文字やキャッチフレーズを入れたい方は、[+]マークをクリックします。入れたくない方は、バックスペースキーで削除します。
※キャッチフレーズは、WordPress管理画面の[設定]メニュー内に設定場所があります。
②メタディスクリプション:
メタディスクリプションとは、検索画面でタイトルの下に表示される記事の要約文。セットアップ時から変更したい方は修正します。
Content Types
[Content Types]のタブをクリックします。
ここでは「投稿」や「固定ページ」など、コンテンツタイプごとのSEO設定を行います。
投稿:
①投稿タイトル:
投稿タイトルのあとに、区切り文字やサイトタイトルを表示させたい場合は、[+]マークをクリックします。不要ならバックスペースキーで削除します。
②メタディスクリプション:
メタディスクリプションとは、検索画面でタイトルの下に表示される記事の要約文。
ここは空欄でOK
固定ページ:
さきほどの「投稿」と同じ要領で設定します。
Taxonomies
[Taxonomies]のタブをクリックします。
タクソノミーとは、WordPressにおけるカテゴリーやタグなどの分類のしくみのことを指します。
[Show in Search Results]にNoを設定すると、noindexタグが設定され、検索結果から除外されます。
サイトの性質やあなたの考えで決めればよいですが、おすすめは、上図のように
・カテゴリーは[Yes]
・タグは[No]
に設定すること。
Image SEO
[Image SEO]のタブをクリックします。
セットアップ時に、添付ページをリダイレクトするかの設定でYesを選んだので、以下の画面になってるはず。そのままでOK
Archives
[Archives]のタブをクリックします。
アーカイブの設定は、以下のように全て[No]を設定します。
検索上重要でないアーカイブページにnoindexを設定して、検索対象から除外させるためです。
Advanced
[Advanced]のタブをクリックします。
高度な設定タブは、基本的にデフォルトのままでOK。
以上で、「検索の外観」の設定は完了です。
Googleアナリティクスの設定
ここでの設定は、
Googleアナリティクスを未導入の方で、かつ、
アナリティクスの設定をAll in One SEOで簡単に行いたい方向けです。
左メニューから
[All in One SEO] > [一般設定]をクリックします。
上部のタブから[Webmaster Tools]をクリックします。
上図の①[Google Analytics]をクリックし、Googleアナリティクスのトラッキングコードを、②[Miscellaneous Verification]の枠内に入力すればOK。
» Googleアナリティクスの導入手順
ソーシャルネットワークの設定
続いて、ソーシャルネットワークの設定です。
左メニューから
[All in One SEO] > [ソーシャルネットワーク]をクリックします。
[Social Profiles]のタブでは、連携したいSNSのURLを入力します(セットアップから変更ないときはスルーでOK)。
専用のタブで詳細を設定できます。以下ではTwitterを例に解説します。
Twitterの詳細設定
[Twitter]のタブをクリックします。
Twitter Card Settings:
Twitterカードの設定をします(※Twitterカードとは)。
①Twitterカード有効化:ON
②デフォルトのカードタイプ:
・Summary
・Summary with Large Image
の好きな方を選ぶ
③デフォルトの画像ソース:
Featured Imageを選ぶとアイキャッチ画像が表示されます。
それ以外の設定は上図のとおりでOK
Home Page Settings:
上図は、TwitterにあなたのサイトURLを入力したときのTwitterカード設定です。
これまでの解説をもとに、好みの設定をします。
[Save Changes]を忘れずにクリックします。
以上で、All in One SEOのその他の設定は完了です。
投稿画面での個別設定

続いては、投稿画面での設定です。
All in One SEOでは、共通の設定だけでなく、投稿画面において個別の設定ができます。
All in One SEOを導入すると、投稿画面の下部に「AIOSEO設定」というエリアが表示されます。
デフォルトでは、前述の共通設定が表示されています。
もし、その記事だけ個別の設定をしたいときはここで行うことが可能です(共通設定のままでよいなら、なにも変更しなくてOK)。
メタディスクリプションは記事毎に入力しよう
記事投稿時に、メタディスクリプションだけは、以下の赤枠内に入力しましょう。
読者は、検索エンジンで検索したのち、タイトルとメタディスクリプションを見てどの記事を読むかを決めます。つまり、メタディスクリプションはクリック率に影響する大切な要素です。
なので、メタディスクリプションは、「投稿の自動抜粋」や「空欄のまま」ではなく、あなた自身で入力しましょう!
» SEOで有利なメタディスクリプションの書き方・コツを解説【実例付き】
このように、All in One SEOを使えば、ソースコードをいじらずとも、簡単にメタディスクリプションを設定できます。
補足:入力したメタディスクリプションと違うときがある
上記枠内にメタディスクリプションを入力しても、検索結果にそのまま表示されないときがあります。
というのも、Googleが独自のアルゴリズムでメタディスクリプションを決めることがあるから。
なので、あなたの書いたメタディスクリプションと違う内容が表示されているかもですが、焦る必要はありません。
All in One SEOの設定エリアが無い時は?
ひょっとすると、表示がオフになっている可能性があるので、表示オプションを確認しましょう。
WordPressの投稿画面で、[表示オプション]をクリックし、[AIOSEO設定]にチェックがついているかを確認してください。
検索結果にあえて記事を表示させないときの設定
たとえば、お問い合わせフォームのように、
「公開は必要だけど、検索結果には表示しなくていい」という記事に対しては、noindexタグを設定します。
» 【SEOで必須】noindex・nofollowとは?metaタグの書き方や設定方法
記事にnoindexを指定するときは、
[AIOSEO設定]の[Advanced]タブをクリックし、
[Use Default Settings]のスイッチを左にスライドさせて、オフにします。
すると、各種の設定画面が表示されるので、その中にある[No Index]にチェックをつけます。
あとは、記事を保存すればOK
このように、All in One SEOを使えば、ソースコードをいじらずとも、noindexタグを簡単に設定できます。
» サーチコンソールのインデックスカバレッジでエラー出た時の対策集
以上、投稿画面での個別設定でした。
投稿画面で記事のSEO評価をチェックする

All in One SEOでは、各記事のSEO評価をチェックできるので、その見方を紹介します。
All in One SEOを導入すると、投稿画面内の[公開]エリアの中に「AIOSEOスコア」が表示されるようになります。
上図の「○/100」は、All in One SEOがその記事を評価した点数。この○の数値を100点に近づれば、SEOで評価される記事になるわけです。
All in One SEOがその記事を評価した詳細は、[AIOSEO設定]エリア内の[Page Analytics]に表示されます。
SEO的に修正すべき部分は、上図の赤丸のチェック。その部分を修正すれば、SEOの評価を向上できます。
ただしAll in One SEOの評価がSEO対策の絶対ではないので、あくまで参考程度にしましょう。私の実経験でいうと、80点以上
になれば、SEO対策としては充分です。
このように、All in One SEOを導入すれば、SEOで評価される記事を作れるのがメリットです。
記事を投稿する前にチェックしましょう!
まとめ:WordPressブログならAll in One SEOのプラグインを導入しよう!

All in One SEOの導入手順や使い方を紹介しました。
All in One SEOは、サイト集客に重要なSEOの設定を簡単に行ってくれるWordPressプラグインです。
WordPressでサイト運営するなら必須ともいえるプラグインなので、ぜひこの機に導入しましょう。
参考情報
XMLサイトマップ設定については、Google XML Sitemapsというプラグインを使うことをおすすめします。Googleサーチコンソールの使い方【初心者向け】で詳しく解説してるので、そちらをご覧ください。
All in One SEO以外のおすすめプラグインは、WordPressの無料おすすめプラグイン10選【ブログ初心者必見】で解説しています。あわせてご覧ください。
また、WordPressに関する記事は以下にまとめてますので、参考にどうぞ。
» 【ブロガー向け】WordPress習得への完全マップ
今回は以上です。