サーチコンソールでパンくずリストがエラーや警告になる/カウントされない原因

サーチコンソールを使ってる人「パンくずリストでエラーメッセージが出たけど、何をどうすればいいのかわかりません…。教えてください」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- サーチコンソールでパンくずリストの警告やエラーが出たときの対処法
- サーチコンソールでパンくずリストが認識されないときの対処法
記事の信頼性
今回は、サーチコンソールで、パンくずリストの問題が発生したときの対処法を紹介します。
パンくずリストとは、ユーザーがWebサイトのどこにいるのかを伝える階層順のリストのことで、英語では「breadcrumbs」と言われます。
こんなやつですね↓
サーチコンソールでは、このパンくずリストのエラーをチェックしてくれます(サーチコンソールの使い方はこちらの記事をご覧ください)。
そこで本記事では、パンくずリストエラーの原因と対処法をわかりやすく解説します。
サーチコンソールのエラーを解消して、SEO対策したい方はぜひご覧ください。
サーチコンソールでパンくずリストの警告・エラーが出たときの対処法

本記事で紹介する警告・エラーは以下のとおり。
- 警告:data-vocabulary.org スキーマのサポートは終了します
- エラー:項目「item」がありません
これらの警告・エラーを対処するには、ソースコードをいじる必要があります。
もし「自分でやってみる」という方は以下を読み進めて下さい。
作業をする前にバックアップを取ることをお忘れなく。
では見ていきましょう。
警告:data-vocabulary.org スキーマのサポートは終了します
警告の表示はこれ↓
警告の原因
「2020年4月6日以降は、data-vocabulary.org
をschema.org
に置き換えて下さい」とGoogleが発表したからです。
警告の対処法
対処法は、data-vocabulary.org
をschema.org
に置き換えることです。
まずWordPressのメニューから[外観]
> [テーマエディター]
をクリックします。
[breadcrumb.php]
をクリックしましょう。
このソースコードの中で、以下のような変更が必要です。
data-vocabulary.org
/Breadcrumb”↓
itemtype=”http://
schema.org
/BreadcrumbList”実際には、その周辺のソースコードも変更が必要になりますが、そこはお使いのブログテーマにより微妙に異なるもの。
なので、その部分はググりながら実装してみて下さい。
修正後の対応
修正したら、リッチリザルトテストで確認してみましょう。
[コード]
をクリックし、赤枠内にソースコードをコピペし、[コードをテスト]
をクリックします。
OKなら、サーチコンソールに戻り、[修正を検証]
をクリックして、Googleに知らせます。
あとはGoogleが検証してくれるのを待ちましょう。OKになるとGoogleから通知が来て、ステータスが合格になります。
私の場合、約80件もの警告が合格になるまで2週間ほど要しました。
エラー:項目「item」がありません
エラーの表示はこれ↓
エラーの原因
原因は入力情報不足で、パンくずリスト「BreadcrumbList」内の「item」フィールドの値が抜けていること。
リッチリザルトテストでエラー箇所を確認してみましょう。
[コード]
をクリックし、赤枠内にソースコードをコピペし、[コードをテスト]
をクリックします。(ソースコードとは、WordPressの[外観]
> [テーマエディター]
> [breadcrumb.php]
のこと)
今回のエラー『項目「item」がありません』が表示されますね。
本来は以下のように、itemが表示されるのが正しい。つまり、上記のエラーが出る原因は、属性の[id]
と[type]
のどちらかの記載が無い(or 不正)ということ。
先ほどのエラーの箇所をクリックすると、エラーのソースコード位置が示されます。
今回の例でいうと、属性の[type]
については、以下の記述があり問題ありません。
まずいのは、属性の[id]
で、aタグ内のURL記述が無い(or 不正)と怒られています。私の例では、URLは関数取得にしていました。
WordPress提供の関数を使っているので、問題ないと思うんですけどね、、、サイト上で正しくリンクも表示されてるし。
とはいえ、エラーも嫌なので、URLの部分を直書きで記載しました。
修正後の対応
リッチリザルトテストで確認してみると、エラーが解消され、itemが表示されました。[id]
にURLが表示されてますね。
サーチコンソールに戻り、[修正を検証]
をクリックしましょう。
あとはGoogleが検証してくれるのを待ちましょう。OKになるとGoogleから通知が来て、ステータスが合格になります。
まとめ:サーチコンソールでパンくずリストの警告・エラーが出たときの対処法

今回は、サーチコンソールでパンくずリストの警告・エラーが出たときの対処法を解説しました。
なお、サーチコンソールの使い方については以下をご覧ください。
» Googleサーチコンソールの使い方をやさしく解説【初心者向け】
なお、SEOに関する記事は以下にまとめてますので、参考にどうぞ。
» 【ブロガー向け】SEO対策の完全マップ
今回は以上です。