浪人すべきか迷うなら答えは1つ【良い大学に行く意味とは】

受験に失敗して進路に悩む高校3年生:「第一志望の大学に落ちた。滑り止めの大学に行くべきか、浪人すべきか迷っている。浪人して再チャレンジしたいけど、また失敗したらと思うと不安…。親は1浪なら許してくれそう。アドバイス下さい。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 浪人すべきかどうか迷うなら答えは1つ
こんにちは、ヒデハルです。
大手企業で働く40代。その昔、浪人しました。
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受験に失敗して進路に悩む高校生のよくある悩みとして、「浪人して初志貫徹すべきかどうか…」という点があると思います。
とはいえ、会社勤めも20年になり、人生経験を積んだ今ならハッキリ言えるんです。浪人すべかどうかの答えは「たった1つ」だと。
そこで今回は、「浪人の是非」について回答します。
※2浪するか迷ってる浪人生や、受験はこれからという高校生にも参考になるかと。
浪人すべきか迷うなら答えは1つ【良い大学に行く意味とは】

結論は、浪人はすべきではありません。
なぜなら「良い大学に入る→人生の幸せ、ではないから」です。
良い大学を目指すのはなぜ?
あなたが良い大学に行こうとするのは、なぜでしょうか?
こう答えるでしょう。
でも実は、こんな価値観を持ってるからじゃないですか?
- 良い大学に行く → 幸せにつながる
こういう価値観って、無意識のうちにあなたにインプットされているんです。小さい頃から、周りの大人たちによって。
その価値観があるからこそ、あなたは必死に勉強してきたんですよね。そして今は、「浪人してまで」少しでも偏差値が高い大学を目指そうとしてます…。
そんなあなたに私は言いたい、「そうじゃない!」
「良い大学 → 幸せ」じゃない
あなたが持っているイメージはこうですよね?
幸せへの方程式(イメージ)
- ①良い大学 → ②良い会社 → ③安定収入・高収入 → ④幸せ
この方程式をばらして、この式のマチガイを証明します。
①良い大学 → ②良い会社?
会社にもよりますが、学歴採用はたしかにあります。良い大学を出てれば、採用で有利になることはあるでしょう。
ただし、ここで言う良い大学とは「早慶か難関国立」を指します。それ以外は大差はありません。
つまり「①良い大学 → ②良い会社」はまちがってないですが、限定的です。
②良い会社 → ③安定収入?
良い会社ってどんなイメージですか?誰もが知ってるような大企業じゃないですかね。
ではそういう良い会社に入ったら、安泰なんでしょうか?
答えは「No」です。そんな時代は終わってますよ。
かつての大企業のキビシイ現実
つまり、「②良い会社→③安定収入」はマチガイです(世の事実)
②良い会社 → ③高収入?
良い会社に入れば、高収入を手にできるでしょうか?
答えは「No」。
でも、現実は違います。
独身ならまだしも、4人家族だとお金なんて貯まりません…。詳しくは「サラリーマン年収1,000万の手取りでは貯金できない件|4人家族の家計を公開」をどうぞ。
それも「No」。
年収の上限は、就いた職(会社)で決まるからです。
たとえ大企業であっても、会社員を選択した時点で、1,000万以上は期待できません。努力による上限の振れ幅なんて誤差。(詳しくはのちほど)
つまり、「②良い会社→③高収入」もマチガイです(私の実経験)
以上をまとめると
幸せへの方程式(現実)
- ①良い大学 ≒ ②良い会社 ≠ ③安定&高収入 = ④幸せ
→① ≠ ④
このように、良い大学に行っても幸せにはならないので、「浪人をしてまで」良い大学に固執するのは意味がないんです。
浪人はすべきじゃありません。
浪人するのもやむなし人とは

例外はあります。
それはその大学を卒業しないと、目指す職につけない人ですね。例えば「医者」とか。
でもあなたの夢は「医者になること」ですか?それとも「医療に貢献すること」ですか?
資格とか職業にこだわりすぎずに、どの領域の問題を解決することに貢献したいのか?も考えてみてください。
※「浪人→○○大学医学部→医者」という一択ではないってこと。
浪人するよりやるべきこととは?

浪人よりもやるべきことは、
「市場から稼ぐ力を身につけること」です。
ただ勘違いしないで欲しいのが、コンビニのバイトみたいに「時間の対価」として給料をもらうのではなくて、、、
自分の商品を作って、「商品の対価」として稼ぐということです。
「稼ぐ力」の大切さ
いくら大企業に入ったところで、会社員を選んだ時点で年収1,000万以上は稼げない理由とは、、、
サラリーマンが「時間の対価」として、会社から給料をもらう働き方だからです。(フロー型ビジネス)
一方で年収1,000万以上は稼ぐ人とは、自分の商品を作って、「商品の対価」として稼ぐ働き方です。(ストック型ビジネス)
もしあなたが将来、年収1,000万以上の高収入を得て、幸せになりたいならば、この働き方の違いを理解しましょう。
この稼ぐ力を早く身につけば、その他大勢に差をつけることができるし、あなたが将来幸せをつかむための武器になり得ます。
あなたへ伝えたいこと
浪人を経験し、国立大学を出て、大企業で20年働いた私が思う幸せは以下のとおり。
幸せへの方程式
- 商品を自ら作って稼ぐ力 → 高収入 → 幸せ
決して、大学行かずにすぐに起業しろといってる訳じゃありません。
ましてや、良い大学に入ろうと浪人するのは、時間の無駄づかいです。
高校を卒業したら「偏差値思考」も卒業しましょう。
人生で大切なのは「稼ぐ力」を身につけること。
次のステージへ向かって、ぜひ気持ちを切り替えてほしいですね。
まとめ:浪人すべきか迷うなら答えは1つ【良い大学に行く意味はなし】

記事のポイントをまとめます。
- 浪人はすべきではない
- 良い大学→人生の幸せにつながらないから
- 高収入を得るには、自分の商品を作って「稼ぐ力」が必要
- 「稼ぐ力」を早く身につければ人生の幸せにつながる
- 浪人してるヒマはなし。次のステージに向けて進もう
といった感じ。
親御さん向けに書いた記事ですけど、浪人は人生の無駄|子供を浪人させないように教育しようも参考にどうぞ。
今回は以上です。