リスクのない住宅ローンの組み方って何年でいくらまで?年収1,000万が解説

住宅ローンの組み方に悩む人「家を購入予定。もちろん住宅ローンを利用するけど、大金だけにむっちゃ不安…。リスクのない住宅ローンの組み方って何でしょうか?」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
こんにちは、ヒデハルです。
年収1,000万の40代会社員で、
住宅ローンは10年で完済しました。
さて、新居を検討中のあなたは
希望に胸を踊らせているでしょう。
家ってめちゃくちゃ高くて
これまでの買物とは桁が違うし、
「住宅ローン」といえば
多くの人が利用するとはいえ、
れっきとした借金ですから、、
なかでも気になるのが、、
住宅ローンって
・何年で返す前提で借りればいい?
・借り入れ額はいくらまでが妥当?
じゃないでしょうか?
住宅ローンを10年で完済した私が
その質問にズバッとお答えしましょう。
「リスクのない住宅ローンの組み方」を知りたいなら、ぜひこの後もご覧下さい。
リスクのない住宅ローンの組み方って何年でいくらまで?年収1,000万が解説

いきなり結論を言いましょう。
リスクのない住宅ローンの組み方とは、
10年完済できる額にとどめること。
理由はこちらです↓
- 35年ローンはオワコンだから
- 10年で完済できない家は、あなたの収入に見合ってないから
上記のとおり。
住宅ローンを10年で完済した経験から
そう断言します。
とはいえ、あなたに住宅ローンで失敗してほしくないためです。ご理解下さい。
ではここからは、
・なぜ35年ローンがオワコンなのか?
・なぜ10年で完済すべきなのか?
を説明していきましょう。
なぜ35年の住宅ローンがオワコンなのか?

では最初に、
35年ローンなんかダメよという話から。
35年ローンがオワコンな理由
- その①:終身雇用は終わった
- その②:モノ所有は終わった
- その③:都市依存は終わった
” 住宅ローンは35年 ”
もしそう思ってるなら「フラット35」の影響でしょう。
でもフラット35ができたのは2004年で、
今から15年以上も前ですよ。
当時はそれが普通でも、今は違いますよ。
理由①:終身雇用は終わった
経済的な安心もあったでしょう。
でも令和の今は
終身雇用なんて終わりましたよね?
収入の安定が見込めない中で
35年ローンを組むのはリスクありすぎ…。
理由②:モノ所有は終わった
家はまさにその代表でしょう。
でも令和の今では
モノを持たない生き方がスマートに。
(ミニマリスト・サブスクなど)
家についても同様で、
購入したとしても、価格を抑える傾向です。
(中古で買ってリノベするなど)
そんな世の中で
35年ローンを組んでまで
良いモノを所有するのは微妙かと…。
理由③:都市依存は終わった
終の住処とするのが当たり前でした。
でも令和の今では
オンライン化による在宅ワークが進み
会社の近くに済む必要性がなくなってきました。
すると会社から遠く離れて
地方移住する人は増えるでしょう。
そんな世の中で
35年ローンを組んで城を建て、
フットワークを重くするのは考えもの…。
以上3つの理由から
35年ローンなんてオワコンです。
リスクのない住宅ローンの組み方:なぜ10年完済までにすべきか?

ここまで35年ローンなんてオワコンだという話をしました。
ではリスクのない住宅ローンの組み方とは、
なぜ「10年完済まで」なんでしょう?
その理由は、
最長10年の住宅ローン減税を活用して、
利子を少しでも抑えられるから。
利子を払うのはとにかくムダ
利子について理解してますよね?
もしも「?」な感じだとヤバいです…。
本記事でよく理解して下さい。
利子というのは、
借りた額に上乗せして返すお金のこと。
そして大事なポイントは、
返済期間が長いほど利子は大きくなる
ということ。
具体例をみれば一目瞭然
3,000万 借り入れ |
2,000万 借り入れ |
1,000万 借り入れ |
|
10年完済なら | 32,268,720円 | 21,512,460円 | 10,756,200円 |
35年完済なら | 37,893,605円 | 25,262,300円 | 12,631,098円 |
余計に払う利子 | 5,624,885円 |
3,749,840円 |
1,874,898円 |
※横にスライドできます
※元金均等、金利1.5%、計算ツール
上記のとおり、
もし3,000万を借り入れしたとき、
35年完済だと 10年完済に比べて
562万円
も多く支払わないといけません。
もう一度くりかえすと、
返済期間が長いほど利子は肥大化します。
そしてその金額はシャレになりません…。
そんなムダな利子を払いたくなければ
返済期間はなるべく短くすべきです。
利子を減らせる住宅ローン減税とは?
「住宅ローンの返済期間を短く!」
と聞けば
「じゃぁなんで10年なの?」
とお思いでしょう。
そのギモンへの答えは、
「住宅ローン減税が最長で10年だから」
になります。
住宅ローン減税とは?
その名のとおり、住宅ローン利用者の金利負担を減らすために設けられた制度で、
年度末の住宅ローン残高の1%
が
所得税から控除される仕組み(» 詳細)
たかか1%とあなどってはいけません!
その年のローン残高が1,000万だと、
10万も控除されるんですから。
そしてこの制度が適用されるのが
最長で10年。
※
消費税率10%が適用される住宅の取得をして、2019/10/1~2020/12/31に入居した場合は、控除期間は13年もうおわかりですよね?
住宅ローン減税の適用が終わった11年目以降に、住宅ローンを返済し続けるのがいかにムダかってことを…。
以上の理由から
住宅ローンは10年で完済すべきなんです。
リスクのない住宅ローンの組み方:借り入れ額をいくらまでにすべきか?

ここまで
・35年ローンなんてオワコン
・住宅ローンは10年で完済すべき
という説明をしました。
では最後に
あなたがいくらまで借り入れできるの?
を説明します。
事前準備
以下の質問にお答え下さい。
・月に返済できる額はいくら?
・年に繰り上げ返済できる額はいくら?
上記の額がわかれば
あとは以下の式に入れるだけ↓

ご安心下さい。
あらかじめ計算しておきました。
その結果がこちら↓ (※
利子含まず)
たて軸(毎月の返済額)とよこ軸(1年の繰り上げ額)とが交わるセルが、あなたの借り入れ額の上限です。
いかがでした?
きっとそう感じたでしょう。
それもそのはず。
あなたがこれまで目にした年収ごとの借り入れ額なんてのは、35年ローンの前提ですから。
上記の表に書いてる金額こそが
あなたの住宅ローンの上限であり、
その住宅ローンで買える家こそが
あなたの収入に見合った家なんですから。
最後にあなたにメッセージ
立派な家を買いたい気持ちはよくわかります。
私だってそうでしたから。
ですけど今の時代、
住宅で巨額のローンを背負うのはおすすめしません。
・ 終身雇用は終わった
・ モノ所有は終わった
・ 都市依存は終わった
加えて40代になった私の経験を1つ加えるなら、
サラリーマンは貯金できないよってこと。
例えば私は、40歳で年収1,000万になりましたけど、全く貯金できませんでしたから↓
» 参考:サラリーマン年収1,000万の手取りでは貯金できない件|4人家族の家計を公開
以上の経験から、
これから家を買おうとしてるあなたに
住宅ローンで失敗しないよう警鐘を鳴らしたい!
そう思って、本記事をしたためました。
いつまでも借金を背負った人生。
そんな人生を送りたくないなら、、
住宅ローンは10年で完済できる額までにとどめておきましょう。
まとめ:リスクのない住宅ローンの組み方って何年でいくらまで?年収1,000万が解説

記事のポイントをまとめます。
- リスクのない住宅ローンの組み方とは、10年で完済できる額にとどめること
- 35年ローンなんてオワコン
- 住宅ローンの負担を減らすには、なるべく返済期間を短くすること
- 利子の負担を減らすには、住宅ローン減税が適用される10年で完済すること
上記の感じ。
リスクのない住宅ローンを組めるよう
心から願っております。
なお住宅ローンを組む上で、以下の記事も参考になるでしょう。
» 住宅ローンの繰り上げ返済ってした方がいい?【条件付きでお得】
最後までありがございました😌