Googleサーチコンソールとは?登録・設定方法を解説【初心者向け】

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サーチコンソールを使いたい人「ブログを開設できたから、次はGoogleサーチコンソールを使ってみたい。でも何だか難しそう、、サーチコンソールを使うメリットや登録・設定方法をわかりやすく教えてください」

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • Googleサーチコンソールとは?
  • Googleサーチコンソールの登録・設定方法

記事の信頼性

本記事を書いている私はブログ歴3年以上。記事数は400を超えました。SEOに関する記事も多数アップしています。

今回は、Googleサーチコンソールの登録・設定方法を解説します。

サーチコンソールをひと言でいうと「サイトのパフォーマンスを高めてくれるツール」で、サイト改善やSEO対策には必須です。

初心者は敬遠しがちですけど、やってみると意外とカンタンだったりします。

とはいえ、このあたりをまとめた書籍ってなかなかないし、経験者が身近にいないと質問もできないですよね…。

そこで本記事では、サーチコンソールの概要と登録・設定方法を、初心者向けにわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。

目次

Googleサーチコンソール( Google Search Console)とは?

サーチコンソールとは、Googleが提供する無料のツールで、サイトの改善やSEO対策には欠かせません。

英語の頭文字をとって「GSC」と呼ばれたり、略して「サチコ」と呼ばれたりします。

サーチコンソールは、2018年にリニューアルされ、見た目や機能名、操作性が変わりました。

サーチコンソールの持つ機能は大別すると3つで、以下のとおり。

  • 機能①:アクセス解析
  • 機能②:問題箇所の確認
  • 機能③:サイト情報の通知

上記のとおり。

なお、ここではサーチコンソールとは?の説明にとどめます。実際の使い方については、【初心者向け】Googleサーチコンソールの使い方をご覧ください。

機能①:アクセス解析

サーチコンソールの機能1つ目は、アクセス解析できることです。これはなんとなく知ってるって方も多いでしょう。

でもアクセス解析とひとくちにいっても色々あって、大まかにいえば以下のとおり。

  • 検索パフォーマンス
  • 検索キーワード
  • 被リンク

検索パフォーマンスとは?

サイトのクリック数や表示回数、CTR(クリック率)などがわかります。実際の画面は以下のとおり。

よく検索されるページやデバイスなどもわかります。これらのアクセス解析結果をサイトの改善に活かすわけです。

検索キーワードとは?

あなたのページがどんなキーワードで検索されたかがわかります。
この検索キーワードは「クエリ」と呼ばれ、実際の画面は以下のとおり。

記事を書くときはキーワードを設定しますよね。あなたが狙ったキーワードと、実際の流入キーワードを比べることで、PDCAを回せます。もし両者にずれが生じているときは、読者ニーズを再考してリライトしましょう。

サーチコンソールを使えるようになったら、キーワードの順位変動がわかるRank Trackerをセットで使うと最高です。

被リンクとは?

あなたのページへのリンクがわかります。
「外部リンク」では、どんなサイトから被リンクされたか確認しましょう。もし権威のあるサイトから外部リンクを張られると、グーグルからの評価も高まるからです。

よろしくないサイトからの外部リンクが多ければ、記事内容を見直した方がいいですね。サーチコンソールを使って低品質な被リンクを確認&否認する方法を参考にどうぞ。

一方、自サイトから張られた「内部リンク」の数を確認することで、孤立したページをうきぼりにできます。孤立したページとは、内部リンクの数が少ないページのこと。そういったページは価値の低いページとみなし評価を下げることがある、とグーグルはコメントしています。

対策としては関連するページから内部リンクを張ることであり、そんなときにサーチコンソールが役立ちます。

Googleアナリティクスとの違い

ウェブサイトのアクセス解析ツールとして、Googleアナリティクスがあります。定番ツールだけに知ってる方も多いでしょう。両ツールの違いは以下のとおり。

サーチコンソールは、ユーザーがサイトにアクセスするまでのデータを解析できるツール。検索エンジンでの表示回数やクリック数、検索キーワードなど。

対して、Googleアナリティクスは、ユーザーがサイトにアクセスしてから離脱するまでのデータを解析できるツール。ページビュー数やページ滞在時間、直帰率など。

このように、両ツールは解析できるデータが異なるので、目的に応じて使い分けましょう。

機能②:問題箇所の確認

サーチコンソールの機能2つ目は、問題箇所を確認できることです。
記事の公開数が増えていくと、サーチコンソール上で「あなたのサイトに問題あり」と指摘されてくるでしょう。

ブログを始めたばかりの方は、これらの指摘を見逃しがちですけど、ここを放置しておくとSEO的によくありません。指摘されたら早めに手を打ちましょう。

「インデックスカバレッジ」で指摘されたときは、サーチコンソールのインデックスカバレッジでエラー出た時の対策集を参考にしてください。

また「エクスペリエンス」の「ウェブに関する主な指標」で指摘されたら、サーチコンソール「CLSに関する問題:025超」の原因と対処法が参考になると思います。

機能③:サイト情報の通知

サーチコンソールの機能3つ目は、サイト情報をグーグルに通知できることです。
具体的には以下の2つ。

  • サイトマップを通知できる
  • 記事の公開・変更を通知できる

サイトマップを通知できる

サイトマップとはサイトの全体構成を示すものです。
サイトマップの種類は2つ。1つ目はユーザ用で、2つ目はグーグル用。後者を用意すれば、サイト構成をグーグルに理解してもらえ、SEOで有利になります。

サーチコンソールでは、後者のサイトマップをグーグルに送信することができます。実際の画面は以下のとおり。

記事の公開・変更を通知できる

サーチコンソールの「インデックス登録リクエスト」という機能を使えば、記事の更新をより素早くグーグルに通知できます。

SEO的に有利なので、早いうちからこの機能をマスターしておきましょう。

以上、サーチコンソールとは?を解説しました。

Googleサーチコンソールの登録・設定方法

記事の後半では、サーチコンソールの登録・設定方法を解説します。

ここを読めば、あなたも今日からサーチコンソールを使えるようになりますよ。

サーチコンソールの登録・設定の手順は以下のとおり。

  • 手順①:Googleアカウントを作成する
  • 手順②:サーチコンソールを登録する
  • 手順③:DNSレコードでのドメイン所有権の確認

順に見ていきましょう。

手順①:Googleアカウントを作成する

サーチコンソールの登録には、Googleアカウント(Gmailアドレス)が必要です。
まだ取得していない方は、アカウントの作成ページにアクセスし、登録しましょう。

手順②:サーチコンソールを登録する

続いてサーチコンソールの登録です。
登録ページにアクセスします。
» 登録ページ

[今すぐ開始]をクリックします。

プロパティタイプの選択

プロパティタイプの選択に画面が切り替わるので、「ドメイン」か「URLプレフィックス」のどちらか一つに自分のサイトのURLを入力します(両者の違いは後述)。

基本的にはサイト全体の計測をする「ドメイン」で登録するといいでしょう。当サイトの例でいうと、hideharublog.comと入力して、[続行] を押します。

ここでちょっとだけ参考情報をはさみます。

参考:ドメインとURLプレフィックスの違い

上記ではプロパティタイプで「ドメイン」を選択しましたが、「URLプレフィックス」との違いを説明しましょう。

Webサイトは複数のURLからアクセス可能で、当サイトだと以下のどれでもアクセスできます。

プロパティタイプで「URLプレフィックス」を選ぶと、上記の全てを登録する必要があります。しかもデータが分散するのでイマイチ…

そこで、関連するURLを一括管理できるようにしたのが「ドメイン」というプロパティタイプです(参照:サーチコンソールヘルプGoogle検索セントラルブログ)。

プロパティタイプで「ドメイン」を選ぶと、登録ドメインに対して
・wwwのありなし
・http, httpsの両方
・サブドメイン
・サブディレクトリ
の全てが含まれ、データ管理が簡単なのでおすすめ!

一方、特定のURL(例:サブドメインだけ)のデータを見たい、という方のみ、プロパティタイプで「URLプレフィックス」を選べばよし。

※サブドメインやサブディレクトリについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
» WordPressで2つ目のブログを作る方法4つ【複数サイト管理入門】

参考:プロパティタイプの追加

ついでにもう1つ。プロパティを追加する方法を紹介します。

サーチコンソールの左上に表示されている [▼ボタン]をクリックします。

[プロパティを追加]をクリックします。

ここから先の手順は同じですので、以下をご覧ください。

手順③:DNSレコードでのドメイン所有権の確認

「ドメイン」でURLを入力すると、赤枠内にTXTレコード(ドメインの所有権を確認するためのコード)が表示されるので、[コピー]をクリックします。
注:この時点ではまだ [確認]ボタンはクリックしないでください。

ここで、上記のTXTレコードを、契約しているサーバーに設定します。

その作業はレンタルサーバーごとに異なりますので、あなたのサーバーのやり方をググってみてください。例えば、エックスサーバーならこちらが参考になるでしょう。

以下では例として、私が使っているレンタルサーバー「mixhost」での設定を紹介します。

mixhostでの作業

ブラウザで別のウィンドウを開き、mixhostのページにアクセスします。
>> mixhost

[cPanelにログイン]をクリックします。

ドメインのカテゴリーから[Zone Editor]をクリックします。

[管理] をクリックします。

[レコードの追加] > [Add TXT Record]を選びます。

名前には自サイトのドメインを、レコードには先ほどサーチコンソールでコピーしたTXTレコードを貼り付けて、[レコードを追加]をクリックします。

以上でmixhost側の設定は完了です。

サーチコンソールでの作業

サーチコンソールに戻り、ここでようやく[確認]ボタンをクリックします。

すると次のような画面が表示されます。

これでOK!

※もし「確認できませんでした」と表示された場合は、しばらく待ってからもう1度[確認]ボタンを押してみて下さい。

以上、サーチコンソールの登録・設定方法でした。

まとめ:サーチコンソールを導入してブログ改善に役立てよう

本記事のおさらいをします。

  • サーチコンソールとはGoogleが提供する無料のツールで、サイトの改善・SEO対策には欠かせないもの
  • サーチコンソールの機能は大別すると3つ
    ・アクセス解析
    ・問題箇所の確認
    ・サイト情報の通知
  • サーチコンソールの登録・設定方法は3ステップ
    手順1:Googleアカウントの作成
    手順2:サーチコンソールの登録
    手順3:DNSレコードでのドメイン所有権の確認

といった感じ。

本記事を参考に今日にでもサーチコンソールを導入しましょう。
サイトの改善やSEO対策に必須のツールですから。

サーチコンソールの実践的な使い方は、以下で解説してます。導入後はそちらをご覧ください。
» Googleサーチコンソールの使い方をやさしく解説【初心者向け】

ブログ運営でおすすめツールは以下の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
» ブログアフィリエイトのおすすめ便利ツール13選【初心者必見!】

また、SEOに関する記事は以下にまとめてますので、参考にどうぞ。
» 【ブロガー向け】SEO対策の完全マップ

今回は以上です。

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