Googleサーチコンソールとは?登録・設定方法を解説【初心者向け】

サーチコンソールを使いたい人「ブログを開設できたから、次はGoogleサーチコンソールを使ってみたい。でも何だか難しそう、、サーチコンソールを使うメリットや登録・設定方法をわかりやすく教えてください」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- Googleサーチコンソールとは?
- Googleサーチコンソールの登録・設定方法
記事の信頼性
今回は、Googleサーチコンソールの登録・設定方法を解説します。
サーチコンソールをひと言でいうと「サイトのパフォーマンスを高めてくれるツール」で、サイト改善やSEO対策には必須です。
初心者は敬遠しがちですけど、やってみると意外とカンタンだったりします。
そこで本記事では、サーチコンソールの概要と登録・設定方法を、初心者向けにわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
Googleサーチコンソール( Google Search Console)とは?

サーチコンソールとは、Googleが提供する無料のツールで、サイトの改善やSEO対策には欠かせません。
サーチコンソールは、2018年にリニューアルされ、見た目や機能名、操作性が変わりました。
サーチコンソールの持つ機能は大別すると3つで、以下のとおり。
- 機能①:アクセス解析
- 機能②:問題箇所の確認
- 機能③:サイト情報の通知
上記のとおり。
なお、ここではサーチコンソールとは?の説明にとどめます。実際の使い方については、【初心者向け】Googleサーチコンソールの使い方をご覧ください。
機能①:アクセス解析
サーチコンソールの機能1つ目は、アクセス解析できることです。これはなんとなく知ってるって方も多いでしょう。
でもアクセス解析とひとくちにいっても色々あって、大まかにいえば以下のとおり。
- 検索パフォーマンス
- 検索キーワード
- 被リンク
検索パフォーマンスとは?
サイトのクリック数や表示回数、CTR(クリック率)などがわかります。実際の画面は以下のとおり。
よく検索されるページやデバイスなどもわかります。これらのアクセス解析結果をサイトの改善に活かすわけです。
検索キーワードとは?
あなたのページがどんなキーワードで検索されたかがわかります。
この検索キーワードは「クエリ」と呼ばれ、実際の画面は以下のとおり。
記事を書くときはキーワードを設定しますよね。あなたが狙ったキーワードと、実際の流入キーワードを比べることで、PDCAを回せます。もし両者にずれが生じているときは、読者ニーズを再考してリライトしましょう。
サーチコンソールを使えるようになったら、キーワードの順位変動がわかるRank Trackerをセットで使うと最高です。
被リンクとは?
あなたのページへのリンクがわかります。
「外部リンク」では、どんなサイトから被リンクされたか確認しましょう。もし権威のあるサイトから外部リンクを張られると、グーグルからの評価も高まるからです。
よろしくないサイトからの外部リンクが多ければ、記事内容を見直した方がいいですね。サーチコンソールを使って低品質な被リンクを確認&否認する方法を参考にどうぞ。
一方、自サイトから張られた「内部リンク」の数を確認することで、孤立したページをうきぼりにできます。孤立したページとは、内部リンクの数が少ないページのこと。そういったページは価値の低いページとみなし評価を下げることがある、とグーグルはコメントしています。
Googleアナリティクスとの違い
ウェブサイトのアクセス解析ツールとして、Googleアナリティクスがあります。定番ツールだけに知ってる方も多いでしょう。両ツールの違いは以下のとおり。
サーチコンソールは、ユーザーがサイトにアクセスするまでのデータを解析できるツール。検索エンジンでの表示回数やクリック数、検索キーワードなど。
対して、Googleアナリティクスは、ユーザーがサイトにアクセスしてから離脱するまでのデータを解析できるツール。ページビュー数やページ滞在時間、直帰率など。
このように、両ツールは解析できるデータが異なるので、目的に応じて使い分けましょう。
機能②:問題箇所の確認
サーチコンソールの機能2つ目は、問題箇所を確認できることです。
記事の公開数が増えていくと、サーチコンソール上で「あなたのサイトに問題あり」と指摘されてくるでしょう。
ブログを始めたばかりの方は、これらの指摘を見逃しがちですけど、ここを放置しておくとSEO的によくありません。指摘されたら早めに手を打ちましょう。
「インデックスカバレッジ」で指摘されたときは、サーチコンソールのインデックスカバレッジでエラー出た時の対策集を参考にしてください。
また「エクスペリエンス」の「ウェブに関する主な指標」で指摘されたら、サーチコンソール「CLSに関する問題:025超」の原因と対処法が参考になると思います。
機能③:サイト情報の通知
サーチコンソールの機能3つ目は、サイト情報をグーグルに通知できることです。
具体的には以下の2つ。
- サイトマップを通知できる
- 記事の公開・変更を通知できる
サイトマップを通知できる
サイトマップとはサイトの全体構成を示すものです。
サイトマップの種類は2つ。1つ目はユーザ用で、2つ目はグーグル用。後者を用意すれば、サイト構成をグーグルに理解してもらえ、SEOで有利になります。
サーチコンソールでは、後者のサイトマップをグーグルに送信することができます。実際の画面は以下のとおり。
記事の公開・変更を通知できる
サーチコンソールの「インデックス登録リクエスト」という機能を使えば、記事の更新をより素早くグーグルに通知できます。
SEO的に有利なので、早いうちからこの機能をマスターしておきましょう。
以上、サーチコンソールとは?を解説しました。
Googleサーチコンソールの登録・設定方法

記事の後半では、サーチコンソールの登録・設定方法を解説します。
ここを読めば、あなたも今日からサーチコンソールを使えるようになりますよ。
サーチコンソールの登録・設定の手順は以下のとおり。
- 手順①:Googleアカウントを作成する
- 手順②:サーチコンソールを登録する
- 手順③:DNSレコードでのドメイン所有権の確認
順に見ていきましょう。
手順①:Googleアカウントを作成する
サーチコンソールの登録には、Googleアカウント(Gmailアドレス)が必要です。
まだ取得していない方は、アカウントの作成ページにアクセスし、登録しましょう。
手順②:サーチコンソールを登録する
続いてサーチコンソールの登録です。
登録ページにアクセスします。
» 登録ページ
[今すぐ開始]をクリックします。
プロパティタイプの選択
プロパティタイプの選択に画面が切り替わるので、「ドメイン」か「URLプレフィックス」のどちらか一つに自分のサイトのURLを入力します(両者の違いは後述)。
基本的にはサイト全体の計測をする「ドメイン」で登録するといいでしょう。当サイトの例でいうと、hideharublog.com
と入力して、[続行] を押します。

ここでちょっとだけ参考情報をはさみます。
参考:ドメインとURLプレフィックスの違い
上記ではプロパティタイプで「ドメイン」を選択しましたが、「URLプレフィックス」との違いを説明しましょう。
Webサイトは複数のURLからアクセス可能で、当サイトだと以下のどれでもアクセスできます。
そこで、関連するURLを一括管理できるようにしたのが「ドメイン」というプロパティタイプです(参照:サーチコンソールヘルプ、Google検索セントラルブログ)。
プロパティタイプで「ドメイン」を選ぶと、登録ドメインに対して
・wwwのありなし
・http, httpsの両方
・サブドメイン
・サブディレクトリ
の全てが含まれ、データ管理が簡単なのでおすすめ!
一方、特定のURL(例:サブドメインだけ)のデータを見たい、という方のみ、プロパティタイプで「URLプレフィックス」を選べばよし。
» WordPressで2つ目のブログを作る方法4つ【複数サイト管理入門】
参考:プロパティタイプの追加
ついでにもう1つ。プロパティを追加する方法を紹介します。
サーチコンソールの左上に表示されている [▼ボタン]をクリックします。
[プロパティを追加]をクリックします。
ここから先の手順は同じですので、以下をご覧ください。
手順③:DNSレコードでのドメイン所有権の確認
「ドメイン」でURLを入力すると、赤枠内にTXTレコード(ドメインの所有権を確認するためのコード)が表示されるので、[コピー]をクリックします。
注:この時点ではまだ [確認]ボタンはクリックしないでください。
ここで、上記のTXTレコードを、契約しているサーバーに設定します。
以下では例として、私が使っているレンタルサーバー「mixhost」での設定を紹介します。
mixhostでの作業
ブラウザで別のウィンドウを開き、mixhostのページにアクセスします。
>> mixhost
[cPanelにログイン]をクリックします。
ドメインのカテゴリーから[Zone Editor]をクリックします。
[管理] をクリックします。
[レコードの追加] > [Add TXT Record]を選びます。
名前には自サイトのドメインを、レコードには先ほどサーチコンソールでコピーしたTXTレコードを貼り付けて、[レコードを追加]をクリックします。
以上でmixhost側の設定は完了です。
サーチコンソールでの作業
サーチコンソールに戻り、ここでようやく[確認]ボタンをクリックします。
すると次のような画面が表示されます。
これでOK!
※もし「確認できませんでした」と表示された場合は、しばらく待ってからもう1度[確認]ボタンを押してみて下さい。
以上、サーチコンソールの登録・設定方法でした。
まとめ:サーチコンソールを導入してブログ改善に役立てよう

本記事のおさらいをします。
- サーチコンソールとはGoogleが提供する無料のツールで、サイトの改善・SEO対策には欠かせないもの
- サーチコンソールの機能は大別すると3つ
・アクセス解析
・問題箇所の確認
・サイト情報の通知 - サーチコンソールの登録・設定方法は3ステップ
手順1:Googleアカウントの作成
手順2:サーチコンソールの登録
手順3:DNSレコードでのドメイン所有権の確認
といった感じ。
本記事を参考に今日にでもサーチコンソールを導入しましょう。
サイトの改善やSEO対策に必須のツールですから。
サーチコンソールの実践的な使い方は、以下で解説してます。導入後はそちらをご覧ください。
» Googleサーチコンソールの使い方をやさしく解説【初心者向け】
ブログ運営でおすすめツールは以下の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
» ブログアフィリエイトのおすすめ便利ツール13選【初心者必見!】
また、SEOに関する記事は以下にまとめてますので、参考にどうぞ。
» 【ブロガー向け】SEO対策の完全マップ
今回は以上です。