GA4とLooker Studioはどう使い分ける?【メリットデメリットを比較】

「サイト分析ツールを検討している。GA4とLooker Studioが有名みたいだけど、どう使い分けたらいいかわからない。両者のメリットデメリットを教えてほしい。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- GA4とLooker Studioをどう使いわけるか?
- 両ツールのメリットデメリットとは?
記事の信頼性
今回は「GA4とLooker Studioをどう使いわけるか?」を解説します。
サイト分析ツールでは、GA4とLooker Studioが有名です。
このツールを利用すれば、ユーザーのサイト内行動を把握することができ、サイトを改善できます。
そこで本記事では、GA4とLooker Studioを比較し、ツール選定の考え方をわかりやすくまとめました。ぜひご覧ください!
目次
GA4とLooker Studioの概要

まずは、GA4とLooker Studioの概要を解説します。
GA4とは
GA4とは、Google Analytics4の略。
ユーザーのサイト内行動を分析できるツールです。
GA4は、大別すると
- 標準レポート
- データ探索
があります。
標準レポート
Googleがあらかじめ用意してくれたレポート。
自分でレポートを作る必要はなく便利です。
その反面、フォーマットは決まっていてカスタマイズ性はありません。
データ探索
利用者が自由に作るレポート。
7種類のレポートの中から好きなものを選び、見たい項目も自由に選択できます。
Looker Studioとは
Looker Studioとは、Googleが提供するサイト分析ツール。
GA4やサーチコンソール、YouTubeアナリティクスなど、Googleが提供するツール(と一部の提携ツール)のデータを取りこみ、レポートを作成できます。
表現やレイアウトの自由度が高いのが特徴です。
GA4とLooker Studioの比較表。メリットデメリットを詳細に解説

続いては、GA4とLooker Studioを比較し、メリットやデメリットを紹介します。
GA4とLooker Studioの比較表
GA4 標準レポート |
GA4 データ探索 |
Looker Studio |
|
料金 | 無料 (有料版あり) |
無料 (有料版あり) |
無料 |
ディメンション数 | – | 167個※1 |
85個※1 |
指標数 | – | 163個※1 |
40個※1 |
ディメンションや 指標の独自作成 |
☓ | ☓ | ○ |
セグメント利用 | △ | ○ | ☓ |
サンプリング発生 | 発生しない | 発生する | 発生しない |
しきい値の適用 | 適用される | 適用される | 適用される |
(other)発生 | 発生 | 発生しない | 発生 |
データ閲覧期間 | 制限なし | 直近2ヶ月 or14ヶ月 ※無料版の場合 |
制限なし |
遷移分析 | ☓ | ○ | ☓ |
コホート分析 | ☓ | ○ | ☓ |
GA4以外のデータ取り込み | △ | △ | ○ |
表現やレイアウト自由度 | ☓ | △ | ○ |
データの自動更新 | ○ | △ | ○ |
BigQuery連携 | ☓ | ☓ | ○ |
※スマホは横スライド可
※1
2023/2/1時点
上記のとおり、それぞれメリットデメリットがあります。
» Looker Studio(旧:Googleデータポータル)の使い方|GAレポートを作ろう
GA4とLooker Studioをどう使いわけるか?
上記のメリットデメリットをふまえ、それぞれの使い分けの指針としては以下のとおり。
- GA4標準レポート:サイト全体のデータを見て、気づきを得たいとき
- GA4データ探索:特定の項目を深堀りしたいとき
– 遷移分析したい - Looker Studio:特定の項目を深堀りしたいとき
– 自由にレイアウトしたい
– ディメンションや指標を新たに作りたい
– GA4以外のデータも取り込みたい
上記のように使い分けるとよいです。
GA4とLooker Studioの関連記事やおすすめ本を紹介

では最後に、GA4とLooker Studioにおいて、当サイトの関連記事と、市販のおすすめ本を紹介します。
当サイトの関連記事
GA4の関連記事
以下がまとめ記事になっているので、こちらからどうぞ。
» Googleアナリティクス4(GA4)習得への完全マップ
Looker Studioの関連記事
以下がまとめ記事になっているので、こちらからどうぞ。
» Looker Studio(旧:Googleデータポータル)の使い方|GAレポートを作ろう
市販のおすすめ本
GA4のおすすめ本
以下の本がおすすめ。小川卓さん著です。
Looker Studioのおすすめ本
以下の本がおすすめ。小川卓さん監修です。
なお、データポータルとはLooker Studioのこと。前はこのツール名でした。
もちろん私も購入済み。買って損しません。
まとめ

GA4とLooker Studioはどう使い分けるか?について解説しました。
それぞれメリットデメリットがあります。記事内の比較表を参考にしてください。
まとめとしては以下のとおり。
- GA4標準レポート:サイト全体のデータを見て、気づきを得たいとき
- GA4データ探索:特定の項目を深堀りしたいとき
– 遷移分析したい - Looker Studio:特定の項目を深堀りしたいとき
– 自由にレイアウトしたい
– ディメンションや指標を新たに作りたい
– GA4以外のデータも取り込みたい
記事内に関連記事を載せたので、あわせてご覧ください。
今回は以上です。