子供を本好きに育てる8つのコツを年間200冊読む娘のパパが解説

子供に本を読ませたいママさん「子供を本好きな子に育てるにはどうすればいいの?本のチョイスや、子供への声かけなどコツがあれば教えて下さい。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 子供を本好きに育てる8つのコツを年間200冊読む娘のパパが解説
こんにちは、ヒデハルです。
この記事を書いてる私は40代半ば。2人の娘がおります。
娘が小さい時から本好きな子供に育てる、という強い信念をもって育児してきました。
その甲斐あって、娘たちは2人とも本が大好きな子に育ってくれました。
新しい本を本だなに夜そっと置いておくと、翌日にはなくなっていて、その翌日には読み終わってます。
月に10冊くらいは新しい本を追加してます。
新しい本だけでなく、元からある本を何度も読んでます。
従って単行本でいうと1日1冊、長くても2日で1冊は読んでます。
小学低学年くらいからはずっとそのペースを続けてます。
長女(中2)にいたっては、試験期間も本を結構よむのでこちらが心配になるほど(汗)。
小さいお子さんを持つ親御さんには、
「子供を本好きな子に育てるにはどうすればいいの?」
といった悩みがあると思います。
私は上記で述べたように、娘2人を本好きの子供に育てました。
いっぽうで私自身が本嫌いな子供に育ったので、両方の立場を理解したうえで皆さんの悩みに回答できます。
子供を本好きに育てる8つのコツを年間200冊読む娘のパパが解説

以下の8つです。
- その①:幼少期に読み聞かせる
- その②:色んな本にふれさせる
- その③:成長に合った本を選ぶ
- その④:借りずに中古本を買う
- その⑤:Amazonで選んで買う
- その⑥:マンガは学習系のみ
- その⑦:本を読めと言わない
- その⑧:親がテレビを見ない
上記のとおり。
では順にみていきましょう。
その①:幼少期に読み聞かせる

本記事で1番大切なポイントです。
幼少期、具体的には2歳~幼稚園生までの間は、親が本の読み聞かせをしてあげましょう。
この頃はまだ活字が十分に読めない時期。親が本の内容をわかりやすく読み聞かせてあげましょう。
大切なのは、この時期に「本がたのしい」ということを子供に感じてもらうことです。
私もずいぶん読み聞かせをやりました。
平日は帰りが遅くてなかなか出来ないですが、早く帰ってきた日は子供が眠る前の30分くらいやってました。
また休日は、日中の間と寝る前の30分はやってました。
私自身が疲れやビール飲んだせいでウトウトしつつも、「本を好きになってもらう」という強い信念をもっていたので、読み聞かせはできるだけやりました。
私の工夫ポイントとして「ときどき子供に読んでもらい、ホメる」ことをしてました。
子供にとって、本を読んでもらい楽しんでるなら十分効果があるんですが、ずっと聞くだけだと「受け身」にもなりがちです。
そこで時おり「このページだけ読んでくれる?」とお願いするんです。
子供自身に読んでもらうことで、読み聞かせが「能動的」な時間に切りかわります。
また読んだ時に、親から「上手によめたね~」とホメられれば、「本を読む=楽しいこと」という感情がすりこまれます。
いずれは「読み聞かせ→自分で読む」にシフトしていかなければなりません。
そのための準備として、「時々自分で読ませてホメる」ことをおすすめします。
くりかえしですが、幼少期にいかに本に興味をもってもらうか?が本好きな子供に育てるには1番大切です。
ご家庭の事情で大変かもしれませんが、夫婦で交代しながらやったり、いろいろ工夫してみて下さい。
その②:色んな本にふれさせる

読ませる本は色んなジャンルをよませましょう。
興味はその子それぞれ。色んなジャンルに触れさせて、幅広い知識・好奇心を育てましょう。
ジャンル例
- 絵本
- 文学/小説
- 生物/植物
- 宇宙/地理/化学
- 謎とき
- 日本史/世界史/偉人伝
その③:成長に合った本を選ぶ

子供に読ませる本は、子供の年代に応じた難易度のものを与えましょう。
変に背伸びして難しい本を与えて、子供がそっぽをむいてしまっては本末転倒です。
逆にいつまでも同じレベルの本を読み続けてると、成長が止まってしまいます。
子供の成長に合わせて、最適なレベルの本を与えるのが大切です。
その④:借りずに中古本を買う

本好きの子供に育てるには、やはりそれなりの量の本を与える必要があります。
本を手にする選択肢のひとつに「図書館で借りる」があります。
とくに値段の高い本(例:図鑑)や幼少期しか読まない絵本などは、借りるのもありかと思います。
ただしある程度の年齢(小1以上)になったら、できるだけ本は買うことをおすすめします。
理由は「子供は同じ本を何度も読むから」です。
大人になると同じ本を何度も読むことってあまりないと思います。
しかし子供って何度も同じ本を読むものです。「えっ、またその本!?」ってあきれるくらい(注:うちの子の話ですけど…)。
大人に比べて自由な時間が圧倒的にあることも要因のひとつ。
そして2回3回と読む度に、子供の感じ方って変わるはず。前回は分からなかったけど、2回目は理解出来たり、違うとらえ方をしたり。
だって毎日脳が成長してるんですから。
本を何度も読むことって子供にとってとても大切なプロセス。
もし本を借りる場合は、本を何度も読む機会を奪ってしまう可能性があります。
何度も借りれればいいですけど、それってなかなかの負担ですよね。
なので「本は借りるより買う」ことが望ましいです。
とはいえ、全部の本を新品で買うのは家計的にキビしいですよね。
そこで「本は中古で買う」ことをおすすめします。
たいていの子供は本が新品か中古かなんて気にしないと思いますよ。
「中古で安く買って、たくさん本を与える」のが子供にも家計的にも最適な選択ではないでしょうか?
その⑤:Amazonで選んで買う

中古で本を買うのがおすすめと言いましたが「それってbookoffのこと?」っていう質問がきそうです。
回答としては「幼少期はbookoffでもいいけど、ある程度年齢が上がってきたらAmazonがおすすめ」です。
私も長女が幼少期のころはbookoffで買ってました。
bookoffのメリットは、実際に本の内容を確認できるので、子供の(親の)好みにあった本を買える点です。
幼少期は(~小1くらいまで)これでいいかと思います。
ただある程度年齢が上がってきて(小2~)、本のレベル(活字の量)が上がってきたらAmazonでの購入をおすすめします。
理由は Amazonだとレビューによってその本の評価がわかり、良書を子供に与えることが出来るからです。
もちろんレビュー数が1人~2人なら信頼性は低いですが、レビュー数が10人を超えていれば、その評価は信頼に足るものでしょう。
「他人の評価にまかせず、自分で読んで判断する」という崇高な考えの方もいるかもしれませんが、現実的にはほぼ不可能ですよね。
またAmazonの良いところは、評価の高い本があったら、類似の本をみつけることが容易な点です。
この機能を活用することで、市販されてる膨大な本の中から効率的に良書を選ぶことができます。
実際には私はAmazonのレビューで星が4つ以上のものを選んで娘たちに買い与えました。
あなたのお子さんが読むその1冊の善し悪しによって、本がすごく好きになるかもしれないし、逆に本から遠ざかるかもしれません。
そう考えると、できるだけ良書を子供に与えたいですよね?
私はそういう想いで、子供の本選びを真剣にやってきました。
ときには子供と一緒に本屋にいき、子供にどれがいい?と選ばせて買うのもいいでしょう。
ただし、その選び方だと良書を選ぶかは運次第になります。
また本を書店にいくまでの時間、選ぶ労力も大変です、そうはいっても。
親が良書を選んで買い与えましょう。
今はAmazonという便利なツールがあるので、有効活用してください。
子供には、本を選ぶことに時間と労力を使わせるのではなく、良書を読むことに集中させてあげたいですね。
その⑥:マンガは学習系のみ

「マンガって子供にとっていいの?やはりだめ?」という質問に対しては「学習系のマンガならOK」が私の回答です。
もちろん幼少期の絵本は別ですが小学生になっていわゆるマンガはできるだけ避けた方がいいです。
そういうマンガを読むことに慣れてしまうと、活字を読むのがおっくうになっていくからです。
マンガは楽しいです。作者の能力は尊敬に値します。そこは認めてるんですが、子供のうちからマンガ主体にならないように親が環境作りしてあげるべきです。
これは本嫌いでマンガしか読まなかった私の子供時代の反省からくる思いです。
最後に積極的に読ませてあげたい学習マンガを紹介します。
- 日本の歴史1-18(集英社)
- 世界の歴史1-16(集英社)
- 日本/世界の伝記(集英社)
ちなみに我が家は歴史は全巻、伝記は7割そろえてます。
その⑦:本を読めと言わない

本好きな子供に育ってほしいからといって、「本を読みなさい」と言ったり、本の大切さを説いてみたりしても、逆効果です。
本にあまり興味がない子がそんなことを言われたらますます本を読みたくなくなるものです。
実際、私の子供のころがそうだったのでよくわかります。
だから私は娘に対して本を読みなさいとは1度も言ったことはありません。
さいわいにも娘たちは本をすごい読みます。
でもそれは幼少期から本が好きになるように親が行動して導いたからです。
本を読めと口で言うのではなく、自分から進んで読むようにあなたが行動して導いてあげましょう。
その⑧:親がテレビを見ない

上記で述べた内容を実践したら、最後は普段の親のふるまいが大切になります。
いくら子供が本好きになっても(なりかけても)、毎日親がテレビばっかりみてたら子供はどう感じるでしょうか?
テレビはやはり娯楽ものなので刺激があります。見出すと夢中になる可能性が高いです。
親がテレビをずっとみてて楽しそうにしてたら、子供も当然テレビを見る時間がふえていきます。
それに伴い本を読む時間がどんどん減っていきますよね。
本を読む楽しさよりテレビを観る楽しさが上まわってしまいます。
先ほどマンガは作品としての価値は認めていると言いましたが、テレビに関しては基本「見る価値は無い」と思ってます。
このテレビの害についても私の子供時代の反省からくるものです。
私の子供時代、家ではしょっちゅうテレビかついていて、私も自然とテレビっ子になってました。
もちろんそれが全てではないですが、それだけ家の環境の影響は大きいということです。
親がテレビばっりみておきながら、子供はテレビは観ずに本を沢山読むことを期待するなんて、あまりに都合良すぎでよね?
最高なのは親はテレビを観ずに本を楽しそうに読む姿を見せることです。
そうすれば子供は親の姿に影響されます。
それができないとしても、せいぜい親がテレビを見る時間は極力少なくしましょう。
本好きな子供に育てるには家庭の環境作りが大切です。
そのためには親であるあなたのふるまいも大切な要因です。
読み聞かせて、良質な本をたくさん与えて、本を読む空間(雰囲気)を作る。
ここまでやれば、きっとあなたのお子さんは本好きな子に育ってくれるはずです。
まとめ:子供を本好きに育てる8つのコツを年間200冊読む娘のパパが解説

本好きな子に育つと、いろんな面でプラスの効果があります。
お子さんが本好きになるかどうかは親のアシスト(環境作り)が大切です。
もしお子さんを本好きに育てたいなら、本記事の内容をぜひ実践してみてください。
では最後に本記事のおさらいです。
子供を本好きに育てる8つのコツ
- その①:幼少期に読み聞かせる
- その②:色んな本にふれさせる
- その③:成長に合った本を選ぶ
- その④:借りずに中古本を買う
- その⑤:Amazonで選んで買う
- その⑥:マンガは学習系のみ
- その⑦:本を読めと言わない
- その⑧:親がテレビを見ない
今回は以上です。
最後までありがとうございました。
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